《森 光年》 去る11月17~18日はいわずと知れたファッション誌VOGUEの主催で世界規模で展開されるファッションイベント、ファッションズ ナイト アウト(FNO)が大阪はうめだ阪急百貨店で開催されました! 最後に行ったのは何年前かもさだかでないほどご無沙汰でしたが、日曜日のオープニングセレモニーをちょっと覗いてまいりました。 ![]() 以前はこんな大掛かりな飾りつけはありませんでしたが、いつのまにやらこんなド派手なイベントになっていたんですね! 会場にはSNSでの拡散を狙って自撮りが楽しくなる仕掛けが満載。時代ですねえ。 ファッション関係の有名人やファッションあんまり関係ない芸能人などがゲストに呼ばれる点は以前と変わらず。 司会が別所哲也だったのも昔のままでした。 デビューしたばかりでパリのランウェイを歩いたという新鋭モデルの福士リナという人がさすがに綺麗でしたね。 VOUGE主催だけあって会場ではモデルらしき方々が多数見かけられましたが、やはりあの人たちは骨格からしてちがいます。 個人的には有名なスタイリストの祐真朋樹を生で見られたのが(そして彼のテンションが異様に高かったのが)印象的でした。 が、当たり前と言えば当たり前ですが会場の空気は「誰?」という感じ。 SMAP等、多数の芸能人のスタイリストを務め、木村拓哉やサッカーの中田英寿をファッションリーダーの座に押し上げた人物なんですが… ![]() そしてFNOのすぐ隣で開催されていた「加山雄三の世界展」。 タイミングというものを一切考慮しない阪急百貨店のエクストリームな姿勢が素敵です。 おかげで若大将めあてに訪問したご高齢の皆さまがFNOに迷い込んでぶったまげておられました。 コムデギャルソンのこれを着た人とか普通に歩いていたから無理もありません。 そんなわけで森光年なんですが、鯖のシーズンということで大阪人のソウルフード、バッテラを求めてご近所のお店にお邪魔しました。 (訪問は今月初旬でしたが、書きたいことが多くて今更のご紹介になってしまいました) 私が物心ついたころにはすでに地元・大阪市平野区で営業しておられた『勝栄鮓』という下町のお寿司屋さん。 昔ながらの大阪の押し寿司や江戸前の握り寿司、旬の魚介を使った一品などがリーズナブルに味わえます。 ![]() 芋焼酎のお湯割りとともに、まずは突き出し三種盛りを。 卵焼き、黄金巻き、子持ちこんにゃくと鯛の刺身の宝山寺味噌がけ。 卵焼きを巻いたお寿司、黄金巻にさらに蕪を巻いてある仕事の繊細さが嬉しい。そして美味しい。 奈良県は生駒山の宝山寺で作られている甘辛の味噌が淡白な鯛の刺身に意外なほど合うんですよね。 ![]() 残念ながらバッテラにはまだ少し季節が早いとのことだったので、ご主人のお勧めで秋刀魚のお寿司を。 力強さと繊細さが不思議な調和でもって共存する旬の魚の旨みが口いっぱいに広がります。 焼いた秋刀魚もいいですが、新鮮なのをお寿司でいただかないと味わえない醍醐味もありますね。 以上の2皿にお酒一杯で1650円。リーズナブルですが、ベテランのご主人が紡ぎだす味は一流。 12月の後半ぐらいには絶品のバッテラも味わえることと思います。 大阪の寿司文化を伝えるお店も近年では減少の一途をたどっており、貴重です。 |
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《大浜サキ》
前回に引き続き、今回もデンマークのミューから一曲。 2005年のアルバム『And the Glass Handed Kites』より、『The Zookeeper's Boy』の公式PVです。 MEW - The Zookeeper's Boy(Official Video) Mewの公式チャンネル |
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《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。 最近になってICカード乗車券であるPiTaPaを手に入れました。 今までは普通の磁気定期券を使っていましたが、ぼくが通勤に使っている区間がPiTaPaに対応していると知って導入しました。 いやぁ、思った以上に快適ですわ。 ベーシックのPiTaPaはクレジットカード機能がついていますが、このおかげで他のICカード乗車券のようにいちいちチャージをする必要がありません。 また大阪のキヨスクはローソンのようなコンビニチェーンが運用するようになったおかげで品揃えが豊富になり、PiTaPaが使えて便利になりました。 よくキヨスクで漫画雑誌を購入していたので無駄に小銭が増えなくなっていい感じです かさばる財布の変わりにカード一枚をポケットに忍ばせておけばいいというのは手軽でいいですね。 PiTaPaが使えないところは普通のクレジットカードとして使えるのが強みです。 とはいえPiTaPaは近畿地方を中心とした乗車券ですので、東京で開催される冬コミにぼくは行くわけですが、そこでどこまで使えるかわからないのですけどね。 まあ、これから色々調べて使っていこうと思います。 |
