《大浜サキ》
気がつけばもう4月ですね。というわけで恒例の新作アニメのチェックなどを。 毎年大型アニメが集中する時期だけに、今年も力の入った作品が揃いました。 (カッコ内は関西開始日) 日常 4/2(4)~ 前々からアニメファンが皆「どうなんだろう?」と噂している京アニ最新作。 これまでの京アニの売りを純粋培養したようなタイトルですね。 花咲くいろは 4/3(4)~ 温泉街で働く女性達のお話。「日常」の対抗馬で、キャラ原案の岸田メルにも期待です。 作画力もあるP.A WORKSの初オリジナルという事ですが、震災の影響を受けているそうで・・・ 本来なら鉄板なんですが、制作スケジュールが心配なところです。 シュタインズ・ゲート 4/5(5)~ 今期の本命じゃないでしょうか。XBOXを持っていなくとも気になっていたタイトルです。 アニメ化にあたっての劣化が気になるものの、スタジオが刀語のWHITE FOXなので カオスヘッドのような惨劇にはならなさそう(笑) 噂では劇場版レベルとか。 Dororonえん魔くん メ~ラめら 4/8(7)~ ガオガイガーやベターマンの米たにヨシトモ監督&キムタカだって!? 音楽もムーンライダーズなどアニメ畑以外からの参入もあり、ケレン味のある一本となりそうです。 [ C ] THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL 4/14(19)~ 金融業界を異世界に見立て戦場と見なす発想が特異ですね。 モノノ怪や空中ブランコなど、常にリアルと二次元の境目を歩いている中村監督らしい感じです。 ビッグオーなども手がけたさとうけいいち氏のコンセプトデザインも楽しみ。 電波女と青春男 4/14(14)~ 新房監督なわけですが、中止を余儀なくされた「まどマギ」はどーなってんの・・・まさか作り直し? それはともかくキャラデザが「シムーン」のAS姉こと西田亜沙子女史ですね。 艶かしい線と動きを変態的なまでに追求する彼女の事、ねっとりと描いてくれる事でしょう。 かの作品以来ファンになってしまったので、とりあえずマーク。 デッドマン・ワンダーランド 4/16(18)~ カタストロフから始まる話だけに放送が危ぶまれていたけど大丈夫になったのかな? 個人的に一番わくわくできそう。制作のマングローブはハードな作品から出発したものの、 最近ぬるい作品にも手を出してるのでこちらはかっこよく作って欲しいところです。 青の祓魔師 4/17(17)~ DTBシリーズの岡村監督が原作ものを手がけるという事で、珍しい事もあるんだなーと。 地球SOSで監督と組んでる脚本家だけに、ストイックに仕上げてくるのは間違いないかなと。 音楽がBASARAやガンダムUCで活躍している澤野弘之で、実はこの人の壮大なオーケストラが 一番の見どころだったりします。 あとは、「ファイアボール」「カイジ破戒録篇」「まりあほりっく」「神のみぞ知るセカイII」といった 続編たちもよりどりみどりな4月ですね。 どれも鉄板すぎて嬉しい悲鳴、っていうか、最近4月・10月の一極集中ぶりは異常です。 1月のまどマギの破壊力は数年に一度のレベルでしたけども。 それはそれとして、アフタで連載してたシュールなハトよめがどうアニメ化されるのか 微妙に気になってたりもします(笑) あ、そういやもしドラも4月からだったっけ・・・ |
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《風見鳥 渡》
どうも、今週に予定されていたスキーが中止になった風見鳥です。現状、北東方面があんな調子なので、さすがに無理だという話になりました。仕方がないですよねぇ。 ちなみにといっては何ですが、ぼくが勤めている工場は大阪にあり、目下のところ海外輸出がメインになっているので売り上げに関しては影響は最小限なのですが、機械工具メーカー、とりわけ業界用語でいうところの超硬工具メーカーの生産工場が打撃を受けたそうで、供給に支障が出ています。 超硬工具は平たく言うと工作機械の切削工具の刃先に取り付けられるもので、これがなければ鋼をはじめとする素材を切削することができません。 