《森 光年》
あずにゃん、といえば私の場合、けいおんではなく『クロスゲーム』(小学館による紹介ページ)の東雄平なわけですが、たまたまテレビをつけたら放映されていた第一話を見て以来、毎週楽しみにアニメ版を視聴しております。 やっぱり、あだち充は上手いですね。タッチ直撃世代としては、しみじみとそう思います。『クロスゲーム』では最初のほうで主人公の幼なじみの女の子が小学生のころに事故死してしまい、以降はその数年後が描かれるわけですが、死んだ女の子の存在が登場人物たちの心に影を落としている描写がじつに巧みなんですね。淡々として重すぎず、それでいて心に刺さるというか。 人の死を安易にもちいて感動を誘うような技法は、仮にも作り手のはしくれとして重々いましめるべきものと心得ておりますが、あだち先生のそれはお家芸というか(タッチのあの展開は当時ほんとにびっくりましたよ)、さすがにベテランの重みがあります。 で、あずにゃんこと東雄平は高校野球界屈指の実力を持つバッターであり、主人公のライバル的存在(?)の無愛想なクール野郎なんですが、その萌キャラぶりときたら只事ではありません。 なんといっても半目です、半目。じつは私、男女を問わず半分寝てるみたいな目のキャラに弱いのです。そう、ガチャピンみたいな。いや、でもそういえばガチャピンには萌えない。たれ目だからでしょうか。あと、みなみけの三女も半目だけどとくに萌えません。みなみけはトウマとアツコが鉄板です。 ともかく、アニメのほうでは先週から主人公とひとつ屋根の下で暮らし始めたり、なんでうちの学校に残ったんだと訊く主人公に「おまえがいるからに決まってるだろうが」とか躊躇なく言ってしまったりと萌え路線を突き進む『クロスゲーム』のあずにゃんから今後も目が離せません。作品自体も面白いですし、アニメの出来も良いと思います。 そんなわけで森光年なんですが、最近はYouTubeでカニエ・ウエストが昨年の夏にリリースしたアルバムの曲ばかり聴いています。 音楽ファンの方からすれば今更すぎるかもしれませんが、カニエの動向などまったく気にしていなかった私は、アルバムを出していたことさえ最近まで知りませんでした。 ともかく、これがじつに名曲ぞろいで。まずはミニマルな構成と力強いドラムが印象的なこちらの曲からご覧いただきたい。 Kanye West - Love Lockdown(YouTube) これ以上きみを愛してしまうと暴走しそうだ、というような比較的どうでもいい内容を延々と唄っている歌詞なんですが、ひそかに昂ぶってゆく感情を祖先であるアフリカのプリミティブな人々になぞらえたPVなわけですね。最後のほうに出てくるボディペインティングの人たちは大地母神なんだと思います。 アフロ・アメリカンのミュージシャンにとってアフリカ回帰は永遠のテーマなわけですが(そして、それが永遠のテーマであること自体、黒人奴隷制度が人類史の最大の汚点のひとつであり、最悪の愚行であったことの証なのですが)、カニエがそれをこういうモダンな感じのPVでやるのが良いですね。 こちらもまた、アフリカ回帰をテーマにした楽曲でしょうか。いったん曲が終わったように見せてラップパートが(カニエじゃない人がやってる上手なラップが)始まるのが素敵。 Kanye West - Amazing(YouTube) こちらはカートゥーン風に加工されたPVがおしゃれな一曲。Tペインの曲かと見まがうばかりのエフェクトかけまくりな歌声と映像がマッチしてますね。 Kanye West - Heartless(YouTube) いやはや、もしかしたら私はカニエ・ウエストという男を侮っていたかもしれません。正直、プロデューサーとしての手腕はともかくアーティストとしてはラップがいまいちでどうもねぇ、とか、比較的裕福な育ちの(しかもどちらかといえばオタク気質の)美大出身の彼がヒップホップってのもどうかねぇ、とか思っていました。すいません。 唄こそそんな上手くもないですが、この楽曲の完成度。胸に迫る深い叙情は、アルバムリリースの前年にカニエが母親を亡くしたことが関係しているのでしょうか。 いまさら私ごときが言うまでもないことですが、カニエ・ウエストはアーティストとしても超一流でありました。さすがは現代の音楽界を牽引する最重要人物の一人です。 ちなみに、これらの曲が収められているアルバムが妙に安くて、日本版でも定価が2000円を切ってるらしいです。これは買わねば。 |
