《森 光年》
唐突ですがみなさま、『堂島ロール』なるものをご存知でしょうか? 大阪の『モンシュシュ』という洋菓子店が作っているロールケーキなんですが、中心部のクリームの量が多すぎて、ロールケーキなのにスポンジが一周しか出来ない(渦巻状にならない)という、ふだん甘いものを食べ慣れない私のような人間からするとかなり衝撃的なルックスのお菓子であります(→こんな感じ)。 この堂島ロール、影の大阪名物といっていいくらい有名&大人気で、なかなか手に入る代物ではなく、私も周囲の人間も誰も食べたことがありません(こう書くと実在すらあやしい伝説の食べ物のようですね)。 で、その人気にあやかろうと類似品も幾つか出現しているわけですが、そんな堂島ロール風ロールケーキを販売している店のひとつが堀江のおしゃれ街にあると、しかも持ち帰りだけでなく店内でお茶しながら一切れだけで食べることもできると聞きつけ、われわれ妥協倶楽部一同、連れ立って出かけてまいりました。 そんなわけで、そのレポートをわたくし森光年がお送りするわけなんですが、なんでまた男四人でロールケーキなのかといえば、ようするに夏コミの打ち上げでして。せっかくだから何か、ふだん食べないようなものを食べたほうがイベントっぽくていいよな、しかも堀江のおしゃれ街のおしゃれ店なんてそうそう行く機会がないし物珍しくて最高じゃないか、という按配で、一種の度胸試しだったのかもしれません。 そんなこんなで行ってきたのが『8b DOLCE』というお店。おしゃれ街の裏通りにひっそりとたたずむ店舗の一階ではロールケーキの製造・販売(テイクアウト)がおこなわれ、二階と三階で喫茶できるようになっておりました。 内装は華美ではないもののシンプルにしておしゃれ(ちょっとミッドセンチュリー風?)、客層は当然のことながらカップルと女性客ばかりという店内でしたが、われわれはひるむことなく勇気を絞りロールケーキ(一切れにアイスが添えられたもの)と紅茶を注文。ちなみにあわせて1200円ほど。こういう機会でもなければ甘いものに対してなかなか1000円超の金額は出せません、男性としては。 ちなみにこの店では、伝票の代わりに番号を割り振られたプレイモービル(ドイツ生まれのレゴブロックみたいなやつ…という説明はプレモ好きの私としてはしたくないのですが、他の表現が難しい。とにかくこういうやつです)が使われています。こじゃれた演出であります。で、われわれのテーブルに置かれたのが『4』という不吉な番号をふられた狼のプレイモービル(→こんなん)。 やんわりとした精神攻撃です。帰れという無言のメッセージでしょうか(考えすぎです)。他のテーブルには笑顔の人間のプレイモービルが置かれているのに…… さておき、ほどなく紅茶とロールケーキが到着。結論から言うと、私が注文したロイヤルミルクティーも含めたいへん美味しかったです。もし機会があればまた食べに行きたい。 私はどちらかといえばコーヒー党で、紅茶や甘いものには普段あまり縁のない人間ですから、新鮮さが加味されてより美味しく感じたというのもあるかもしれませんが、とにかく満足でした。 「甘さが控えめ」「スポンジが伊達巻っぽい」という下馬評を事前に聞いていたんですが、まったくそのとおりで。むしろ、私にとってはそれらがプラス要素でした。スポンジに関しては、卵の風味が残っていてしっとりしているので伊達巻っぽく感じるのだと思います。 甘さのほうは確かに控えめでしたが、甘いものをあまり食べない私のような人間には充分(ないしは十二分)ではないかと。一切れの厚さもけっこうありましたし。 ただ、お菓子好きの妥協倶楽部メンバーの一人は、この甘さならまるまる一本は食えると勇ましい発言をしておりました。節分の行事か。 そんなわけで、みなさまも機会があれば是非。 |
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《大浜サキ》
最近忙しくて映画サイトを巡回してなかったのですが、 いつの間にやらターミネーター4の予告編がお披露目されていました。 公開は来年のGWを目指しているようです。 って、今まで音沙汰なかったわりに早っ! ターミネーター4 オフィシャルサイト 映像としてはごく短いプレビュー程度ですが、舞台は3の “審判の日”の後の近未来になっているようですね。 いつも出てくる全面戦争のシーンと現代の間くらいかな? あと、人工的な色の撮影だった2に比べて3が現実的な映像になった 流れを受けてか、今回はより硬質の映像になってる感じがします。 これで監督がチャーリーズエンジェルのマックGというのが不思議ですが。 印象的なのはラストに一瞬だけ出てくるロボット。 3に登場したT-1にシルエットが似てるので後継機かも。 ちなみに、私は十代の頃にキャメロン監督の2を見て熱を上げていた世代で、 このシリーズは心の柱と言ってもいいくらい思い入れがあります。 いろいろ言われてる3は2を超えたとは口が裂けても言えないけど、 普通のSF映画として考えれば充分ありでした。 