FC2ブログ

アメリカ村プロレスの9・26興行を観戦しました
《森 光年》
いよいよ本日、ジル・サンダー氏監修のユニクロ「+J」(→公式サイト レディス/メンズ)の発売日です。一日はやく発売となったロンドンでは朝から行列ができたそうで。
日本ではどうかなと思ったら、あいにくの天候にもかかわらず各地で行列ができたり、整理券を配ったりして大騒ぎになったようです。一般の認知度はかぎりなくゼロに近かった「+J」ですが、蓋を開けてみればこの盛況ぶり。これで少しはファッションマニア以外にも注目されてくれれば嬉しいのですが、注目されたときにはすでに完売……などという事態にならぬよう、ユニクロさんにはぜひ増産をお願いしたいところです。


そんなわけで森光年なんですが、以前にも言及いたしましたアメリカ村三角公園前プロレス(というのが正式名称のようです)の9月26日の興行を見てまいりました。
この団体、名前のとおり大阪心斎橋はアメリカ村の三角公園で毎月の最終土曜日に観戦無料のプロレス興行をしておられるわけなんですが、私は8月の興行をたまたま通りがかって目撃してその存在を知りました。
で、9月の興行を楽しみにしていたわけですが、いやあもう本当に観に行ってよかった。まさかあれほど骨太で濃厚なプロレスをアメリカ村の三角公園で見られようとは。

当日は三試合が行われまして、初リングを踏む新人にベテランが胸を貸した爽やかな第一試合、インディーズらしいコミカルなレフェリーいじりから終盤は壮絶な打撃戦にもつれこんだ第二試合、となかなかの好勝負が続いたあと、なんといっても素晴らしかったのがメインイベントの第三試合、挑戦者・タイガーハート選手を王者・キアイリュウケンエッちゃん選手が迎え撃つ、ヘビー級選手権のかかった一戦でした(エッちゃん選手が勝手にチャンピオンベルトを買ってきて勝手に王者を名乗っているだけ、というギミックがいかにもインディーズらしくていい感じ)。

ヘビー級の名に恥じぬ見事な体を作って勝負にのぞんだ両選手、序盤はじっくりと丁寧なグラウンドの攻防からの静かな立ちあがり。それまでの二試合がエンターテイメント色の強いものだっただけに、この展開には驚かされました。非プロレスファンのお客さんはおいてきぼり気味だったかもしれませんが、私のようなマニア者はおおよろこび。
それ以降もマニア向けの、しかし圧倒的に熱いストロングなプロレスが続きます。胸板の腫れあがる逆水平の応酬、ラリアット合戦に場外乱闘。エッちゃん選手のハーフネルソン・スープレックス二連発! タイガーハート選手の計三回にもおよぶ執拗なサソリ固め!
土曜日の昼さがり、白昼の繁華街に突如として出現したその光景は、まさにプロレス地獄図絵。いつしか私の目にはその場所が、見慣れた三角公園ではなく超満員の後楽園ホールに見えていました。

そんな壮絶な試合に対し、プロレスマニアではないお客さんは声を失っていたようでしたが、それでもその場を立ち去る者は誰ひとりとしていません。
ちょうど私のすぐ後ろでは、数名の若者らが冷やかし半分に観戦していたんですが、最初のほうこそ軽口を叩いていた彼らが試合が進むにつれ言葉をなくしていき、最後にはかすれた声で「すげえ…」と何度もつぶやいていました。

アマチュアだから、無料でやっているからという言い訳をいっさい拒絶するような、俺たちはプロレスラーなんだ、という両選手の想いがほとばしるような、そんな熱い一戦でした。武藤じゃありませんが、やっぱりプロレスは愛なんだなと、そう再認識させてもらいました。ありがとう。
最後にはタイガーハート選手の得意技である滞空時間の長すぎるブレーンバスターが決まり、王者のベルトは移動しましたが、次回の興行ではリベンジマッチが行われるとのことで、心から楽しみにしております。
ただ、なにぶん硬い地面の上に体育マットを二枚敷いただけのリングでのこと、くれぐれも無理はなさいませんよう。
 

雑記 | 2009/10/02(金) 20:30 | コメント(0) | トラックバック(0)
前ページ | 最初のページ |