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フリーゲーム
《風見鳥渡》
ただで遊べるフリーゲーム最近紹介してなかったな、と思ったので紹介。

Portal
http://armorgames.com/play/107/portal-the-flash-version

ドラえもんの「通り抜けフープ」みたいな道具(?)を使って脱出するゲーム。パズル要素がメインでアクション少な目。なので、アクションが苦手な人もok。なかなか楽しいです。ちなみに操作は銃の向きをマウスで操作し、方向キーでキャラの操作。あと「Q」「E」ボタンで出せるワッカの種類を使い分けられるので活用すると吉。

都道府県大戦
http://suznooto.com/index.html

信長の野望を代表とするシュミレーションゲームです。CPUの思考は甘めですが、なかなか遊べますよー。暇つぶしにはいいんじゃないでしょうか。同HP内にある「激突要塞!」もおすすめ。

ふらふらフラン
http://chibitami.net/works/index.html

東方のキャラクター、フランちゃんが何故か家のてっぺんに立ってふらふらしているシュチュエーションのパズルゲーム。で、遊び方は、フランの羽の石(?)をバランスよく消しながら遊びます。バランスを崩して落っこちるとゲームオーバー。単純ながら難しいです。全ての石を消すつもりでいけば、いいところまでいけるんじゃないでしょうか。ある得点までいくと、EXモードが現れます。

こういったミニゲームはいいですね。肩肘はらずに遊べます。またなにかよさげなゲームがあれば紹介しますね。

雑記 | 2008/11/29(土) 22:15 | コメント(0) | トラックバック(0)

FFといったら俺にとってはこちらです
《森 光年》
わが家の徒歩圏内にフリマスペースという、大阪の日本橋によくあるようなレンタルケースみたいな、細かく区切られた棚の一画を借りてお客さんが好きなものを売ったりできる系統の店がありまして、ご近所の主婦の人やなんかでにぎわっているわけですが、そこはレンタルケースとは別口で古着も扱っているんですね。
で、以前、新品で買ったら2万円ぐらい、中古でも5~6千円はするリーガルシューズの革靴が(まあ、状態は悪かったのですが)580円で売られているのを見つけまして。以来、折に触れてその店をチェックするようにしていたんですが、その甲斐あってふたたびお宝を発見いたしました。

なんと、ダッフルコートやピーコートをここまで一般的にした立役者であるイギリスの老舗ブランド、グローバーオールのダッフルコートが780円!
元値はたぶん、5~6万というところでしょうか。まったくおなじグローバーオールのコートがアメリカ村の古着屋で18000円で売られているのを見たこともあるので、780円は破格という言葉では生ぬるいほど破格。ご町内の主婦御用達店、おそるべしです。


そんなわけで森光年なんですが、なんでも近々、あの懐かしのファイティングファンタジー(以下FF)シリーズがホビージャパンから復刊されるそうで。(→参照
ゲームブックの復刊自体はそれほど珍しくもなく(たしか、FFシリーズも他社で既に復刊されているはず)、またイラストや登場人物の設定を美少女キャラに置き換えてリニューアルというのも、同社のクイーンズブレイドが大ヒットを飛ばしている関係上むべなるかなという感じなんですが……復刊第一弾が『デストラップ・ダンジョン』と『ハウス・オブ・ヘル』って、『死のワナの地下迷宮』と『地獄の館』のことですか!?(英語の原題をそのままカタカナで表記するのって、村上春樹の影響なのか流行ってるようですね。安易な流行の後追いはどうかと思います)

当時評価の高かった『死のワナの地下迷宮』は分かるんですが(ライバルたちとともに迷宮探検競技に挑む、という設定も美少女キャラに置き換えやすそう)FFシリーズ屈指の異色作(というか色モノ)である『地獄の館』をなぜ現代に蘇らそうというのか……次は是非、『サイボーグを倒せでお願いします。悪役の《大頭脳》とか美少女キャラ化してください、やれるもんならな!

