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こちら、郵政省特別配達課!
《風見鳥渡》
夏込み前に少し書きましたが小川 一水著作「こちら、郵政省特別配達課!」を読みました。いやぁ、面白かったですよ。同作者が書いた「まずは一報ポプラパレスより」では架空の世界を舞台に、権謀術数に長け、同時に鉄砲玉のような行動力を見せる姫に翻弄される主人公という構図でしたが、今回もその構図は健在。いや、今度は主人公も一緒になって周りを奔走させるハタ迷惑なコンビにグレードアップしておりましたw
物語は現代を舞台に、架空の組織である「郵政省特別配達課」通称「特配」の活躍を描いた物語です。
時代は平成元年。折りしも宅急便戦争が激化する中、郵政省が勝利と復権を得るために創設された宅配便の切り札という設定。
これだけではどこが面白いのかちっともイメージが沸きませんが、この組織が運ぶ代物はひと癖もふた癖もあるトンでもないものばかり。そして郵便業務からあきらかに逸脱してる秘密兵器の数々。
物語序盤、「特配」に配属された主人公のセリフがその全てを表しています。
「・・・郵務本局より充実した人員がいて、恐ろしく分野の広い装備があって、権限はほぼ無制限だろ。しかも予算は青天井。おれらサンダーバードか」
いやあ、宅配という一見地味なテーマのはずなのに、ここまで面白可笑しく書けるとは。この1巻で終わってしまうのが残念です。

雑記 | 2008/09/01(月) 23:20 | コメント(0) | トラックバック(0)
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