日本はとりわけ国内の機械工具を主に使用しているため、各所で影響が出始めているようです。 超硬工具の世界的なシェアで言えばスウェーデンのサンドビックをはじめとする海外メーカーがシェアを占めていて(くわしくはこちらが詳しいです)、国内で調達できなければ当分は海外に頼ることになるかもです。 さておき、話は変わりまして来月末発売予定だったkeyの新作「Rewrite」が残念なことに6月に延期になってしまいました。まあ四月は大物、中堅ソフトメーカーがこぞってゲームを出す超過密状態だったので、よかったといえばよかったんですが。これで心置きなく「大帝国」が買えますw それはそれとして、延期を発表すると同時に体験版のVer2が公開されたので、さっそく遊んでみました(ちなみにまだクドわふたーは買っていないのでVer1は未プレイ)。 いやしかし、長らくkeyを牽引してきた麻枝准氏が脚本を離れたので、作風がいささか変わるのではないかと思っていたのですが、結論から言えばいつものkeyでしたw ああ、でもぼくの思い違いでなければ恐らく田中ロミオ氏が担当しているであろう「千里朱音」の初登場シーンが、今までのkeyゲーには居なかった、本当の意味での知的な人物を描ききっていて、なかなかに興味深かかったです。リアリストな魔術師、なかなかにいいキャラでした。 そうそう、今回の主人公はkeyにしては珍しく、異能使いであることを前面に出すストーリー構成のようです。 まあ、ゲームタイトルからして十八番のループ物をやることを宣言しているようなものですが、ループする理由付けやギミックを主人公に持たせようということでしょうか。「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のようになるなら読み物としてだけではなくゲームとしても面白そうです。まあ違うと思うけど。 そういえば前に田中ロミオ氏と竜騎士07氏という人選は大丈夫なのか? なんて前にブログで書きましたけど、このお二人はともにループ物を代表作とするゲームを作っていて、よくよく考えてみればkeyにとってこれ以上はないという人選でした。 この二人とkeyが化学反応を起こすとどんなゲームが出来上がるのか、今はまだ全貌が見えませんが楽しみです。 |
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《森 光年》
奇縁により二回コミケでお隣になったサークル『プロジェクトかぐや』さんのサイトがリニューアルされました。 ながらく仮サイトの状態だったので、この日を心待ちにしておりました。御製作中のビジュアルノベル『かぐやインパクト』の情報も見られます。サンプルボイスも聴けます。すごくうらやましいです、ボイス。 『プロジェクトかぐや』のどらっくまんさんは以前、プリントアウトした『かぐやインパクトの』の完成稿の写真をブログにアップしておられましたが、その分厚さは鈍器さながら。 あの分量のシナリオに今、スクリプトをつけたり声を入れたりしておられるのかと思うと作業の膨大さにめまいすら覚えますが、どうぞご無理をなさらぬよう完成目指してご奮闘ください。かげながら応援しております。 そんなわけで森光年なんですが、日本橋ストリートフェスタが中止になった先の連休の最終日、ぽっかりと予定があいてしまったのでせっかくだからと妥協倶楽部メンバーで連れ立って行ってまいりました大阪・玉造(たまつくり)界隈。 ときおりお邪魔している堀江のカフェ『Weg』の店主さんが修行したというウィーン菓子とコーヒーの美味しいお店が玉造の場所も場所、キリスト教の大聖堂とミッション系のお嬢様学院の間という漫画みたいな立地にたたずんでいるらしい、という噂は前から聞き知っておりました。 が、なにしろ玉造といえば大阪城のすぐ南。大阪市の中心部とはいえ繁華街から大きく外れた未知のエリアで(学校が多そう、というイメージがあった程度)なかなか足を踏み入れる機会がありませんでした。 行ってみて驚いたのですが玉造という街、おそろしく閑静でハイソなエリアでした。 JR玉造駅の構内からしてすでにブティックが軒を連ね、ごく普通の住宅街(しかし歩道の道幅が広い! 