ちなみに、『サイボーグを倒せ』は正義の味方シルバークルセダーとなって悪の組織の首領であるチタニウム・サイボーグの陰謀に立ち向かうという、ファンタジー中心のFFシリーズにあって異色中の異色作なんですが、この悪の組織が『F.E.A.R』(ヨーロッパ・アメリカ破壊連合)という馬鹿っぽい名前でして。
そう、テーブルトークRPGとか作ってるあのF.E.A.Rという会社の名前の元ネタは、ほぼ間違いなくこれだと思います。

脱線してしまいましたが、しかし『死のワナの地下迷宮』はすごく難しかったような記憶があります。たしか、当時小学生だった私は即死しまくって投げ出してしまったはず。
おもえば火吹き山では最後の宝箱があけられず涙をのみ、ソーサリーシリーズでは大蛇を一匹見つけられずリタイアと、私のゲームブックライフはなんだかしょんぼりな感じでした。ちなみに、一番好きだったゲームブックは『展覧会の絵』、二番手は『送り雛は瑠璃色の』、そして三番手が前述の『サイボーグを倒せ』でした。当時からひねくれものでしたね。
 

雑記 | 2008/11/25(火) 22:25 | コメント(0) | トラックバック(0)

ハリウッド版鉄腕アトム 予告
《大浜サキ》
海外で製作が発表されていた鉄腕アトムのCG映画、
「Astroboy(仮)」の特報が公開されました。
50秒と短いけど、ここまで来るとポシャることも無さそうです。

Astro Boy HD Trailer(要QuickTime)

こっ、これは! いかにもなトゥーン感あふれるCGだ(汗)。
愛らしさのかけらもないアトムの表情がコワいです。
このアトムが迷いなく人間に反旗を翻したって信じるね、うん。
あと服着てるというのが不自然だなあ。
上半身裸はまずかったんだろうか。
・・・髪型も妙に丸くなってるし。
やっぱり向こうはデフォルメの感覚が違うんだと再認識。
ロケット噴射で体を揺らすとかの前に、もうちょっとキャラ造形が
忠実であって欲しかったです。
あ、もしかしてアトム誕生の瞬間にいるのは、
天馬博士とお茶の水博士なのか。そうなのか。よよよ。

しかし、これでも日本側はキャラ造形にかなり口を出したんだそうです。
こうなると修正する前はどんなのだったのか、逆に見てみたいですね。
もっとも、某ドラゴンボール実写版ではキャラの見分けが
つかなくなってしまった位なので、これは良い方なのかもしれませんが・・・。
どっちも日米共に固定ファンがいる作品で、再解釈されるのって微妙だなあ。

と言いつつ、日本で2003年に放送されたリメイク版も、出来は酷いもの
だったので、あまりよそのことは言えないかもと思ったり。
日本同様ファミリー向けアニメになってしまうことは避けられそうも
ないけど、せめて娯楽作として良いものになる事を期待します。

雑記 | 2008/11/23(日) 23:46 | コメント(0) | トラックバック(0)

うみねこのなく頃に
《風見鳥渡》
どもー、わが根城である大阪では急激に気温が下り、そのせいでブルブル震えている風見鳥です。寒いのは苦手なんじゃー!
それはさておき、遊び終わりました「うみねこのなく頃に」。ちびちびやり始めたのですが、物語が進むにつれて熱中していき、最後は一気に読み終えてしまいました。
いやー面白かった。まったく新しい推理小説(ゲームだけどあえてこう呼ぶ)を読まされた気分です。いや、推理の部分は邪道と呼べる方法論で作られているため、生粋のミステリーファンからすれば、眉をひそめるかもしれない。しかし断言していえる。賛否はともかくこの独特な手法で書かれた推理小説は他にはない。
あと、前作の「ひぐらしのなく頃に」と同じで、当然のようにゲーム内で推理の答えは明らかになりません。すべて物語を読んだプレイヤーの推理に委ねられています。特にEP3では、「皆さんに“解かせる気が毛頭ない”最悪な物語」という、うたい文句通りの結末を迎えます。しかし、ある人物の行動により、それはすべて推理可能であることが示唆されています。ただし、犯行トリックの推理はともかく、物語全体に関わる謎がまだ隠されており、話の全容が見えず、次回作を待たなければならないようです。