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《森 光年》
先日、ご近所の美味しいパン屋さん『アップルの発音』にお茶しに出かけたらメニューにシュトーレンのセットが! ![]() 日本でもすっかりおなじみになったドイツのクリスマスシーズンのお菓子シュトーレンですが、まさかご近所で早々といただけるとは。 しかも運よく端っこが回ってくるという。 世の中だいたいの食べ物は端っこが美味しいと相場が決まっていますからね! 案の定、砂糖の層がしっかりと厚く、スパイスもよく効いていてヨーロッパのクリスマスの味。 キャンベルズのケニアの茶葉とよく合います。 それにしても、カウンター奥の店主ご自慢の謎の壷の圧がすごい… オークション形式のアンティーク店で競り落とされたのだそうですが、骨をくわえた青い犬がカトゥーン的なタッチで描かれています。 ![]() この日はアップルの発音も例年参加しているイベント『オープンナガヤ』が開催中でしたので、それっぽいお写真も撮影。 ![]() ![]() 大阪各所の素敵なリノベーション長屋が、店舗やギャラリーとして利用されているものはもとより一般のお宅まで公開されるという催しです。 こちらの店舗を手がけたのは町屋等のリノベーションに力を入れている近在の建築家ご夫婦です。 そんなわけで森光年なんですが、大阪は北区扇町のパティスリー『ラヴィルリエ』が11月24日で9周年! ということで一足お先にお祝いしてまいりました。 ![]() 赤いバラとともに赤いお店へ。土曜のけっこう遅い時間でしたが来客は引きも切りません。 お忙しい中、シェフやヴァンドゥーズの皆さまから丁寧な挨拶をいただき恐縮でした。 来年はいよいよ10周年の節目ということで、おのずから話題は開店当初の思い出話へと流れてゆきました。 当時からずっと厨房を支えてきた副シェフが、三重県いなべ市に来春開業するラヴィルリエの新店舗へと旅立たれるそうで。 開業まもないラヴィルリエ、今よりもっと狭かった厨房で奮闘してらしたその方の姿がよみがえり、胸に熱いものがこみあげてまいりました。 ![]() 帰宅後、ラヴィルリエのケーキとクロワッサンで遅いお茶。 この日ばかりはフランス式でいただきます(フランス人はそっけない白やガラスの器でお茶しそうという雑なイメージ)。 じつはラヴィルリエで初めていただいたのがクロワッサンで、以後も折に触れて購入してるんですがまたさらに美味しくなってますね。 ケーキはラヴィルリエではおなじみミゼラブル(日本のパティシエの創作菓子だそう)の古典解釈版ミゼラブル・アルカイク。 表層のカカオのビターな風味と、バタークリームとラムレーズンの調和が完璧です。 ![]() バラのお礼にと焼き菓子もいただきまして、そちらは後日お茶菓子に(茶器が英国調なのはご容赦を)。 マドレーヌ、フィナンシェ、サブレ ディアマン。馴染み深いベーシックな顔ぶれなのに、初めて食べたみたいに美味しい。 周年イベントは11/23(金・祝)~25(日)に行われますので、皆さまぜひお出かけください。 そして10年目のラヴィルリエもよろしくお願いします! |
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《大浜サキ》
前回に引き続き、今回もデンマークのミューから一曲。 2003年のアルバム『Frengers』より、『She Spider』の音源です。 Mew - She Spider |
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《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。 今年も無事に冬コミに当選しました。 会場が拡張されたせいか、このところ夏も含めて連続当選しています。 いつもなら夏か冬、どちらかが落選していたのですけどね、ありがたいことです。 さておき本業の工場では近年になってから古い機械を入れ替えるという新規ラッシュが続いております。 ぼくが扱っているNC旋盤の寿命はおよそ5年から10年と言われています。 それを余裕で20年越えのものを使い続けているものですから故障が相次ぎ、下手をすると一ヶ月停止します。 そんな現状でしたので次々機械が入れ替わり、一応ベテランであるぼくは臨機応変に担当する機械が変わってしまいます。 ぼくの会社は大人の事情により機械メーカーが統一されておらず、機械の大きさもさまざまであるため、担当が変わるたび慣れない機械に奮闘してしまいます。 特に古い機械だと調子が悪い部分を整備しながら動かすこともしばしば。 しかしまあ、来年新しく導入される予定の機械の一つがぼくが担当することになりそうなので、機械整備に奔走させられることは無さそうですw とはいえ、導入実績があまり無いタイプのNC旋盤のようですので、今からちょっと不安ですが(汗。 まあ、導入されたら改めてここで紹介しますです。 |