歩道というより公園といっていいレベル)のようなところにバラクータのブルゾンやトラディショナル・ウェザーウェアのコートなど、本来ならおしゃれ街のちょっとした店でないとあつかわないような商品(だってどちらも英王室御用達ですよ!)を置いてある店舗があたりまえのように! 大阪屈指のおしゃれ街・堀江に店を構える超人気洋菓子店の支店も、町のケーキ屋さんのような顔をして普通にたたずんでおりました。こんなところに住んだら毎日がパラダイスです(家賃的には毎月がインフェルノでしょうけれど……)。 余談ではありますが、道端に赤ん坊がよだれ拭きにでも使っていたであろうタオルケットが落ちているような光景はどこでもよく見かけるものですが、玉造に落ちていたそれはヴィヴィアン・ウエストウッドのタオルケットでした。作り話のようですが、ほんとうです。 大聖堂も女学院も巨大で静謐で重厚で、周辺を散策していると北摂か神戸あたりにいるような錯覚をおぼえ、大阪のようなごちゃついた街でも、行くところに行けばこういう地域があるんだなぁと終始圧倒されっぱなしでした。 で、そんな玉造でカフェやらケーキ屋やらパン屋やら、いろいろと行ってきたので以下、箇条書きで紹介させていただきます。 |
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《大浜サキ》
どうも大浜です。まだまだ冬並みの寒さが続きますね。 東京では雪も降ったとか・・・今は本当に3月下旬か(ブルブル おかげで私は風邪をひいてしまいました。 それに加えて、最悪なことに花粉症まで同時に発動。 鼻水が止まらないのは花粉症なのか風邪なのか、いまいちはっきりしないのだけど 顔面を掻きむしりたくなるこの感じは間違いなく花粉症。 目もかゆくてかゆくて、思わず目玉を取り出してすすぎ洗いしたくなる勢いです。 おかげでなんにも手につかないよ・・・ 調べてみたら、今年は花粉の量が例年に比べてきついらしいですね。 TVでは関西は10倍の花粉量と出ていて納得。 もう空気まで黄色いような気がしてきます。 うう、こんな事を書いてるだけでムズムズしてくる。 ハックション! |
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《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。地震から一週間以上経ちましたね。いまだ被害の全容はわからない状態ですが、これから事態は収束に向かいつつあるように感じられます。まあ、それからが一番大変だとは思いますが・・・。 原発のほうはまだ予断を許るさないようですが、燃料プールの一件は無事に解決へと向かっているようですし、あとは炉心の冷却が出来れば一安心なのですが、解決にはまだ時間を要しそうですね。 原子力の現状と今後についてはこちらの映像がわかりやすいです。 さて、地震の話題ばかりでぼく自身も気が滅入りそうなので、恒例のフリーゲームの紹介でも。 「Crash the Robot!」 http://www.mochigames.com/game/crash-the-robot/ アイテムを設置するなどしてロボットを破壊することをめざすパズルゲームです。なんとなーくピタゴラスイッチを連想させますw 操作はマウスドラックでアイテム設置。P、ESCで一時中断します。 「Not Your War」 http://www.teagames.com/games/notyourwar/play.php フラッシュゲームとしてはオーソドックスなシューティングゲームです。Play Now!を押してゲーム画面へ。操作は移動をWASDか方向キーで行い、マウスで照準、クリックで攻撃。ゲームを進めるとマップ画面の右下にある「UNLOCKS」が点滅して新しい武器を持つことが出来ます。そこで手に入るミサイルはスペースキーで発射することができます。 「クムドールの塔-許された結末-」 http://www41.tok2.com/home/unteek/tower5.html ウィザードリィを代表とするダンジョンRPGです。オーソドックスなゲームなので、さほど操作に悩むこともないと思います。3Dダンジョンゲームが苦手じゃない人にお勧めです。 |