さて、推理の部分は以上ですが、それ以上に純粋に物語を楽しめました。少しネタバレですが、前回の「ひぐらしのなく頃に」と同じように今回も世界ループネタです。ただ「ひぐらしのなく頃に」と違って始めに戻って別の可能性の物語をやるだけでなく、前回の物語を踏まえた上でのサプライズが毎回用意されていて、ワクワクしながら楽しめました。
また、この新しいタイプの推理小説のルールをプレイヤーに理解してもらうために心を砕いているのがよくわかります。EP1ではキャラの顔見せと、今作の物語の骨子が紹介され、EP2で推理部分のルールが明確化。EP3でミステリー的にも物語的にも本番という形になっています。
欠点は、EP1、EP2が推理部分のルールや世界観の説明に費やされている点。つまり、物語や推理トリックがどうしても二の次になり、人によってはつまらないと感じることでしょう。また、ミステリの完成度に疑問を投げかける人もネット上で見かけました。ああ、あと個人的にはちょっと説教くさいなぁと思ったりw
でも、ゲームとしての完成度はひぐらしより高く、EP3まで遊んだ人なら次回が気にならない人はほとんどいないはずです。あの人が次回どうなるのか、あの新キャラはどう立ち回るのか、とか。

ふむ、竜騎士07さんは、keyゲーの新作のライター陣に名を連ねているわけですが、「うみねこのなく頃に」を遊んでみて、なるほどな思ったのは、keyゲーの芸風(ループ物を多く作っている)に合っているなと認識を新たにした点。同じく田中ロミオ氏もその芸風に沿う物語を書いているので、うまく噛み合えば指折りの名作が誕生するかもしれません。
いやぁ、EP4もkeyゲーの新作も楽しみになってきたぜ!

雑記 | 2008/11/20(木) 00:08 | コメント(0) | トラックバック(0)

引き続きGTAⅣ/Nas『Hero』
《森 光年》
近所のスーパーで買い物したんですが、レジのお姉さんが野暮ったいおかっぱに眼鏡という強力な萌え属性を装備していたため、あやうく萌死しかけました。

それはともかく森光年なんですが、あいかわらずプレイしておりますGTAⅣ。
主人公が金や仲間を手に入れるにつれてしがらみが増えていくのはGTAサンアンドレアスと同じなんですが、今回はやはり陰鬱です。裏切りにつぐ裏切り。兄弟同然の間柄だった相棒を殺さなければならなくなるロシアンマフィア、裏社会で生きるすべを自分に叩き込んでくれた師とも呼べる恩人を始末しようと目論む男、等々。そんな男たちの狭間でときに苦悩し、板ばさみになりながらも淡々と依頼をこなしていく主人公。

作中、従兄弟が主人公のことを「冷酷な人間を演じているだけ」と評するシーンがありますがまさにそのとおりで、金のためならなんでもする非情な殺し屋というペルソナをまとわなければ生きてこられなかった男。言動の端々からその隠された人間味がのぞくようで切なくなります。殺した相手の妻と再会し、力になろうと骨を折ったり(まあ、だったら最初から殺すなという話なんですが、そこはそれ)、以前にすこし関わりあっただけの人間のために親身に助言したり……そういう姿を見ていると、根は親切な奴なんだろうなあと思います。
過激な描写ゆえ18禁ゲームなGTAⅣなんですが、大人のドラマという意味でもお子様お断りというか、タフな男の秘めた弱さを描く繊細な情緒の機微がわかる人にプレイしていただきたい。
ということをくどくどと書いたのも、某所で「主人公は金のためなら何でもやる冷酷な最低人間」というようなレビューを読んだからなんですが。そんなことないよと言いたかった。

さておき、作中のラジオで流れてる曲はどれも名曲ぞろいなんですが、なかでもラッパーのNasの『War is Necessary 』がテンション上がって良い感じ。PV等はないのでかわりにNasの『Hero』の動画を貼りたいと思います。というよりこのPVを貼る口実が欲しかっただけだったりします。せっかくの機会なので。

Nas - Hero ft. Keri Hilson (Video) (Uncensored)


いさましく太鼓を叩く人が素敵なPVです。
透明感のある女性ボーカルに自身のボーカルを重ねて美しいハーモニーを生み出してみせるあたり、やっぱりNasは傑出してるなあ、と感じます。
 

雑記 | 2008/11/16(日) 22:22 | コメント(0) | トラックバック(0)

ペプシホワイトとスーパーマン
《大浜サキ》
前に雑記に書いたペプシホワイトを地元駅前のローソンにて購入。
事前にさんざんな評価をネットでは聞いてたんですが、飲んでみたら普通に美味しいよ?
まあ、ペプシでなぜこれ?、とかなんか粉っぽいなあ、とかは感じましたけども。
炭酸もそんなにきつくないし、あっさりした飲み物が好きなので個人的にはアリです。
あと、思ったんだけどこの味ってカルピスのそっくりさん「ミルトン」に似てね?

