《森 光年》
2022年もいよいよ今日で終わりですね。 みなさまどのような年末をお過ごしでしょうか? 大晦日の鉄道終夜運転は今年も再開しないようですがJR西日本の一部路線では終電が深夜3時頃まで延長されるとか。 なので独り者の気楽さで私はミナミあたりのどこかの店のカウントダウンに潜り込んで年を越そうかと考えています。 それにしても戦争に暗殺、おさまらぬ疫病と激しく重い一年でしたね。 著名人の訃報も相次ぎ、12月29日にはとどめとばかりにサッカーのペレとファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドが亡くなるという。 そしてなんといっても英国エリザベス2世女王の崩御! プラチナジュビリー(即位70周年)の大きな節目を迎えられた今年、まさか恒例のクリスマスメッセージを女王でなくチャールズ王が行って一年を締めくくることになるとは年初には思いもよらぬことでした。 はたして来年はどんな一年になることか。 ともあれ当サークルと当ブログをよろしくお願いします。 そんなわけで森光年なんですが、年末年始といえば定番の食べ物がありますね。 そう、皆さんお馴染みの… ![]() ミンスパイです! まあお馴染みかどうかは置いといて、ドライフルーツとナッツを香辛料やブランデー、そして牛脂と混ぜ合わせたミンスミート(古くは肉も入っていたためこの名がある)を包んだパイです。 イギリスではクリスマスシーズンの定番で、なんなら10月ぐらいからこの菓子を話題にし始めるぐらい大好きなのは存じてたんですがこの時期はマクドナルドにミンスミート入りパイが並ぶことは今年初めて知りました。 ミンスミート好きすぎだろ英国人(私も大好物ですが)。 ![]() ミンスパイはクリスマス当夜からエピファニー前夜の1月5日の十二夜にひとつずつ食べていくと縁起がよいとされています。 上掲の画像はクリスマスにいただいた一つ目のミンスパイ。 ショートブレッドで有名なスコットランドのメーカー、ウォーカーのミニミンスパイはパイというよりショートブレッドに近いものです。 なのでミルクティに浸して食べるのもお勧めですよ! ![]() せっかくのクリスマスなので大阪は天満橋のティールーム『ボトルオーブン』(→Twitter)のダンディーケーキを添えて。 スコットランドの都市ダンディーに由来するマーマレードを使ったドライフルーツのケーキで、エリザベス2世女王やチャーチルも愛したとか。 ![]() ![]() こちらはクリスマス前に食べたものですが谷町九丁目『ティールーム グランドツアー』(→インスタグラム)のミンスパイです。 バナナとトフィー(バターと糖蜜を加熱したもの)が入ったみんな大好きバノフィーパイのミニサイズと共にいただいています。 サックサクのパイ生地が絶品! しかも出来たてなのがたまりません。 ![]() じつは私が入店すると同時にミンスパイが焼きあがるという奇跡のタイミングだったようで。 その日も英国紳士みたいな恰好をしていた私ですが、ティールームのマダムから「まあちょうどいいところに! たったいまミンスパイが焼きあがったところですわ!」と迎えられるとは(※マダムの口調は脚色されております)。 さながら古式ゆかしい英国ドラマのワンシーンのようでした。 |
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《大浜サキ》
前回に引き続き、今回もアメリカのシェイドから一曲。 2021年のアルバム『High Dive』より、『Osaka』の公式MVです。 SHAED - Osaka (Official Music Video) SHAEDの公式チャンネル |
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《妥協俱楽部》
皆さま、メリークリスマス! 本日、弊サークルメンバーの風見鳥がブログを更新予定でしたが不意のマシントラブルにより果たせず。 代わりと言ってはなんですが北浜の有名パティスリー『五感』に不法侵入を試みるサンタクロースをお届けします。 ![]() 梯子までイメージカラーの赤にしてるあたりに周到な計画性と常習性、そして並々ならぬ偏執性を感じます(プロファイリング)。 ![]() そしてこちらは大阪は梅田の阪急百貨店のクリスマスディスプレイ! 今年のテーマはアリスでした。 今夜はこのあと24時から英国君主によるクリスマスメッセージが放送されます。 曽祖父ジョージ5世の代から始まったクリスマス放送をチャールズ王が行うのは初めてのこと。 遅い時間ではありますが記念すべきメッセージを心待ちにしたいと思います。 下記のツイートから飛べる英王室公式YouTubeチャンネルでも視聴できますので皆さまもぜひ!
