《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。もうすぐ四月になりますね。 あっちこっちで入学式やら入社式やらで忙しくしているわけですが、友人の子供さんが今年で小学生になるということでこのところ子供部屋を作るのを手伝っていました。 いやぁ、子供の成長って早いですね。軽々と片手で持てたのに、いまや肩車も重く感じるほど大きくなりました、なかなかに感慨深いです。 そうそう子供といえばその昔、四国の田舎に帰ったとき従兄の子供と遊んだのですが、それ以来会っていなくて時間が経ち、今では高校生になる歳ごろなんだとか。 いやぁ、そこまでならよくある世間話ですがなんとその子供、学年別学力全国第3位という目を剥く学力の持ち主! すげぇ、まるで物語の設定みたいな人物が血縁から出るとは思わんかったw いやそれだけではなく、全国1位と2位も同じクラスに在籍していたようで、「負けたくない!」などと本人は話をこぼしていたそうな。 いやはや現実は小説より奇なりですなぁ。この子と遊んだ当時ははしゃぎまわって大人を振り回す、ごく普通の子供の印象だつたのにねぇ。 さておき、いつものフリーゲーム紹介でも。 『Tactical Assassin Mobile』 http://armorgames.com/play/14813/tactical-assassin-mobile 棒人間を狙撃するフリーゲームです。なかなかよく出来ています。操作はマウスで照準を合わせ、左クリックで射撃。 Sボタンでズームアウト、左クリックで再びズームイン。スペースを押すと呼吸を止めて照準のブレを無くします。 それにしても海外のフリーゲームは近年モバイルゲームの体験版という意味合いが強くなりましたね。いや十分遊べるのですが。 このゲームも完全版が有料配信となっています。 うーん、この調子で長年更新が止まっている『マテリアルスナイパー』も有料配信しないかなぁ。絶対お金出して遊ぶのに! |
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《森 光年》
ふと思い立って本棚からギャビン・ライアルの『深夜プラス1』を引っ張りだしてきて再読しておりました。 現在はすっかりすたれた冒険小説というマイナージャンル(現代かそれに近い時代を舞台に、銃とか車とか酒とか服とかガジェットの細部にこだわりつつプロフェッショナルな男が大冒険するおっさんのロマンむきだしの小説。ようするにジェームス・ボンドみたいなやつを想像してください)の代表的名著です。 好きな箇所をちょいちょいつまみ読んだりはしていたんですが、通しで読むのは10年ぶりくらいでしょうか。若いころとは自分の視点が変わっているのがわかって面白いですね。 当時は読み流していたけれど今回はとても心に残った台詞があったので、少し長いですが引用します。 不安と緊張にさいなまれる日々のせいでアルコール依存症になったガンマンが、酒の味がわからなくなったつらさを語る場面。 以下引用。 「パリでマーティニの本当の作り方を知っている店に入っていくところを覚えている。ひる頃、人ごみにならないうちに行くとていねいに作ってくれる。相手も嬉しいのだ。うまく作ったのを本当に味わってくれる客が嬉しい。だからその客の分はていねいにやる。慎重に時間をかけて作る。こちらも同じ気持ちで飲む。相手はそれがまた気に入る。何杯も注文してもらおうとは考えていない。時たま、そんな客が来て自分たちの腕をふるうのが嬉しいのだ。それを喜んでもらえれば満足なんだ。哀れな存在だよ、バーテンというのは」 (ギャビン・ライアル 『深夜プラス1』 菊池光 訳) 引用終わり。 そんなわけで森光年なんですが、これぞまさにバー好きにとっては解説も付け足しも不要な名文句。すぐにでもバーに行きたくなります。 野暮を承知で解説するなら、カクテルの王様ことマティーニは今でこそマティーニという呼称で統一されていますが、かつて日本ではマーティ二とかマルティニとか呼ばれておりました。 マティーニについては昔からそれについて語りだすと本が一冊書けると言われ、実際、バーテンダー協会の公式レシピブックには100種類のマティーニが載っていたりしますので、私ごとき若輩があれこれ言及するのは控えます。 あと、個人的にはバーテンダーさんをバーテンと呼ぶのはあまり好きではありませんね。タクシーの運転手さんを運ちゃんと呼ぶような蔑視が感じられて。 ちなみに全くの余談ですが『深夜プラス1』というこのタイトル、よくバーの名前などになっていたりして作品自体の知名度以上に世間への浸透率が高いです。 