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《大浜サキ》
22日は46年ぶりの皆既日食ということでデジカメの準備をして スタンバってたわけですが、大阪は雲が厚くたれ込めて にっちもさっちもいきませんでした。残念。 同じ地方でも雲に一瞬の切れ目が出来た所では はっきりと見れた人も多かったみたいで、ネットを見ていると各地で 悲喜こもごもといった感じですね。 しょうがないので、私はNHKで高感度カメラの映像に出てきたコロナを 口を開けてポカーンと見ておりました。 それから21日に墜ちた巨星、金田伊功さんのご冥福をお祈りします。 さよなら銀河鉄道999の女王プロメシュームの姿は、 幼い私の眼にもアニメーターの存在を強烈に印象付けたフィルムでした。 |
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《風見鳥 渡》
うは、昨日うっかり日記書き忘れた風見鳥です。従妹とメールのやり取りをしているうちにすっかり書くの忘れてました(汗 「一度しか会ってないから(風見鳥さんの)顔忘れた~」「そうね~そういえば初めて会ってからもう一年くらい経つもんね~」みたいな取り留めのないやり取りが深夜を越えても続いた次第です。 いやあ、何かの機会に一緒に遊びに出かけられたらいいのだけれども、大阪と名古屋は近いようでいて遠いです。 それはさておき、東方の最新作「東方星蓮船」がオフィシャルHP「上海アリス幻樂団」で公開されましたので、早速落としてプレイしました。 今回の「東方星蓮船」の特徴は、「東方風神録」から5面ボスとして登場した「東風谷 早苗」が自機として選択することが出来るようになり、霊夢、魔理沙と合わせて久しぶりの三人体制になりました。早苗さんを使ってみましたが、一点集中&誘導型が使いやすくていい感じでした。 また、選んだ装備によってストーリーが若干変化しますので、全クリする楽しみも増えたように思います。 BGMは前と違って空が舞台なので、明るい曲が多い感じです。前回の「地霊殿」では、舞台が地下ということもあって、静かで低い調子のBGMが多かったですが、そこから一気に空を舞台に移したので一層開放的に感じられます。巷でも人気があるようですが、1面ボスのBGMが今のところお気に入りです。 あと今回登場するボスも、相変わらず性格も弾幕も一癖二癖ある連中でした。3面以降の敵はどんな奴が出てくるのかこれから楽しみですねぇ。 |
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《森 光年》
大阪・日本橋の電気街の横断歩道で、とあるメイド喫茶のメイドさんがメイド服のまま、何を急いでいたのかまるで宮崎アニメのヒロインのような可憐な走り方で全力疾走しているのを見かけた私は、もはや人生の勝ち組といっても過言ではないと思います。森光年です。 自転車に乗って心斎橋方面へ出かけることを趣味にしている私ですが、ここのところ暑い日が続きますのでその際に、新町の厚生年金会館前の公園や、ときには大阪のセントラルパークであるところの靱(うつぼ)公園まで足を伸ばして木陰で涼んだりしております(ローカルな地名連発で申し訳ありません)。 で先日、厚生年金会館前の公園におりましたところ、数名の若い男女が自作らしき演劇の台詞あわせを朗々と声をはりあげてやっていたりして大変面白かったんですが、それはそれとして。 そのとき公園にいた鳩がですね、べたっと翼を広げ気味にして地面に寝そべって(屈みこんで?)おりまして。 おお、あれはコンクリートと接触する面積を増やすことで体温を下げようという工夫なのではないか、脳の容積は少なくともさすがはわれわれとおなじ恒温動物……と感心したんですが、惜しむらくはその鳩たち、それをおもいっきり日の当たるところでやってまして。しょせん鳥頭か! と落胆いたしました。 数十センチ移動して、木陰で同じことをやれば効果抜群なのに。そのことを鳩たちに伝えられないもどかしさを噛みしめた昼下がりでありました。 ちなみにそのとき、以前にもこのブログで触れました新町の和菓子屋『日月餅』さんの新しい季節限定品、水団子(か水饅頭だったか…ちょっと名前を失念してしまいました)を食べたんですが、これがまた美味しかったです。