ストーリーにケレン味もあって良かった。 それに、重量級のアクションが得意なジョナサン・モストゥ監督の新作として 見れば、彼の持ち味が良く発揮された1本だったと思います。 まあ、T-1000に比べて退化したようにしか見えないT-Xはあまり怖くなかったけど。 で、予告を見たついでにキャストなどを調べてみました。 残念ながらと言うかやっぱりと言うか、シュワちゃんは今回は出てこないそうです。 3を見ててだいぶ老け込んでたのが見てとれたので(老いるアンドロイドって何っ) 仕方ないこととはいえ、シリーズの顔がいなくなるのは寂しいですね。 そして今回のジョン・コナー役には、クリスチャン・ベール。 ・・・って、え? 新しいバットマンシリーズの・・・・・・? ジョン・コナーも美少年だったりサル顔だったり、はたまた キツネ顔になったりと忙しいな。(汗) なんでも、今後ワーナーではバットマンシリーズに力を入れていくため、 撮影スケジュールを合わせられるように、ジョン・コナーは映画の中心から 引いた存在になるんだそうな。 てことは、主人公は誰になっていくんだろう?? ちなみに、シュワことT-800のプロトタイプ型ターミネーターを演じる ローランド・キッキンガーさんはこんな人。 立派な肉体が1の冒頭のシュワルツェネッガーを彷彿とさせます。 ところで、私はこのシリーズの面白さのひとつは未来と現代との闘争に あると思っていたので、舞台が未来に移ってしまったら 現実味が薄れてしまわないかと不安だったんですよね。 だもんで、3の後の話には興味無かったのだけども、予告を観たら なんだかんだでワクワクしてきました。 でも、ターミネーターも監督どころか役者も時代も刷新しちゃって、 これはもう全く別の映画になってしまいそう。 音楽だけでも1・2のブラッド・フィーデルが戻ってこないかなあ。 しかし、今の時点で脚本に5人も名を連ねているのが一番気になる。 どんだけ書き直してるんでしょう・・・。 |
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夏コミに参加された方お疲れ様でした。盆明けした大阪が急に涼しくなってギョッとしている風見鳥です。
コミケ期間中は厳しい暑さ見舞われ、特に僕が参加した日の西館は水分不足で倒れる人が続出したそうです。西館の自販機の飲み物は全滅したとか。大抵の人はまず東館から入って最終的に西館に流れてくるという形のせいか、西館の飲み物が早々に無くなってしまったようです。かく言うぼくも夏コミ初心者だった頃、500mlのペットボトル一本で挑んだのはいいがすぐに切らしてしまって死にそうになった思い出があります。あれはヤバかった・・・。 さて、今回の妥協倶楽部ですが、おかげさまで1時を過ぎたころには持ち込んだ分の体験版は全て配布することが出来ました。どうもありがとうございました。中には差し入れをくださった方や、以前の体験版を何枚もお持ちの方もいて、はやく完成させないといけないと心を新たにしました。 製品版完成に向けて邁進していきますので、どうぞもうしばらくお待ちください。 今回のコミケでは、ぼくはずっとブースに座りっぱなしでしたが、コスプレイヤーの方をちらほら見かけました。コスプレ会場が前回と違う場所に移ったためにいつもより少なめでしたが、東方のコスプレが目立ちました。もちろん東方関連と同じ日になったせいてでしょうけれども、スタッフの腕章が巻いてある東方コスの人も見かけました。人気ありますねぇ。あとスパッテンコーは男がコスしてても違和感なかったですw そうそう、お隣のサークルさんから興味深いお話が聞けました。ちなみにここ。ここが作ったゲームのOPは、よくある静止画を組み合わせたものと違って、アニメーションするんですよね。で、そこらへんについて聞いてみると、なんでもフリーのアニメーターのメアドに絨毯爆撃して、調度手が空いていた人にいい返事をもらえたとか。歌などもプロに頼んだそえですが、これだけ作ってかかった費用はサラリーマンをやっていれば払えない額ではなかったそうです。いいですねぇ、アニメーションはともかくうちのゲームにもOPが欲しいところです。 あと、手荷物検査の件が話題になりましたが、結局は抜き打ち検査という形で行われたそうです(ちなみにうちは調べられませんでした)。そりゃそうでしょうねぇ、何十万人と訪れる人間に対してすべてチェックできるはずがない。次のコミケもやるとすればそんな感じでしょうね、警察が全面協力でもしないかぎり。 こんなところでしょうか。少し前にニュースにもなった問題のエレベーターは今回使用不可になりましたし、人ごみで問題になることはありませんでした。さすが海千山千のコミケスタッフですねぇ。 大きな事故もなく、無事コミケは終了しました。 さて、次回のコミケに向かってがんばりますので、応援のほど、よろしくお願いします。 |
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《森 光年》
