日々雑感
《風見鳥 渡》 どうも風見鳥です。 今週から関西では梅雨入りして傘が手放せない日が続きました。 電車+自転車通勤のぼくはこの時期は憂鬱だったりします。 持っているカッパは上着とズボンが分かれているタイプで、着込むのがめんどくさいです。あと手荷物を持っているので、ゴミ袋に包んで濡れないようにするのも手間だったりします。 うーむ、自転車用のカッパ買おうかしらん? さておき、最近こんな動画見ました。 【重音テトSV】鳥の詩【Synthesizer V AI Cover】 15年ほど前にエイプリルフールネタで作られた重音テトがここまで進化したのかとビックリした次第です。 カバー曲は鍵っ子のぼくには馴染み深い『鳥の詩』で、初期の重音テトの課題曲の一つでした。 ちなみにその動画が今も残っており聞き比べると進化の度合いがよくわかります。 無料で提供され、これまで進化を続けていた重音テトの歌声である歌声合成ツール「UTAU」。 これをベースに企業が開発を行いAI技術が搭載され、人の声にかなり近づいた感じになりました。 息遣いやビブラートが美しく表現されていて技術革新を感じさせます。 もちろん完全に人になり切れているかといえばそうではありませんが、この違和感が一種の味わいにもぼくは感じます。 いやはやAI技術はどこまで進化を続けるのですかねぇ。 |
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《森 光年》
こちら大阪は早くも梅雨入り。バラの季節が終わり、雨とアジサイが取って代わると思うと憂鬱ですね…。 週末のバラ園は春の名残を写真に収めようとする人とバラを背景に映えたい人が咲き残ったわずかな花に殺到してさながら戦場です。 ![]() こちらはまだ美しく咲いていた中之島バラ園の『ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ』。 1999年アメリカ作出、ということは哀悼の想いを込めた命名でしょうか。 同じ99年にイギリスでは『プリンセス オブ ウェールズ(英皇太子妃)』という名のバラも作出されています。 ![]() こちらは楚々たる白薔薇。 華やかなアメリカのプリンセス・オブ・ウェールズはまさにダイアナ元妃という感じですが、イギリスの方も彼女の芯の強さをイメージさせどちらも頷けるものがあります。 そんなわけで森光年なんですが、早いもので5月も終わりですねぇ。 あっという間に感じる一方、今月初めのチャールズ国王の戴冠式からまだ一ヶ月も経ってないと考えると時の流れが速いやら遅いやら。 そういえば戴冠式とその直前のお茶の様子をアップし忘れておりましたのでこの機会に振り返りを。 ![]() こちらは前日。 大阪梅田の阪神百貨店の『リントンズ』でテイクアウトしたミルクティーとお菓子を中之島公園のバラ園でいただきました。 リントンズはイングランド北部を中心に宅配専業で営業してきた無店舗の老舗紅茶メーカーです。 その味に惚れ込んだ日本法人の代表が熱心に売り込んだ結果、大手百貨店の催事の常連となり日本の紅茶ファンから熱烈な支持を受けるにいたりました。 ちなみに先ほども述べたようにリントンズは本来無店舗なので阪神の店舗は世界初にして世界唯一なんですよね。 店先にこじんまりとしたティースタンドが設けられているため、茶葉やお菓子を買うだけでなくその場で、あるいはテイクアウトして歩きながらお茶を楽しめるのが特徴です。 ![]() そんな阪神のリントンズが戴冠式を記念して限定販売していたのがこちらのティーケーキ。 スコットランドでポピュラーなお菓子です。 阪神百貨店から中之島公園まで徒歩で20分ほど移動する間にちょっと割れてしまったのはご愛敬。 ![]() ビスケットの土台と周囲を覆うごく薄いチョコレート、そして中身はフワフワのイタリアンメレンゲ! 口の中でシュワッと溶ける感覚が快いです。 いわゆる粉っぽい英国菓子とは趣が異なるものの、ティーケーキの名前のとおりミルクティーと相性抜群なのはさすがですね。 数量限定なので一つしか買えませんでしたが、二つ三つと口に放り込みながらお茶したら最高だろうなと思いました。 ![]() そしてこちらは戴冠式当日。 イギリスのお茶といえばなんといってもクリームティー(スコーン+ジャム+クロテッドクリーム)! なので谷町九丁目の『ティールーム グランドツアー』(→インスタグラム)でスコーンを購入してきました。 クロテッドクリームは梅田の阪神百貨店の『ロダス』で入手。 昔と比べて日本でもかなり知名度が上がったクロテッドクリームですがまだまだ英国製のものは入手困難。 そんな中でシェアナンバー1メーカーであるコーンウォールのロダスが1店舗だけとはいえ出店してくれているのはありがたいかぎりです。 コーンウォールのクリームなので(コーンウォールのクリームでなくとも!)ジャムを先に塗るコーンウォール式でいただきます! リントンズといいロダスといい大阪の英国お茶事情も随分よくなったものです。 |