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《森 光年》
大阪の電気街・日本橋の大通りを歩行者天国にして行われる年に一度の大イベント『日本橋ストリートフェスティバル』が、今年は大震災のため中止と決定されたそうで。 ほんとうに残念でなりません。 たくさんの犠牲者が出ていること、被災地のみなさんが今も苦しんでいることを思うと祭りどころでは…という気持ちは痛いほどわかります。私もおなじ心情です。 ですが、すでに各所で指摘されていることですが、行き過ぎた自粛ムードは人々の心を暗くし、消費の萎縮と経済の停滞をまねきます。 それは結局、長い目で見れば被災地の復興のさまたげにしかなりません。 こんなときに、ではなく、こんなときだからこそ関西に暮らすわれわれはストリートフェスタを開催すべきだったのではないでしょうか。 被災地で苦しむ方々のために何ができるのかを考え、行動することは尊いことです。が、それが本当に被災者のためになるのか、ほんとうに彼らが望むことなのかを考えてみる冷静さもまた大切だと思います。 そんなわけで森光年なんですが、先週末、行きつけの古着屋さんでは売り上げの一部を被災地への義援金にあてる旨の張り紙を出していました。 近所にある行きつけのパン屋さんは『応援パン』と名づけたパンを急遽店頭に並べていました。その収益は全額被災地に寄付されるそうです。 いつもちょっとひねった創作系のパンばかりならべている店主のお兄さんが作った『応援パン』は、普段の作風からすればびっくりするほど素直なミルクパンで、とてもやさしい味がしました。 老舗ラグジュアリーブランドのCOACH(コーチ)が4億円の寄付を決めたほか、多くのファッションブランドが援助を表明しています。 レディー・ガガは募金をつのるためのリストバンドを販売し、2日間で2000万円ほどの寄付を集めてくれたとか。 ここはひとつ、感謝の意を込めてTVCMでおなじみの最新曲のPVを(もちろん、彼女がYouTubeのオフィシャルページで公開しているものを)貼らせていただきます。 ダークでエロティックでフェティッシュで、だけどポジティブな明るさがあって、こんな時期には少し不謹慎なPVかもしれませんが、だからこそ、あえて。 Lady Gaga - Born This Way |
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《大浜サキ》
いまだ現在進行形で、全貌も把握できないような東北地方太平洋沖地震ですが、 震災被害に遭われた方々に心よりお見舞い申しあげます。 こんな時にどんな話題を扱ったらいいのかも分からないような状態なのですが、 ここ数日、映画関連のサイトで見聞きした震災関連の情報など書き連ねてみたいと思います。 まず国内では、大津波のシーンで始まる「ヒア・アフター」が上映中止となり、 震災を扱った中国の「唐山大地震」も公開延期となりました。 また、日本の震災により米映画の海外週末興行成績が60%ダウンとなっているようです。 当たり前だけど、映画どころじゃないんだな・・・ 他にも、内容に関係なく各地で試写会やイベントが次々と中止になっています。 地震による映画関係イベントの中止/開催のまとめ 海外からは、著名な俳優さん達が日本にエールを送ってくれています。 親日家のディカプリオやミラ・ジョヴォヴィッチ(「バイオハザード」主演)をはじめ、不謹慎俳優として 知られるチャーリー・シーンやパリス・ヒルトンも今は真面目に心配のコメントを寄せています。 特にチャーリーはトークショーの売り上げを日本に寄付してくれるんだそうな。 さらに、知る限りでも以下の俳優さん達が日本を心配するメッセージを送ってくれていました。 エドワード・ノートン(「ファイト・クラブ」「アメリカン・ヒストリーX」主演) ジェニファー・ロペス(「Shall we Dance?」