ミルトン↓
ミルトン
ヨーグルト風味なとこといい、ミルトンをソーダ水で割って飲むとソックリになる予感。
子供のころカルピスの代わりによく飲んだものだけど、粉っぽい感じとか凄ーく近い気がする。


ところでペプシとは全く関係ないんですが、
先週TVでやってた「スーパーマン リターンズ」を見ました。
これが冒頭のオープニング・タイトルからして大感動。
こんなに忠実に作ってあったとは!

なつかしの1作目OPはこちら
リアルタイムで見た世代ではないけれど、これはたまりません。
なんでも、監督のブライアン・シンガーはこの映画を引き受けるに当たって
ジョン・ウィリアムズ御大のテーマ曲を使用する事を条件に入れたとか。
その効果は絶大、もう私ゃ最初から感涙ですよ。
カイルクーパーが担当した映像も、画面の中を青く透けたスタッフ名が
駆け抜ける、シリーズに忠実なもの。これが余計に感動を誘う。
このオープニングを体感するためだけに劇場に足を運んでも損では無かったなあ。
放送では半分くらいカットされてたのが残念ですが・・・。
でも淀川さん亡き後、カットの鬼になってしまった日曜洋画劇場にしては
オープニングがあるだけましというもんです。
そりゃそーだ、これがなくてはスーパーマンは始まらない!

曲と言えば、ヒロインのロイスと空中ランデブーするシーンでも
しっかり「愛のテーマ(Can You Read My Mind)」が流れていて
嬉しかったです。ロマンチックさがたまらない。
メインテーマにも組み込まれてますが、このメロディーが一番好きです。

で、内容では前半のスペースシャトル事故のシーンが最高に燃えました。
飛ぶ・支える・耐える・もぎ取る、などなど「うおぉ硬てー!速えー!」と
単純に関心させられるアクションはスーパーマン独特のものですね。
あと、旅客機が自由落下状態になってしまって一瞬無重力になるシーンで
機内が神秘的な空間になったところも印象的でした。

ただ、時間が長いわりに後半はちょっとダルかったです。
スケールが小さくなってしまった上に、同じとこを行ったり来たりで。
同監督の傑作「X-MEN2」ほどではなかったなー。
でも本物のマイノリティ出身のシンガー監督のこと、星条旗がはためくなか
イスラムの過激派をやっつけるような脚本でなかったのは、とても彼らしい感じがしました。

雑記 | 2008/11/14(金) 23:48 | コメント(0) | トラックバック(0)

おおっと
《風見鳥 渡》
どうも、急激に本業の仕事が減り緊張の糸がプッツリと切れてぼやっとしている風見鳥です。はい、今回の日記も一日遅れですorz えー、ぼくは以前に少し書きましたが本業が工業、特に工作機械関連の仕事に従事しておりまして、ニュースでひっきりなしにやっている金融危機による景気の冷え込みがモロに実感できる所にいます。九月に起こったリーマン・ブラザーズの破綻の直後から、自動車に関係する製品がすっかり売れなくなってしまいました。
・・・実のところ今年の三月あたりから、生産量がわずかづつ落ちてきていて兆候は前からあったのですが、いやぁ盛大に落ちたものです。ここ四年近く残業しまくっていたのが先月半ばあたりからすっかり定時に帰宅するようになってしまいました。去年、うちの工場では日本のバブル景気以上の売り上げを記録したばかりだったのですが。
今日新聞で見ましたが、アメリカ最大手の自動車会社であるGMの株価が十分の一まで下がったとか。そら自動車関連の製品売れんわ。GMの車には日本製の部品も一部使われているわけで、GMの車が売れなくなり、最悪倒産でもしようものなら日本の企業にも共倒れする会社が出てくる事になりかねません。まあアメリカがGM守るって言っているのでそんなことにはならないでしょうが。
まぁ、大型機械関連(重機、航空、造船などなど)への製品需要は若干落ちたものの、金融危機の影響はあまり受けていないようです。たぶん、消費者の影響を直接受けない業界だからでしょうか。特に航空機関係などは買い替え需要がきていますし、この辺はまだ安泰と言えそうです。
あとは、中国、インドを始めとする新興国がどこまで需要を伸ばすかが、これから先の景気を左右する重要な要素になるでしょうね。