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《大浜サキ》
今回はノルウェーのトラックメイカー、カイゴ(Kygo)より一曲。 2016年のアルバム『Cloud Nine』より、『Here for You』の公式MVです。 Kygo - Here for You ft. Ella Henderson (Official Video) Kygoの公式チャンネル |
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《風見鳥 渡》
どうも、仕事が忙しく楽になる見通しがまったく立っていない風見鳥です。 どうにも疲労が蓄積しているようで、この間友人とオンラインでモンハンやってましたが3D酔いを起こしてしまいました、とほほ。 いやぁ、ぼくは3D酔いし易い体質なのですがモンハンで酔ったのは初めてでしたわ、疲れてるわほんと。 さておきいつものなろう小説紹介です。 滅亡国家のやり直し!今日から始める軍師生活 ルデク王国、それは40年前に滅びた国。 そこで文官として勤めていたロアは多くの友人を失い、失意の中で放浪の旅を続けた。 毎日のように見る夢は滅びた祖国の夢ばかり。 これが生き残ったが故の罰なんだとロアは思う。 そして、いつもの夢を見て目を覚ました時、彼は祖国が滅びる前の40年前へと戻っていた。 かくして、ただの文官だった彼は40年後の知識と技術を駆使し、滅びゆく運命のルデク王国を救うため動き始めるのだった。 やり直し系のなろう小説です。 この系統で戦記物は意外と少ないので楽しめました。 なろうにありがちな、地球で発売されたゲームあるいは小説の舞台だった、などの設定は無くハイファンタジーとして描かれています。 まあ文脈はまごうことなくなろう小説なのですがw 面白かったのでよければ読んでみてくださいな。 |
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《森 光年》
最近いろいろあったので(主にチャールズ国王の戴冠式)言及できずにいましたがバラのシーズンですね。 大阪は中之島公園のバラ園は今年も色とりどりのバラで彩られ大賑わいでした。 ![]() こちらは先週末の様子。 シーズンも終わりが近づきバラ園はやや放置気味に感じましたがこれはこれで爛熟した美しさがあります。 とはいえ近代のバラは19世紀に中国産のバラから四季咲きの性質が導入されているので本当は季節を問わず開花するんですけどね。 各地のバラ園では来客の多いGWに咲き具合のピークを持ってくるよう調節していたりします。 ![]() こちらがヨーロッパのバラに四季咲きの性質をもたらした中国のバラのひとつ「ヒュームズ ブラッシュ ティー センテッド チャイナ」です。 「T」とあるのはティーというバラの系統名でお茶に似た香りがすることから名づけられています。 このティー系統からハイブリッドティーという系統が生まれ、これが近代のバラの中心的な系統になっています。 ![]() そのハイブリッドティー系統の元祖がこの「ラ フランス」。1867年にフランスで作出されました。 ハイブリッドティー系統は1945年に発表された「ピース」でその頂点を迎え、1980年代ごろには「ベタすぎてダサい」と言われる羽目に。 代わりにハイブリッドティー系統以前のオールドローズっぽい見た目のバラを生み出すのが流行ったりといろいろありましたが、この「ラ フランス」からすべてが始まったと思うと感慨深いですね。 そんなわけで森光年なんですが、悪天候が多かった今春のバラシーズン。 先週末はひさしぶりの晴れ! ということで毎度のことながらピクニックに行ってまいりました。 ![]() ![]() 昼過ぎまで空は分厚い雲に覆われ、晴れの予報は大外れか…と思われましたが中之島公園に到着した途端ごらんのとおり! ひさしぶりに快いピクニックを楽しめました。 セイボリーとお菓子は谷町九丁目の『ティールーム グランドツアー』(→インスタグラム)で調達しております。 ![]() 鹿肉とポークのパイ。ジビエにベリーは定番の組み合わせですがこちらはなんとプルーンです。 しかもポークとのコンビネーションとなると想像がつきませんでしたが口に入れてこれしかないと納得。 レバーを思わせる鹿肉のコクがあっさりしたポークとよく合います。 