苺大福などに使われる薄めのしっかりした生地にこしあんがたっぷりと詰まっていて、それを柏餅ふうにしてあるというお菓子だったのですが、なにしろ日月餅さんのこしあんは、さらっとした上品な甘さで素晴らしいのです。 そういえば先日また淀屋橋の『Mole hosoi coffee』さんへも行ったんですが(こちらのブレンドコーヒーは、しばらく間があくと猛烈に飲みたくなります)、そのとき食べたMoleドッグという名前のホットドッグが最高に美味しかったです。 固めのパンにソーセージと刻んだピクルスとザウワークラウト(ドイツ料理のキャベツの酢漬け)をはさみ、ケチャップとマスタードをかけたシンプルなものなのですが、これにかぶりつく醍醐味といったらありません。名店ブランジュリ・タケウチのパンの持ち味がいかんなく発揮されており、それ以外の素材もこだわりが感じられるものでした。 それになんといっても私、好きなんですよザウワークラウト。あれだけでビールが何杯でも飲めます。普通はソーセージなどの付けあわせなんですが、私にとってはザウワークラウトが主役と言ってもいいぐらいです。 さておき、Moleドッグは超おすすめなんですが、惜しむらくは土日限定、しかもすぐに売切れてしまうので(土曜日の夕方にはなくなっていたり)早めの時間に行くのが吉だと思います。機会があれば、ぜひ。 夏季限定とおぼしき水出しコーヒーなどの新メニューも加わっており、店内は大にぎわいでした。 |
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《風見鳥 渡》
どうも、今日地元の祭りを観にいっていた風見鳥です。全国的には知られてはいませんが、大阪でも指折りの盛大なお祭りです。 例えがオタクでアレですが、まるでコミケのような人ゴミの中に、だんじりが割って入り、太鼓などを盛大に打ち鳴らしながら だんじりの上に登った人が扇子や扇を振り回す様はなかなかの迫力でしたね~。 さておき、最近はこのアニメを見始めました。 うみねこのなく頃に 「うみねこのなく頃に」は情報量の多い異色のサスペンスものなので、アニメでその辺が十分表現できるか気になるところです。 個人的には、うみねこファンであるうちの従妹が一喜一憂していてたいへん楽しいw あとアニメが始まると同時期に新作「うみねこのなく頃に散 EP5」のOPが発表されましたね。 「うみねこのなく頃に散 EP5」OP(,ネタばれ注意!) こちらも大変気になります。どのような展開になるのか、さっぱり読めません。こちらも楽しみです。 |
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《森 光年》
夏です。セールが始まるのが年々早くなっている気がします。 しかも、今年の夏のセールは異常といいますか、やっぱり不況なんだなあという感じでメンズの各ショップとも初日から投売り同然の大売だしを繰り広げております。 このぶんだとセール後半にはただ焼け野原が残るのみ、という状況になること必至なわけですが、資金不足により欲しかったあれやこれやに手が出ません。砂漠の真ん中で目の前に水の入ったコップが置かれているのに、がんじがらめに縛られていて手も足も出ない感じ。 そんなこんなでここ最近は、服屋に行くたびにフラストレーションがたまります。NハリウッドのTシャツがあんなに安くなっているのに! まあ、服屋へ行かなきゃいいという話なんですが。フィギュア屋と服屋へ行くのが趣味なんだからしょうがない。 というわけで森光年なんですが、ちょっと前のある週末の晩、なんとなしにBeckの『Where It's At』という曲を聴いておりまして。 Beck - Where It's At で、翌日、これまたなんとはなしに大阪心斎橋のアメリカ村にあるアメリカン・アパレルという服屋さん(アメリカのユニクロみたいな存在)に入ったところ、かかってました。Beckの『Where It's At』が。 なんというシンクロニティ。世界中のニトログリセリンが一斉に結晶化するほどの。最近のヒット曲とかでなく、10年以上前のナンバーでこういうことが起きるというのは、たとえBeckのようなウルトラメジャーな歌手の曲ではあってもちょっと珍しいのではないでしょうか。まあ、微妙な偶然ですいません。 ちなみに、シンクロニティの例としてグラップラー刃牙(タイトルが『バキ』になってからだったかな?)で紹介された例のエピソード(それまで決して結晶化できなかったニトログリセリンが、ある日いっせいに世界中で結晶化し始めた、というあれ)は、ただの都市伝説です。 あと、読者諸賢のなかにビバップファンの同志がおられれば既にお気づきのことと思いますが、この『Where It's At』というBeckの曲、カウボーイ・ビバップ劇場版のOPテーマの元ネタです。 Cowboy Bebop - Ask DNA (film amv) どちらも良い曲だと思います。 |