おっと、思わず景気の話をしてしまいましたが、落ちてしまいましたよ冬コミ。まあぶっちゃけ受かったとしも夏コミで販売した「体験版」を持っていくだけで目新しいものは出せなかったのですが。あと交通費が浮いたぜイェーイとか思っていたり思わなかったり。その浮いたお金で新しいプリンタ買おうかと考えています。前々からメンバーと話し合っていたのですが「墜落天使」のレーベルを印刷したかったのですよ(今持ってるプリンタにはその機能が無い)。最近のプリンタには無線LAN機能もついている機種もあるようで、出来ればその手のやつを買おうかと思っています。うちの家無線LANを導入していますので、使わなければ損というものです。
というわけで、我々妥協倶楽部スタッフ一同、今回の事にもめげず(?)「墜落天使」完成に向けて邁進していきますので、この雑記ともどもよろしくお願いしますです。

雑記 | 2008/11/11(火) 23:32 | コメント(0) | トラックバック(0)

冬コミ速報
《妥協倶楽部》
冬コミについてなんですが……すいません、落選してしまいました。
現在のところ委託の予定はありません。

このジャンルは普段あまり競争率が高くないんですけども、めずらしく落ちてしまいました。数年ぶりになるでしょうか。前に落選したときはひぐらしのおかげで同人ゲーム製作が盛り上がっていた時期でしたが、また波が来ているのかもしれませんね。だとしたら嬉しいですね。

ともかく、楽しみにしていてくださったみなさま申し訳ございません。またの機会にお会いしたく存じます。

お知らせ | 2008/11/09(日) 00:31 | コメント(0) | トラックバック(0)

カールおじさんも出ているGTAⅣについて
《森 光年》
先月末、難波の交差点で信号待ちをしていましたところ、目の前になにやら音楽を鳴らしているトラックが止まりまして。
何事かと一瞬たじろいだわけですが、よく見るとコンテナの側面にグランド・セフト・オートⅣ(まさにその日が日本版発売日!)の広告が描かれているではありませんか! GTA大好きっ子の私のまさに目の前に宣伝トラックが止まるとは、なんという偶然でありましょう。まあ、私以外の信号待ちの人らは完全無反応でしたが……

そんなわけで森光年なんですが、遊んでおりますGTAⅣ。
最初のうちこそ操作性の悪さやグラフィックの進化にともなう画面内の情報量の多さにめまいをおぼえて辟易しましたが、それにもだんだん慣れてきまして。そうなると、これがもうやばい。やはり面白いですこのゲーム。

前作にあたるGTAサンアンドレアスが通りに椰子の木のならぶ南国ロサンゼルス(を模した都市)を主な舞台としていたのに対し、今作GTAⅣのリバティ・シティはニューヨークをモデルにした架空の都市。
夜になると人々の吐く息は白く、店で買える服もジャケットやコートがメイン、ということは季節は冬という設定なのでしょうか。そんなこともあって前作の乾いた能天気さは影をひそめ、どこか暗い影を感じさせる作品になっています。
とはいえそこはGTAなので、そんなにシリアス一辺倒ということもないのですが。

とかく過激さが喧伝されがちな(そして実際過激ではあるのですが)このシリーズですが、人物描写が良いんですよね、毎度毎度。
今作の登場人物にしても主人公を筆頭に、どいつもこいつも犯罪者だったり変態だったりで、ろくでなしばかりなんですけど仲間をとても大事にする(しかし、仲間でない人間には限りなくドライな)好漢ぞろいで。本来ならけっして共感できそうもない人らなのにも関わらず、気づいたら感情移入しているという、そういうキャラクター造形のさじ加減が絶妙だと思います。
兵士として参加した戦場での苛酷な経験からトラウマを負った東欧出身の主人公が(イタリア系や黒人等、マイノリティが主人公に据えられている点もGTAシリーズの特徴だと思います)ときおり憤りや怒りを吐露する場面なんかもあり、心に染みます。