陸上やなんかのマッシブな体型の女子選手が、真剣な表情で競技に臨んでいるにも関わらず自分の名前がコールされた途端、一転して笑顔で投げキッスなどしたりする姿に萌えてしまいます。森光年です。 そんなわけで、コミケも終って一息ついたところで予告どおり今回はカールおじさんことデザイナーのカール・ラガーフェルドさんのコレクションの動画について書きたいと思います。 以前にもちょっと言及したような気がしますが、カールおじさんはフェンディやシャネルのデザイナーもつとめるファッション界の重鎮です。 なおかつ音楽好きでも有名で、自身の選曲によるCDアルバムをリリースしていたり、はたまたGTAⅣのゲーム内ラジオでDJをしていたりと、重鎮のわりにフットワークのかるいナイスガイです。 ちなみに、こんな感じのルックスの素敵なおじさまです(画像はシャネルは永遠の憧れさんより転載)。なんでも、エディ・スリマンがデザインしたディオール・オムの服を着たい一心で40キロ以上の減量を成功させたんだとか。 エディ・スリマンのディオール・オムといえばきわめて細く、そして黒いというのが特色で、日本の若者に大いに受け入れられているわけですが、70歳を越える御大がそれを着ようというんですから、なんというフレッシュな精神の持ち主でしょう。やはり大物は違う。 さて、そんなカールおじさんの個人ブランドの2008年春夏のレディースのコレクションの動画を見つけて、その素敵さに酔いしれながら(とくにフェミニンなひらひらのドレスの、女の子っぽくなりすぎる寸前で止めてあるような着崩し感が可愛い!)眺めていたわけなんですが。 Karl Lagerfeld Spring Summer 2008 Full Show それにしても冒頭と最後に使われているこの音楽、どこかで聴いたことあるなあと思ったんですよね。 |
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《大浜サキ》
改めて、夏コミお疲れさまでした。 私は大阪で留守番だったんですが、 GIGAZINEの動画ページを見ながらコミケ会場の様子に 戦々恐々としておりました(笑)。 しかしまあ、初日に限って最高気温をマークするなんて なんて間が悪いんだろう。 会場に足を運んだ方、本当にお疲れさまでした。 さてさて、これで夏も終わったと思いつつ、 そう気を抜いてもいられないのが次のコミケの申し込みです。 私の担当は毎度ながらサークルカットなので、 現在進行形でちくちくと作業を進めています。 さて、完成までもうひと踏ん張りだー。 |
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《妥協倶楽部》
おかげさまで、今夏のコミケも無事に乗り切ることが出来ました。 猛暑の中、当サークルのブースにお越しいただいた皆様、そして当日お世話になった皆様、まことにありがとうございます。そしてお疲れさまでした。 体験版の感想等いただけますとスタッフ一同大喜びいたしますので、どうぞよろしくお願いします。 それにしても、今年の夏コミは一段と人が増えたよう気がします。ますます盛況になっていきますね。詳細なレポートは、風見鳥の番の日記のときにでも。 簡単な挨拶ではありますが、これにて。 |
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《妥協倶楽部》
告知が遅くなりまして申し訳ございません。 今回の夏コミでは、メインヒロイン(黒衣の少女)のシナリオを最後まで収録した『墜落天使』の体験版を領布する予定です。しかも、製品版を割引でお求めいただけるチケット付きで。 16日は妥協倶楽部のブースにてお待ち申し上げております。 ![]() なお、コミケ当日まではこの告知がトップに来るように設定しておきますが、ブログの更新のほうは続けていきますので、よろしくお願いします。 (追記 8/9) コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ 参加者の手荷物検査が実施されるそうです。 |
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《風見鳥渡》
と、いうわけで今日夜行バスに乗って行ってまいります。今回は一人で行く事になるので、少々不安もあったしますが、まあなんとかなるかな。 つたない所もあるかと思いますが、当方のブースにいらっしゃる方、どうぞよろしくお願いします。 それはさておき、前に少し書いたと思いますが遠出をする時ぼくは毎回ラノベを旅のお供に持ち出しているわけですが、今回は持って行こうと思ったラノベが手に入らなかったので別のものを持っていくことにしました。 ちなみに、欲しかったラノベはこれ。 どこかで聞いたことがあるような話ですが、実際のオタク、というか腐女子に即しているのかどうか気になるところ。いや、記事を見る限りでは、男のオタクが思っていることを美少女に言わせてるだけにみえるけどね・・・。そのへん気になるところだったり。 