おなじくギャビン・ライアルの作品に『もっとも危険なゲーム』というのがありまして、じつは私『深夜プラス1』よりこっちのほうが好きなんですが、このタイトルも昔からアニメのサブタイトルやなんかでしきりに使われておりますね。 ただ、作品を読めば分かるのですがこの『THE MOST DANGEROUS GAME』の『GAME』はいわゆる遊戯のことではなく、狩りの獲物というもうひとつの意味。つまりは『もっとも危険な獲物』と訳したほうが本当は正しいんですね。 もちろんこの邦題のほうがネタバレもしませんし、遊戯と獲物のダブルミーニングにもなっていて、いわゆる名誤訳(『ドクター・ストレンジラブ』をあえて『博士の異常な愛情』と訳したような)なので、こうしたつっこみは野暮というものなんですが。 世界中を経めぐって危険な獲物を追い求めてきたハンターが、ついに出会ったもっとも危険な獲物とはなにか、をサブテーマとするこの小説。 物悲しいフィンランドの情景と、孤独な男たちの奇妙ではあるが純粋な交情が心を打つとても良い小説です。古い作品ですが、興味のある方はぜひ。 |
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《大浜サキ》
今回も前の記事に引き続きLCDサウンドシステムの曲をぺたり。 2007年のシングルより、「Someone Great」のPVです。 LCD Soundsystem - Someone Great Official Video EMI Musicのチャンネル 歌詞の内容は、バンドを率いるジェームス・マーフィーの知人を悼むものになっています。 一説には彼の主治医が亡くなった時に書かれたとも、過去の恋人に捧げられたとも 言われていますが、妻に口外を禁じられているらしく、今もノーコメントを貫いているそうです。 そう思ってPVを見ると、生き生きとした人々の肌と交互に対比される黒い女性のシルエットが 非常に切なく、優しい鉄琴の音色にも心を揺さぶられます。 華やかなクラブミュージックの世界の寵児であるLCDサウンドシステムの中でも、 ひときわ異彩を放つPVではないでしょうか。 それでもポップに仕上げているところが、このバンドらしいなあとも思うのですが。 |
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《風見鳥 渡》
ギャーっ、更新日過ぎとる!? どうも風見鳥です! とほほ。 前のとき危ないなーと思ってはいましたが久々にやってしまいました。ストレスや疲れを多く感じる時は寝て回復させる癖があって、そして起きたらしばらくやらないといけない用事がすっぽりと抜け落ちるという。 今日は定時で帰れたので時間があるわーと油断してしまいました、ガックリ。 考えたら今月は決算月で毎年恒例の棚卸しと新人研修に、スキーの役員と今年やけにつらい花粉の季節やらが重なって仮眠時間が長くなってしまったようで。 うおぉ、あらためて考えても3月はしんどい月だわ・・・。 さておき、遅れてしまったのでここは手早くいきます。 『RWBY "White" Trailer』 以前、記事を紹介したことがある海外クリエイターの動画第2弾です。いつのまにか掲載されていたので載せてしまいます。 前のときは一対多数の戦いでしたが、今回は魔法剣士と甲冑を着た巨人の一騎打ちです。 前回同様、舞うように戦う姿に魅せられますねぇ。 『Star Wars Tie Fighter Animation (WIP) by otaking77077 with sounds SFX!』 きっとスターウォーズファンの大浜が泣いて喜ぶアニメ動画ですw この動画は正真正銘、アマチュアの人が製作した動画でして、元々は音楽も効果音も無かったものを別の方がそれらを製作し、臨場感ある作品になりました。 ってか、いるんですねぇ海外にもニコニコ動画にいるような職人がw 海外ではもっぱら3Dアニメーションが主流のイメージがありますが、そこで2Dアニメを製作するとはなかなかの気概を感じます。 それにしてもいいですねぇ、2Dアニメでスターウォーズ作らないかしらん? |
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《森 光年》