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《森 光年》
去る11月5日はガイフォークスナイト! 日本ではマイナーですがイギリスの各都市では盛大に花火をあげて祝われるお祭りです。 そもそもの謂れは18世紀、英国がその信仰の中心をイングランド国教会へと急速に移行しようとしていた時代にさかのぼります。 そんな中、弾圧を受けていたカトリック教徒の一部が過激化し、上院議場を爆破して国王を亡き者にしようと企みます。 計画は未然に防がれ、犯行グループの一員で爆破の実行役であったガイ・フォークスという男が逮捕・処刑されることに。 以来、ガイ・フォークスが逮捕された11月5日には彼を模した人形を市中引き廻しのうえ火あぶりの刑に処す祭りが行われるようになった、というわけです。 なんと言ったらいいのか…じつに英国人らしい愉快なお祭り(婉曲的表現)ですよね。 現代では人形を焼く行事は縮小し、花火で祝うのがメインになっているようです。 余談ながら、ガイ・フォークスはその後、権力への反抗の象徴として持ち上げられ、彼を模した仮面は各方面でアイコニックに用いられております。 さておき、いついかなるときもお茶を飲む機会を逃さないのが英国趣味者という生き物。 当夜はガイフォークスナイトを口実に家飲み(お茶の)を決行しました! ![]() 先日、めでたく1周年を迎えられた大阪は天満橋の『ザ ボトルオーブン』でいただいたスパイスクッキーを、ありあわせのお菓子とともに! 11月はガイフォークスナイトでお茶が飲めるぞ~♪ お茶が飲める飲めるぞ~♪ お茶が飲めるぞ~♪ そんなわけで森光年なんですが、その『ザ ボトルオーブン』の1周年記念パーティーにお邪魔しました。 ![]() 店頭にはたくさんのお花。 お祝いに駆けつけるお客さんは引きも切らず、街角にひっそりとたたずむお店ながら大勢の人に愛されているのがわかります。 僭越ながら私もささやかなピンクのバラを持参。 ![]() ザ ボトルオーブンといえばなんといってもお菓子が美味しいティールーム。 その絶品の英国菓子たちがずらりと並んだこの眺めをご覧ください! ヴィクトリアスポンジなどの定番から、ガイフォークスナイトに食べるスパイスの効いた焼き菓子パーキンのようなちょっと日本では珍しいものまで。 オーナーさんの研究熱心さが伝わってくるラインナップです。 どれもこのうえなく美味でしたが、とくに印象的だったのが英国原産の調理用りんご、プラムリーを使ったイヴズプディング。 なんとイヴズプディングはこの日が初挑戦だったそうで、初めて作ったお菓子をぶっつけ本番で出してくる豪胆さはさすが! ご本人はまだまだ改良の余地ありと仰ってましたが、なんのなんの。 味わいのしっかりした固めの生地とプラムリーの酸っぱさ(一般的なりんごより酸味が強く、生食には適さないほど)が抜群に調和した逸品でした。 これら大量のお菓子(しかもこのあとさらに追加)が食べ放題。つぎつぎ淹れられてくるお茶も飲み放題で会費1000円! いかにお祝いとはいえ申し訳なくなるぐらいのリーズナブルさです。 ![]() ちょっとお祝いしてお暇するつもりでしたが、食べて飲んでおしゃべりして、気がつけば夕刻。 まだまだ宴は続いておりましたが、さすがにこれ以上ねばるのは厚かましいと思い退散しました。 ありがとう! そしておめでとう愛しのティールーム! 汝に幸福と繁栄の注がれんことを! |
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《大浜サキ》
前回に引き続き、今回もデンマークのミューから一曲。 2005年のアルバム『And the Glass Handed Kites』より、『Apocalypso』の音源です。 Mew - Apocalypso |
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《風見鳥 渡》