んで、かわりに持っていこうかと考えているのがこれ。この筆者の小川一水って人、ぼくが愛読しているラノベ「まずは一報ポプラパレスより」の筆者、河出智紀の改名後の名前で、現在はかの名義でいろんな所で活躍しています。 このことはだいぶ前から知っていたのですが、なかなかめぐり合わせが悪く、かの本を手に入れ損なっていたのですが、今回はめでたく手に入れられそうです(というのも、まだ本屋に取り置きしてもらっている状態でまだ手にしてない)。 そうそう、この「まずは一報ポプラパレスより」は面白いですよ。二十世紀中盤あたりをモチーフにした架空の世界の小国を舞台にしたもので、わずか十六、七歳で小国ウルムスターの王女を勤めるグリーナと、その小国に攻め込もうと画策する大国イウォーンのスパイで本作の主人公であるデューイ=トランスが、ウルムスター、特に王女グリーナに対して肩入れしはじめる自分と祖国との間の狭間で心を揺らしながら、ウルムスターで巻き起こる事件陰謀を解決していくという話。 雰囲気としては昔のジブリ作品のような感じがします。好感を持てる登場人物達が多く出てくるせいでしょうか。ジブリがアニメ化したらいいなぁと半ば本気で思っていた時もあったり。 でも、著作者はあと一巻とWEB上で掲載された一エピソードを残してこの出版社からいなくなってしまうんですよね・・・。うーん、ぜひ続きが読みたい(追記・そういえば小川一水名義で再びここで書いてたんだった。でも無理だろうなぁ)。あ、ちなみに続き物ではなく、一巻ずつちゃんと話が完結するので、買っても問題ないですよ? あと書店ではもう置いてないと思うので通販でw |
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《森 光年》
昨今はあれですね、ベストというかチョッキというか、そんな感じの服が男女ともに大流行のようで(とくに女性が着てるきわめて丈の短いベストが面白い)。なんでも、ジレ(→参照)と呼ぶんだそうですね。 ……ってことは、なんですか? われわれオタク者が愛してやまないタクティカルベストみたいなポケットのいっぱいついたあれもやはりジレなんでしょうか? さっそうとストリートで着こなしてもよいのでしょうか、オタクジレを。っていうか着こなしましょう、是非みんなで! というわけで森光年なんですが、あいかわらずコミケ間際で超切羽詰っています。なので今回はあまり推敲もせず思いついたことを書き散らす所存です。 で、急に話は変わるわけですが先日、東心斎橋の某古着屋さんで店員の人が常連らしきお客さんに「やっぱり時計は時計屋さんのを買ったほうがいいよ!」と力説していたのが妙に味わい深かったのでここにメモしておきます。 なんか説得力ありますね。餅は餅屋ということなのか。私も今度時計を買う機会があったら古着屋の店員さんの教えを守ってセイコーのを買おうと思います。 それと、カール・ラガーフェルドのファッションショーの動画が素敵だったので眺めていたら、そのショーで使用されていた音楽について面白い事柄に気づいたので、そのへんについて書こうかとも思ったのですが、現在われらがブログは夏コミの告知がトップに来る仕様になっているので、せっかく長い記事を書いてもみなさんが見逃してしまうかもと考え直し、カールおじさんの件についてはまた次回以降にまわすことにしました。すいません。 というわけで、このあいだアメリカ村の某店で昼食を食べつつテキーラのコーラ割りを飲んでいたときに有線で流れてきたレディオヘッドの『Nude』の動画を貼り付けて、今回の散漫な雑記を終えさせていただきたく存じます。酷暑の昼下がりにはぴったりの曲ですね。 これ、レディオヘッドが自分らで撮って自分らでYouTubeに公開している50分以上もある動画(→興味のある方はどうぞ)の一部なんですが、レディオヘッドのメンバーがやる気のない私服姿だったりトム・ヨークがひげもじゃだったりしていて大変です。 Radiohead - Nude (Scotch Mist Version) |
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《大浜サキ》
当日に向けちくちくと作業中の大浜です。 コミケの手荷物検査実施には驚きました。 あの人数をこなすなんて絶対無理なはずですよね。 全員ぶんやってたら日が暮れてしまう。 実際は何人かから一人を対象にしての抜き取り調査でしょうか? まあ大事なのは検査をするぞっていう姿勢なんだろうなー。 しかし、ライターまでダメっていうのは厳しいものだ・・・。 人によってはけっこう不便な思いをしそうです。 あと心配なのは入場速度が落ちてしまうこと。 なんと言ってもこの暑さに長蛇の列。 開催期間の天気が快適になることを祈っています。 どうでもいい事だけど、頭の中で「リアクションホイール」って 単語が無限ループして聞こえる今日このごろ。 やめられない止まらない~ |
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