大阪は吹田市の岸部といういささか辺鄙なところに、関西随一とも言われるブランジュリ(本格的なフランス風のパンのお店のことです)『ル・シュクレ・クール』がありまして。 そのシュクレ・クールのオーナーが、フランスの正統なパンの文化を広めるなら同時に菓子文化も広めなければならない、として店の隣にオープンしたのが『ケ・モンテベロ』というパティスリーです。 大阪の都心からのアクセスがかなり良くない立地にありながら、ケ・モンテベロもまたフランス菓子の名店として名声をほしいままにしていたんですが、その立役者はなんといっても開業以来シェフをつとめてきた橋本氏。 フランス菓子の伝統にしっかりと立脚しながらも、結果として完成した菓子はそれ以上のなにかに到達している、そんな天才的な感性を持ったシェフです。 で、その橋本シェフが突如としてケ・モンテベロのシェフを辞し、大阪の甘いもの好きのあいだに衝撃が走ったのが一年半ほど前。 以来、独立開業の準備を進めているという噂はあったものの詳細は知れず。橋本シェフがいない、橋本シェフはどこだ、とスイーツ界隈はおおさわぎでありました。 そんなわけで森光年なんですが、いささか前置きが長くなりましたけれど、みなさまもうお分かりでしょう。 3月10日、その橋本シェフの新しいお店がついに開業しました! しかも大阪市内に! 大阪のフランス菓子界にひさびさのビッグニュース到来です。 このところ、百貨店にパリの有名店が出店してきたとかその程度のトピックスしかありませんでしたからねえ。 しかも行ってみたら美味しいのは美味しいけど、しょせん量産品だなあというレベルで、百貨店も誘致してくる有名店のネタが尽きてるのかなあと。 その一方で優良な個人のお店もいくつか開業してはいたんですけれど、胸おどるような大きなニュースというのはしばらくなかった気がします。 さておき橋本シェフの新店ですが、名前は『acidracines (アシッドラシーヌ)』。 場所は大阪城公園や府庁の西。駅でいうと市営地下鉄の谷町線『天満橋』駅が最寄りでしょうか。梅田から地下鉄一本で行けるので、遠来の方にも便利なはず。 また、橋本シェフの親友であり、双璧をなすパティシエでもある服部シェフの『ラヴィ・ルリエ』も谷町線の『中崎町』駅からちょっと歩いたところにあるので、なんならはしごすることも可能です。 大阪ではまず間違いなくツートップ、関西でもベストファイブに入るであろう名シェフの菓子が続けざまに味わえるのですから、このうえなく贅沢なスイーツ散歩となること間違いなし。 |
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《大浜サキ》
今回はアメリカのダンス・パンクユニット、LCDサウンドシステム (LCD Soundsystem) から一曲。 2005年の1stアルバム「lcd soundsystem」より、「Tribulations」のPVです。 LCD Soundsystem - Tribulations EMI Musicのチャンネル |
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《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。 先週、ルパン三世の銭形警部の声でお馴染みの納谷悟朗さんが亡くなりましたね。ついこの間もそんな話をしたところなのに・・・残念です。 ぼく的には銭形のとっつぁんはもちろんですが、宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長が思い入れ深いです。まあぼくがヤマトスキーなせいですがw ヤマトはテレビアニメで三期ほど。劇場版アニメも近年含めて複数作られていますが、沖田艦長が活躍するのは一作目とそれを再編集して劇場版にしたものと完結編くらいで、他には登場しません。 しかし登場回数は他のメインキャラクター達と比べても圧倒的に少ないはずなのに、あの存在感ある名演技でシリーズを通して無くてはならないキャラクターとなりました。 ヤマト最終回の「地球か・・・何もかも皆、懐かしい」という台詞はあまりにも有名。 ほんと、惜しい方が亡くなりました。 さて、そんなヤマトですがやはり話さずにはおられません。 現在『宇宙戦艦ヤマト2199』というリメイク作品が作られていて劇場で先行公開されていますが、来月から正式にテレビ放映されます。 1話、2話と視聴したことがあるのですが素晴らしいの一言。 ストーリーが再解釈され、現在の映像技術と脚本でもう一度ヤマトを作り直し、それでいて旧作のリスペクトも忘れず旧来のファンも唸らせる出来栄えです。 声優陣は、さすがに旧作のような豪華すぎる名声優達のようにはいきませんが、その高い演技力で熱演しヤマトの魅力が損なわれていません。 いやあ楽しみです、ほんと。 これがきっかけで再ブームが起こらないかなぁなんて考えてしまいます。 |