このところ寒くなったかと思えばまた気温が上がったりと、体調を崩しそうになっている風見鳥です。 夏の疲れも後を引く季節ですので気をつけたいと思います。 うっかり失敗すると数日熱が引かない風邪を引いてしまったりするのでねぇ、とほほ。 さておき、最近こんなアニメ見ました。 『この素晴らしい世界に祝福を!』 アマゾンのプライム会員になったので気が向いたときに会員特典のアニメを見ています。 そのなかで、ちょっと今更ですが前に話題になった『この素晴らしい世界に祝福を』、略してこのすばを視聴しました。 いやぁ、ファンタジーコメディを見たのはいつ以来かなぁ。 久しぶりに笑わせてもらいましたw 現在の日本ファンタジーをコメディにするとこうなるという見本みたいでした。 製作はさまざまなアニメジャンルを手がけるスタジオディーンです。 若干テンポがよくないWEB版の原作小説をその豊富な経験から軽快でダレることがないアニメに仕上がっています。 声優さんもふくめて製作者の方々が肩の力を抜いて楽しんで作っていることが伝わってきて自然と笑顔になりますね。 その分アニメとしてのクオリティは近年のものとしては低めのようですが、気にならない勢いがあります。 さすが話題になっただけあります。 現在作られているアニメ作品の一期、二期とも会員特典で視聴できます。 劇場版が来年公開されるそうですし、まだ見ていないのでしたら、一服の清涼剤としてどうでしょうか。 おすすめしますw |
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《森 光年》
今年のハロウィンも各地で盛り上がっていたようですね! こちら大阪の心斎橋でも当夜は大勢の人たちが和やかに仮装を楽しんでいたようで。 渋谷で暴徒が軽トラひっくり返して大ニュースになったのが反面教師として作用したのかもしれませんね。 ほんと、ああいうのは勘弁してほしいです。 私はといえばハロウィン当日も直前の週末も夜の街に繰り出すことが叶わず、ネット上にアップされた仮装した人たちの写真を羨むばかり… その代わりといってはなんですが英国紳士の仮装をして、以前のブログ記事でもご紹介した『北浜レトロ』でお茶してまいりました。 ![]() ![]() ![]() 人気店ゆえ1時間待ちは当たり前ですが、この日はお店の前で並んでいる時間が長かったのがつらかったですね。 明治時代に建てられた雰囲気のある建物の前に英国紳士もどき。通り過ぎる人たちの好奇の視線が痛かったです。 ![]() 当日の服装はこんな感じ。それほど奇抜な格好でもないと思うんですが、目立ってしまうものですねえ。 ちなみに写真は阪急の英国フェアのときのもので、ネクタイやチーフはハロウィン向けのものに変えていました。 そんなわけで森光年なんですが、前回の続きとしてその阪急英国フェアのこぼれ話などを。 英国フェアといえばお茶やスコーン、フィッシュ&チップス等々、食べ物に目が向きがちですが、アンティークの食器類も充実してるんですよね。 今回私が購入したのはこちら。 ![]() 英国ウェールズ地方にかつて存在したスウォンジー窯のトリオです。 こういう古いブルー&ホワイトの器を持つのが夢でしたが、まさか5000円札でおつりが来る値段でそれが叶うとは… 丸いソーサーと角ばったケーキ皿の取り合わせも面白いですね。 年代はちょっとわからないんですが、バックスタンプの雰囲気と英国皇太子の御用達をあらわす紋章から20世紀初頭~前半のものではないかと。 ただ、スウォンジー窯が磁器を製作していたのは19世紀の前半までとのことなので辻褄が合わず。 謎が謎を呼ぶのもアンティークの楽しさですね。 ![]() そしてこちらは同じ英国フェアのアンティークのブースにあったというバーレイ社のトリオ。 購入されたのは大阪は天満橋のティールーム『ザ ボトルオーブン』のオーナーさんです。 私が阪急へ行った二日前に発見されたのでそうで。悔しすぎる! この柄は「ウィロー」といって中国の悲恋物語を題にとったものです。 東洋の影響を受けてスタートした英国の陶磁器の世界では古くからある人気の柄なんですが、現在では製作しているメーカーはほとんどなく。 バーレイ社は今も黒のウィローを作ってますがブルーウィローは廃盤(日本限定で復刻されたりしていますが)。 しかも写真の古いカップは現行品と若干デザインが異なり、金彩も施されてるんですよね。 このトリオも5000円札で買える値段だったそうで、私も見つけていたら即決だったでしょうねえ、これは。 ボトルオーブンのオーナーさんの強い英国愛が幸運を引き寄せたというところでしょうか。 ![]() そしてそのバーレイのトリオでクリームティー。 ポットもクリーマーもブルーウィローで卓上はブルーウィローだらけ! この日は英国生まれの調理用リンゴ、プラムリーのジャムが付きました。 私には惜しくも縁のなかった器ですが、ボトルオーブンへ来れば美味しいスコーンとお茶をそれで楽しめる。 オーナーさんが入手してくれてかえってよかったのかもしれませんね。 |
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