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《大浜サキ》
ヱヴァ破は劇場が混みまくってるらしいのでちょっと先延ばし。 遅ればせながら「ターミネーター4」を観てきました。 とりあえず夏のアクション大作としてはなかなか。 冒頭の大規模な爆撃に始まって、 ・次々と襲来する大小のマシーン群とのスピード感あふれるチェイス ・A-10攻撃機のプロモーションかと思うほどの大活躍 ・異音を立てて歩きまわる旧型ターミネーターとの武骨なアクション ・戦争映画を思わせる火薬と灰の匂いがする映像 などなど、メカフェチにとっては嬉しい映画でした。 チャリエンシリーズの監督ということでMTV的な映画になって しまわないかという不安は一掃され、マックGは ドキュメンタリー的な戦闘映像で新境地を開いたと思います。 アクションも、質量と質量のぶつかりを感じさせるゴツゴツとしたもので、 リアリティより見栄えを優先してCGに走っていた過去の監督作とは 全く違うテイストになっていました。 映画館がビリビリするほどの音響も心地良かった。 で、物語の方はというと。 ジョン・コナーのキャラが薄すぎる。 愛憎合わせ持ってるはずの、T-800を見てもこれといった反応をしない。 やっと会えた父親(カイル)との初対面もなんの感慨も無し。 映画を見るかぎり、「救世主としての使命に燃える部隊長キャラ」 という以上の性格を与えられてるようには見えませんでした。 T3の、状況に流されまくりのジョンの方が、まだ葛藤や リアクションをとってて可愛げがあったように思えます、サル顔でも(ボソ 代わりに、今回魅力的だったのが新キャラのマーカス。 抵抗軍でもスカイネット側でもない彼が、自分が何者か解らないまま 荒野をさまようのは何やらP・K・ディック的なシチュエーションです。 「人は2度目のチャンスを許されるだろうか」という悩みもジョンよかよっぽど主人公らしい。 そしてついでにタフガイです。 でかいアームで鷲掴みにされるわ壁に叩きつけられるわ、 水面に高速で落とされボールのように跳ねるわで、 散々な目にあいつつもまだ立ち上がる頑強さ。 あげくの果てには女性キャラと一緒に抵抗軍にも追い回され、 美味しいシーンは全部持って行ってしまってる気がします。 途中からターミネーターの映画ということを忘れて、 すわ異邦者と女性兵士の逃避行か!と思ったけどそんな事はなかった(笑) そんな悩めるマーカスに対してなんの理解も示さない、 ジョンの人間味の無さと言ったら・・・。 T2では機械にすら愛着を示していたというのに、お前は! お前は! 思えば、かつてキャメロンはB級映画的題材に 熱いドラマやフェミニズムをぶち込んでA級映画に仕立てていたわけで、 今回はドラマが薄いという時点で、 予算のあるマニア映画に終わってるなあという感触でした。 (雰囲気がターミネーターぽくなかった、とかではなく) |
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《風見鳥 渡》
どうも、夏コミに行くためにそろそろ夜行バスの予約考えとかないなぁ、というかもうそんな時期か。体験版CDも作らないとなあ、とつらつら思い巡らせる風見鳥です。時間経つの早いですね~、もう今年も後半戦突入です。 さておき、最近こんなゲームがあるのを知りました。 ヴァンガードプリンセス http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090703_vanpri/ フリーで配布されている格ゲーでして、2D格闘ツクール2ndで作られているそうです。若干作りが甘いと感じられる部分はありますが、このクオリティでフリーなら十分すぎる出来です。 いやあ、世の中まだまだこういう人が生まれ出てくるんですなぁ。 ヴァンガードプリンセスのデモ |
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