「ザ・セル」主演) ジョージ・タケイ(「スター・トレック」のスールー艦長) ベン・スティラー(「メリーに首ったけ」主演) トリ・スペリング(「ビバリーヒルズ青春白書」のドナ) マーロン・ウェイアンズ(「最終絶叫計画」「ミート・ザ・ペアレンツ」出演) 特にノートンは日本在住だったという事もあってショックを隠しきれないみたいですね。 ちなみにジュード・ロウのコメントも挙がっていたけど、これはデマでした。 それから、大手映画情報サイトallcinemaでは「過去一時間のアクセスランキング」にて、 「チャイナ・シンドローム」「風が吹くとき」「K-19」など、原発や放射線を扱った 映画の情報へのアクセスが急上昇しています。 特に、スリーマイル島原子力発電所の事故を描いた「チャイナ・シンドローム」はここ3日間 常にトップに居続け、ランキングから全然下がらない状態に。 毎日めまぐるしく変わるアクセスランキングなのに、こんな状態は初めて見ました。 これらの中では、キャスリン・ビグローが監督し、原子力潜水艦の事故を描いた「K-19」が 放射線のふるまいを正確に描写していて記憶に残っています。 しかし正直、海外大手映画ポータルのIMDbですら日本での「ヒア・アフター」の上映中止を トップで報じたりするような状態なので、もう映画どころではないという感じですね。 こういう時は娯楽産業は無力なのだと思い知らされます。 笑って映画を見られる日が戻ってくるといいのですが。 |
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《風見鳥 渡》
書こうと思っていた内容が、昨日の地震で全部吹き飛んでしまいました、どうも風見鳥です。 ぼくは大阪にある工場で働いていますが、そのときに長くゆっくりとした横揺れと、その後の余震を感じたので、どこかで大きな地震が起こっているのではないかと思ったのですが、家に帰ってニュースを見たら想像以上の災害で驚きました。 まさか、自分が生きているうちに阪神淡路大震災を超える事件を目の当たりにすることになろうとは・・・。 地震はもとより津波が凄まじい、本当にここは日本かと目を疑うばかりです。 この日記を書いている時の直近のニュースでは原子力発電所、福島第1原発が爆発して炉心融解を起こしたというニュースが飛び込んできました。・・・もはや、最終的にどれほどの被害が出るのか事態が落ち着くまで想像できないことに。 この事態を受けてあちらこちらで影響をうけているイベントなどが出ていますが、ぼくらオタクに関係あるイベントとしては、明日開催されるはずだった「博麗神社例大祭」はビックサイトの建物に大きな亀裂が出来て開催不可能に。また、最寄の交通機関のひとつ、ゆりかもめが明日の運行再開を見送るというニュースも。 ぼくらが住む関西圏では地震による影響や混乱はほとんどないので、被災した方々に申し訳ない気持ちになってしまい、どうかこれ以上事態が悪化しないようにと祈ることしか出来ませんが、事件の関係者のみなさんを応援しております。 |
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《森 光年》
プレスだ登録手続きだといろいろ手間取っているうちに3月になってしまいましたが、ようやく『墜落天使』のショップ委託が始まりました! お待たせしましてすみません。 コミケに来られないという皆さまにも、これでお手に取っていただけるようになりました。ご意見ご感想等、お聞かせ願えればさいわいです。ネタバレ含みのご質問も、どうぞお気軽に。 そんなわけで森光年なんですけども、不覚にも一ヶ月近く気づかずにいたんですがカニエ・ウエストがYouTubeの公式ページにて、昨年12月に発売したアルバムの収録曲『All Of The Lights』のPVを公開しておりまして。 これがまた、たいそうかっこいい映像だったのでご紹介いたします。 (画面がはげしく明滅するのでご注意ください!) Kanye West - All Of The Lights ft. Rihanna, Kid Cudi 曲にあわせて歌詞が表示されていくPVはすでにベタと言っていいくらい近年よく見かけますが、このハイセンスぶりはさすがヒップホップPVの大御所ハイプ・ウィリアムス。 