これがチキンだと逆にあっさりしすぎて鹿に負けそうですのでここはやっぱり豚なんでしょうね。 肉と肉との相乗効果をプルーンの独特の味わいが巧妙にまとめ上げる緻密な構成です。 ![]() お菓子はこちらのメイズ・オブ・オナ―。 イギリスの伝統的なチーズタルトでキュー王立植物園近くのティールームが元祖を主張しています。 グランドツアーのそれはタルトやパイ生地という枠を超えてフランスのヴィエノワズリーを思わせる繊細さ! チーズ部分の味わいは深く、キャラメリゼされた表面にはジャムが使われているのでしょうかほのかに甘い酸味が。 こちらのティールームでメイズ・オブ・オナ―と出会ったのは初めてですがこれは絶品です。 ちなみにこのメイズ・オブ・オナ―、英国王ヘンリー8世の妃アン・ブーリンゆかりの菓子とされていまして(諸説あり)。 じつはこの日はアン・ブーリンが夫である国王の命令によりロンドン塔で処刑された日の翌日だったんですよね…。 アン・ブーリンの魂は今もロンドン塔をさまよっているとされ、幽霊大国イギリスでも屈指の有名幽霊の一人になっています。 ![]() そんな日のピクニックのあと、中之島バラ園の片隅にひっそりと一輪だけ花をつけているこのバラの存在に気づいて因縁を感じました。 ![]() このバラ園にはもう何年も足しげく通っていますが、こんな名前のバラが植わってたんですねぇ…合掌。 |
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《大浜サキ》
前回に引き続き、今回も米国のキャノンズから一曲。 2019年のアルバム『Shadows』より、表題曲の公式音源です。 Cannons - Shadows (Official Audio) Cannonsの公式チャンネル |
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日々雑感
《風見鳥 渡》 どうも風見鳥です。 いや急激に暑くなりすぎです、みなさん熱中症に気をつけましょうね。 ぼくの仕事場である工場は空調を暖房から冷房へと切り替えるのに業者に頼まないといけません。 で、このタイミングでは切り替えはまだで送風がせいぜいだったりします。 はー、マメに水分取るか。 さておき、最近こんなゲーム遊んでいます。 ファイナルファンタジー ピクセルリマスター 最近話題のゼルダではありませんw いえ、ゼルダも欲しいですし来月には買いますが、まず欲しかったのが、このFFⅠ~Ⅵをリマスターしたゲームだったので(汗 このゲームは二年ほど前からSteamとスマホ版が出ていてコンシューマーでは未発売だった代物です。 きっと出るだろうと待ち続けてやっと登場したという次第です。 いやー、待ったかいがありましたわ。 一応ぼくは過去にⅡやⅢなどのリメイク版を遊んだりしましたが、なんだかコレジャナイ感がぬぐいようが無く、けっして出来が悪かったわけでも面白くなかったわけでもないけど、モヤっとしたものが残っていました。 が、これらピクセルリマスターは当時の雰囲気を残しつつ演出やグラフィック、音楽、ゲームバランスや操作性を一新したもので、古くて新しい一品に仕上がっています。 そしてリメイク版にあった蛇足追加要素とか綺麗さっぱりオミットしている所がなかなか清いですw 今回発売されたリマスターの新しく追加された部分は、過去順次発売された影響でバラバラだったⅠ~ⅥまでのUIの統一。 それから得られる経験値やお金などの0倍(!)から4倍までの調整や自由に敵エンカウントのON/OFFを設定できたりします。 これでかなり遊びやすくなっており、難易度の高いシリーズも遊びやすくなっています。 今のところぼくはⅢを攻略してⅤを遊んでいます。両作品は以降のFF作品に大きな影響を与えた『ジョブ』システムを搭載しているゲームです。 実質、Ⅲの続編がⅤみたいなものなので続けて遊んでいる感じです。 まあ厳密に言うとジョブシステムの正統進化順はⅠ→Ⅲ→Ⅴなのですが、Ⅰはリメイク版を去年あたり遊んだので飛ばしましたw そんなわけで、FFの黎明期たるシリーズに興味はあったが遊んだことのない人、あるいは遊んでいて久しぶりに手に取ってみたい人におすすめです。 よかったら遊んでみてください。 |
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《森 光年》