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《森 光年》
バーの話が続いた流れで書きますと、恋に破れたひとはバーのカウンターで『ブルームーン』というカクテルを飲むものと相場が決まっております。 ブルームーンには「ありえないこと」「叶わぬ恋」という意味があるからです(一方で、同じ月に二度の満月がめぐってくる希な現象のことも指します)。 すみれのリキュールにジン、レモンジュースを加えてシェイクしたとても香りのよいカクテル。紫がかったその色はその名のとおり蒼い月を思わせます。 かなり昔からあるというスタンダードカクテルの一つです。 それにしても、そんな失恋のお供ともいえるカクテルに使われるすみれのリキュールが、古来より『パルフェ・タムール(完全な愛、の意のフランス語)』と呼ばれているのはなんとも皮肉のきわみ。 昔の貴族たちはこのリキュールに、媚薬の効果があると信じていたからだそうです。 ブルームーン以外の飲み方としてはバイオレット・フィズなどが美味しくておすすめ。度数も低めですし、すみれの香りが堪能できます。 そんなわけで森光年なんですが、毎度毎度シャレオツなPVを貼って好評を博している当サークルの大浜サキが妬ましくてならないので、今回は少し前に発見したこんな動画を貼り付けてみます。フランスつながりでもありますし。 Serge Gainsbourg - Je t'aime... Moi non plus フランスのミュージシャンにして稀代の女たらし(しかも、おそらくはさして異性に興味もないのにコンプレックスと女性への復讐心だけで口説き落としていたであろう男)、セルジュ・ゲンスブール(1928年~1991年)のいろんな意味で有名な曲『Je t'aime... Moi non plus』。 不倫の関係にあった大女優ブリジット・バルドーとデュエットしたバージョンもありますが、こちらはのちに妻となる女優のジェーン・バーキンとのデュエットです。 当時の音楽番組の映像でしょうか。この曲にこういうPV(?)みたいなのがあったとは不覚にも知りませんでした。 ところでじつはこの映像には、歴史上非常に貴重な物品が写りこんでいるのですが、みなさまお分かりでしょうか…… |
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《大浜サキ》
今回は前回に引き続き、ロイクソップから一曲。 2009年の3rdアルバム「ジュニア(Junior)」より、「ハッピー・アップ・ヒア」のPVです。 Röyksopp - Happy Up Here Official Video Röyksoppの公式チャンネル 50年代を思わせるアルミ電飾看板を使ったオシャレPVかと思いきや、誰もが知っている あのゲームのキャラクターが登場です。 据え置きのゲーム機では実写同然のグラフィックが可能になった今、レトロゲーを こんな感じでリメイクするのも見てみたい気がします。 (ゲームはグラフィック派ではないけど、せっかくの描画性能だし) テトリスとかクォースとか、こんな映像でやりて~ |
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《風見鳥》
ファッ!? しまったぼくが今日の日記更新日なのにうっかり忘れて二度寝したりのんびり風呂入っちまった(汗。 と、いうわけで(究極超人あ~るくん的な)こうそく更新です! 「Bombermine」 http://bombermine.com/#/ 詳しくは紹介記事を見てもらうとして、早い話1000人を超える大人数でボンバーマン対戦を行なうフリーゲームです。 なんでもロシアの人たちが開発したとか。 というか、ボンバーマンなど多くの名作を生んだあのハドソンはブランド名だけ親会社のコナミに残して去年会社を解散していたんですね、知らなかった・・・不覚。 近年は桃鉄とボンバーマンくらいしかゲーム名を聞かなかったので、ヤバイだろうなとは思っていましたが残念です。 そういえば高橋名人は既に退社していてゲーム情報番組に出ているとか。 おおぅ、ご健在のようでなによりです。 |
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