そういえばGTAサンアンドレアスにおいても、秘密裏に地雷が輸出されている現場を目撃した主人公が、「このままでは大勢の人が犠牲に……」と呟くシーンがありました。さんざん一般市民を巻き添えにしてきたおまえが言うな! と思わないでもないですが、過激なゲーム内容とは裏腹に、主人公のモラルみたいなもの(かたよったモラルではあるんですが)をちゃんと描写してくれるそのバランス感覚こそ、私がこのシリーズを好きな理由の一つでもあります。

あと、主人公がおっさん顔でおっさんファッションがすごく似合うというのが良いです。かっこよくて着せ替え甲斐があります。
やはりファッションは中高年のためにあるものだと実感いたしました。私ら若造がどんなに着飾っても中高年、とくにご老人には勝てません。ヨウジ・ヤマモトもアン・ドゥムルメステールも自らのファッションショーに老人モデルを起用しておりました。
ご老人方は存在自体がひとつのモードでありヒストリーであり、ポエトリーでもあります。自分で言っててなんだかよく分かりませんが、とにかくそういうことなのです。

そうそう、ちなみにゲーム内ラジオでは、ちゃんとシャネル等の名門ブランドのデザイナーを勤める重鎮カール・ラガーフェルドがDJ役で出演している番組K109を聴いていますよ! カールおじさんが普通にDJをこなしてて素晴らしいです。やっぱり多芸多才な人です。
 

雑記 | 2008/11/07(金) 19:17 | コメント(0) | トラックバック(0)

容疑者Xの献身
《大浜サキ》
最近、映画「容疑者Xの献身」を観に行ってきました。
手の空いたときにポツポツと見てたTVドラマ「ガリレオ」の劇場版です。
ドラマは典型的な安楽椅子探偵ものを、イケメン物理学者のフィルターで
くるんだところがユニークだなー、なんて思って見てたんですが、
映画は打って変わって社会派を匂わせる重い内容で驚きました。

特に社会の底辺を生きる容疑者のひたむきな姿が哀しかった。
原作の東野圭吾さんの本は二~三冊しか読んだことなくて、
まともに内容を覚えてるのは「白夜行」くらいなものなんですが
「あぁそうだ、孤独感をごりごり掘り進めるようなこの感覚は東野さんだ、
こういう作家さんだったよなあ」とひとりごちたりしました。

ドラマの方では解決法が閃いたと同時に、ギターの旋律に合わせて
湯川(主人公)が数式を書きなぐり始める、というのが一番の見せ場です。
でも今回の映画はそういった脚色をばっさりカット。
曲が流れるのはスタッフロールでのみ。
そんなところに、キャラ映画の部分は極力控えて、内容に沿った雰囲気を
充実させようという制作側の姿勢が見えて好感を持ちました。
TV局主導型の映画でこんなに真面目に作られた作品を見たのは初めてです。

それから良かったのが演技。
マイフェイバリット邦画のひとつ「39 -刑法第三十九条-」でも容疑者をつとめた
堤真一さんのふるまいに更に磨きがかかってました。
なんというかこう、どろりとした眼とマネキンのような冷静さをたたえる一方で、
裏にたぎるものを持っている役をやらせると最高にハマるわー。
特に後半は、もう・・・。
数学の天才 VS 物理学の天才、というシチュがたまらない今作だけど、
堤さんの非モテ演技と福山さんのリア充演技の対決もある意味見ものです。
というか堤さん、一瞬老けたかと思ってぎょっとしたよ。

あと、さすがに映画なだけあって、ヘリからの空撮やクレーンカメラ、
猛吹雪の雪山でのロケなど、スケールアップしたシーンが多かったです。
事件発生→推理→解決→エピローグ、のコンボであっという間に過ぎてしまう
1時間ドラマに比べて、濃厚な人間模様をじっくり見れたのも良かった。
こういうのは映画のいいところですね。
(というかこの映画はこれが全てでした。トリックはおまけ)

ちなみに、地球少女アルジュナというアニメがありまして。
生徒には見向きもされず、ブツブツと黒板に向かっていた数学教師が、私生活では
「数学の美」を語る・・・その背中が、あのアニメに出てくる先生とダブってしょうがなかったです。
(別にどちらかがパクりだーというわけじゃなくて)

雑記 | 2008/11/05(水) 23:57 | コメント(0) | トラックバック(0)
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