皆さま先日行われたチャールズ英国王の戴冠式はご覧になられましたでしょうか? 日本の地上波でも中継されたようですが「フルで見たかったのに池〇彰の解説が邪魔!」と憤ってる人も多く見かけたのであらためて公式ライブ配信のアーカイブを。 式の前後のパレードやバッキンガム宮殿に戻ったロイヤルファミリーが詰めかけた市民にバルコニーから手を振る様子はこちらのアーカイブでご覧になれます。 エリザベス2世女王のときより簡略化されていて70年の時の変化を感じましたが、それでも荘厳で素晴らしい戴冠式でしたね。 見どころを紹介していてはきりがないので一つだけ言及させていただきたいと思います。 こちら君主に聖油を塗る儀式の瞬間です。 戴冠式でもっとも神聖な行程であることからこの日のために特別に作られた衝立で隠されています。 そしてこのとき演奏されるのがヘンデルが英国王ジョージ2世のために作曲した戴冠式アンセム『司祭ザドク』。 英国王の戴冠の象徴ともいえるこれをずっと聴きたかったんです! アンセムは新しい君主の戴冠のたびにその時々の作曲家の手で付け加えられてきました。 そして今回、チャールズ国王の戴冠にあたって加えられたのがこちら。 最新の戴冠式アンセム『Make A Joyful Noise』です。 作者はなんとミュージカル版『オペラ座の怪人』等で知られるアンドリュー・ロイド・ウェバー! いかにも彼らしい曲で戴冠式で流れたときすぐそれとわかりました。 300年歌い継がれる『司祭ザドク』のようにこの曲も戴冠式のたびに歌われていくことになるのでしょうか。 近年ますます強まる英王室への風当たりを考えると先のことは何とも言えませんが…ともあれめでたい! そんなわけで森光年なんですが、先日ご近所のコーヒースタンド『あひる珈琲』(→Twitter)が周年を迎えたのでお邪魔してまいりました。 ![]() 下町の裏路地の狭小物件に店舗を構えて早4年。 美味しいコーヒーとお菓子と店主さんたちの暖かな人柄で地元の人に愛され、近隣に姉妹店を構えるまでに躍進されたお店です。 ![]() 周年記念ブレンドと記念復刻のコーヒープリンをいただきました。 ブレンドは甘みがあり華やか。こちらのお店が目指す味覚の方向性に沿った魅惑的な一杯です。 焙煎は兵庫県の『ゆげ焙煎所』にお願いしているとのことで、意を通じ合ったパートナーシップが確立しているのを感じました。 コーヒープリンはさすがコーヒー屋さんという深みのある味わいで、上層の生クリームがまたくどすぎず優しい。 序盤はクリームの美味しさ、後半はこコーヒーの濃密さを堪能できて最高でした。 ![]() 記念に持参したバラをさっそく飾ってくださいました。 私がお茶している間もお客さんが引きも切らず、愛されぶりが伺えます。 ![]() こちらはさらに先日、姉妹店『あひる菓子店』(→Twitter)でいただいたヴィクトリアスポンジです。 代表的イギリス菓子ながらピスタチオのバタークリームとラズベリーのジャムでフランス風味に仕上げてあって面白い。 ![]() ![]() 江戸後期の古民家に英国のウィンザーチェアが不思議に調和しています。 雨の裏庭を眺めながらのお茶。 天候不順が続いてピクニックもままならぬ日々ですがこれもまた悪くないですね。 |
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《大浜サキ》
前回に引き続き、今回も米国のキャノンズから一曲。 2022年のアルバム『Fever Dream』より、『Goodbye』の公式音源です。 Cannons - Goodbye (Official Audio) Cannonsの公式チャンネル |
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日々雑感
《風見鳥 渡》 どうも風見鳥です。 時間が無いので簡単に。 最近読んだなろう小説です。 愛さないといわれましても~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる 14歳の少女アビゲイルは伯爵令嬢、ではあったが毎日の食べ物もありつくのが難しいほど虐げられていた。 それは栄養失調で嫁ぎ先のドリューウェット家で倒れてしまうほど。 だがしかし、食べ物が乏しいのは自分が魔王の頃からだったので、まったく気にしない彼女。 どころか自分が人間より強い魔王なので、周りの人間がどうこうしようとまったく気にしなかった。 とても有能である彼女、だがしかし魔物の世界で生きた魔王であったために極端な世間知らずで、まるで子供のようだった。 夫であるジェラルドはそんな彼女の様子に頭を抱えてしまうのであった。 飯テロ注意報! な物語ですw 読んでいるとなんだかお腹がすいてきます。 無垢といっていい彼女アビゲイルは、どこか『アルジャーノンに花束を』の主人公を彷彿とさせます。 面白かったので良ければ読んでみてくださいな。 |
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