かわいい子供が冬の街を歩くノスタルジアなモノクロ映像から、色彩とデザインの洪水へとなだれ込む展開が痺れます。 次々あらわれるネオンサインのなかに日本語のカタカナが混じっているところはダフトパンクの『Harder,Better,Faster,Stronger』をサンプリングしたカニエの2007年のヒット曲『Stronger』を彷彿とさせますね。 『Stronger』のPVは「ガソバレ(頑張れ)」「コセロ(殺せ)」等のわざとなんじゃないかというような誤字が日本の音楽ファンの注目を集め、ある種のネタ映像として受容されてしまった感がありましたが、今回のカタカナは抑制された最小限の使いっぷりで、とてもクールです。パトカーの上で熱唱するカニエもかっこいい。 この『All Of The Lights』はアルバム収録時、あきらかに有名アーティストが複数参加しているにもかかわらず彼らの名がクレジットされていなかったことでちょっとした話題になりましたが(おなじアルバムのほかの曲にはちゃんと参加アーティストが明記されていたので、記入漏れ等ではなくわざとそうしたのでしょう)、このPVではリアーナとキッド・カディが顔出ししてますね。 それにしてもリアーナの衣装がむやみにエロスなのが気になります。横乳とかそういうレベルじゃないですよこれは…… |
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《大浜サキ》
ちょっと遅めの話題ですが、先月の27日にアカデミー賞が発表されましたね。 アカデミー賞 2010年(第83回) - allcinema 目玉の作品賞・監督賞に輝いたのは、有力視されていた「ソーシャル・ネットワーク」・・・じゃなく、 イギリス映画「英国王のスピーチ」だったとは驚きでした。 恥ずかしながら、正直この作品は全くのノーマークでして。 映画の内容は、現エリザベス女王の父ジョージ6世の伝記作品で、吃音を克服して 国民に愛されるまでを描く映画となっているみたいです。 そう聞くと、もうタイトルからして感動するシーンが想像できるなあ。 (ヒトラーの演説を見て「とても上手だ」って感想が面白いw) んで監督賞のトム・フーパーって誰ー?と思って調べてみたら、これが日本未公開作品ばかりで、 先月26日に公開となったこの映画が、実質的な日本初お披露目でした。 って、私の好きなヘレナ・ボナム=カーターがエリザベス役なの!? 他にも、主演のコリン・ファース(「シングルマン」でも主演のあのヒト)が 主演男優賞を受賞するなど、「英国王のスピーチ」がメイン4部門受賞という 意外な結果となりました。 ちなみに私が注目していたのは、 8部門でノミネートされていたフィンチャー監督の「ソーシャル・ネットワーク」と、 これまた8部門ノミネートしていたノーラン監督の「インセプション」。 前者は脚色・作曲・編集賞を受賞し、後者は撮影・視覚効果・音響(編集/調整)賞の受賞と、 技術的な方向に収まる形になりましたね。 そんな中では、「ソーシャル~」の劇伴を担当したトレント・レズナー(バンド、 ナイン・インチ・ネイルズのリーダー)が作曲賞を得たのが印象的です。 毎度フットワークの軽いフィンチャー映画らしいと言えるかも。 「インセプション」は、あのぞりぞりーっとめくれあがっていくビル街の姿がインパクト抜群だったので 視覚効果(SFX)賞は納得。音響まわりを受賞したのもSF映画らしい結果です。 そしてさらに注目なのは、ダンス・スリラー「ブラック・スワン」で 主演女優賞を獲得したナタリー・ポートマン! スター・ウォーズ新三部作以降、ちょっとエッチな映画やはたまた硬派な作品にも 出るなどして急速に芸風を拡大していた彼女ですが、 その努力が実を結んだのは喜ばしいです。 いやー、あの「レオン」の少女マチルダがオスカーを受賞する日が来るとはなあ。 「ブラック・スワン」も、ダークサイドに堕ちていくバレリーナの嫉妬劇とか、ツボにはまりまくりな 内容なので、いつか絶対見ようと思います。 それにしても、ポートマンってバレエが踊れたんですね。 |
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