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《森 光年》
いよいよクリスマスが近づいてまいりましたね。 この時期、街を歩くと随所に迫りくる聖夜の気配を感じてワクワクします。 ![]() ![]() こちらは大阪は南船場にある大阪農林会館のクリスマスツリー。 1930年建設のレトロビルのロビーにたたずむ大きなツリー、たまらない趣きがあります。 足元にプレゼントボックスまである本格派のツリーながら派手さはなく、この空間にとてもマッチしてますねぇ。いいセンスです。 ![]() ![]() こちらは北浜の大阪証券取引所ビルのツリー。 1935年建造のビルが老朽化にともない外観をそのままに新造された建築物ですが、このドーム状の空間にステンドグラスの壮麗さ! ここにツリーが立ってるんですから映えないわけがありません。 そんなわけで森光年なんですが、クリスマスと言えばかかせないあれを食べてまいりました! ![]() 定番中の定番、クリスマスプディングです! と言ってもイギリス好き以外はピンと来ないかもしれませんが、ドライフルーツやナッツや牛脂(!)を生地と混ぜて蒸しあげた英国伝統菓子です。 画像は大阪の人気ティールーム『北浜レトロ』(→インスタグラム)のもの。 日本人の口に合うようアレンジされてはいますがスパイスとブランデーが優しく香って英国クリスマスの雰囲気を十分に味わえます。 ![]() ご時勢柄、人気ティールームでの飲食は控えていたため今年の初め以来のイートインになりましたが、なんとこの窓際の特等席に案内されるという幸運! 川の向こうの中之島バラ園を一望しながらのお茶は最高でした。 ![]() ![]() ![]() 店内は各所にクリスマスの雰囲気が。 当日へ向け、いやがうえにも気持ちが高まります。 ![]() そしてこちらは谷町九丁目『ティールーム グランドツアー』(→インスタグラム)のクリスマスプディング。 昨年同様、英王室シェフが公開しているレシピに基づいたプディングをステアアップサンデー(クリスマスシーズン直前、プディングを作り始めるよう定められた日曜)に仕込んでおられた同店ですが、今年はさらに2種類のプディングを投入! 数量限定で提供し始めたクリスマスプディングが予想外の大反響だったため急遽用意されたそうですが、一つは19世紀ヴィクトリア朝のレシピ、もう一つはそれよりさらに古いレシピという凝りようです。 ということで英王室レシピと一番古いレシピのクリスマスプディングの二種盛りにしていただきました。 強烈にパンチが効いた王室レシピと素朴で優しい味わいの古典レシピ、同じクリスマスプディングでもこうも違うのかと驚嘆しました。 個人的な好みとしては王室レシピですが、ブランデーソースとの相性は古典レシピに軍配が上がる感じでしたね。 さすが考え抜かれ完成されたレシピ、どちらにも単純に比較できない良さがあり美味しさがあります。 ![]() こちらは一緒にいただいたカレー風味のフィッシュクリームパイ。 大好物の鹿肉とアプリコットのパイもあって迷ったのですがキリストといえば魚! ということでこちらを選びました。 白身魚とクリームの優しい味わいにスパイスが彩りを添える美味しいパイで、一足早いクリスマスのご馳走にぴったりでした。 悲しいことに当日は仕事ですが事前にクリスマス気分を満喫できたので満足です。 |
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《大浜サキ》
前回に引き続き、今回もアメリカのシェイドから一曲。 2019年のアルバム『Melt』より、表題曲の公式MVです。 SHAED - Melt (Official video) SHAEDの公式チャンネル |
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日々雑感
《風見鳥 渡》 このところ本格的に寒くなってきましたね、どうも風見鳥です。 この時期になると工場内の気温が下がり工作機械が冷えて加工精度に大きな変動が起きるのはもちろん作業者も寒いですw まあ以前紹介したことがあるあの『ザ・工場建屋』のような建物よりもずっと密閉されていて空調もあるので厚着しなくていいのですけどね。 加工精度が本当に必要な物は温度管理された部屋や建屋で作られていますが、工場全体をそうしないのはやはりコストがかかるからでしょうねぇ。 ちなみに、日本の工業規格として室温は20℃±15℃と定められています。 20℃が平均として定められているのは元々イギリスを始めとする産業革命によりヨーロッパの気候が基準となったからだとか。 さておき、いつものなろう小説紹介です。 スキルがなければレベルを上げる~99がカンストの世界でレベル800万からスタート~ 孤児院育ちの少年リューヤは十四歳で受ける祝福の儀において神からスキルを与えられなかった。 スキル至上主義のこの世界では露骨な差別が蔓延っていて共に育った仲間からも侮蔑の目で見られ、別れることとなった。 スキルがなければレベルを上げればいい、しかし「スキル無し」では魔物を倒すのも難しい。 その現実に自棄になったリューヤは魔物の住む森の奥くへと進み、そして一匹の龍と出会う。 「神様が俺に与えてくれるはずだったスキル、それがなくても全然問題ないほどの強い力だ。それをお前が与えてくれるというのか? 俺が望めば?」 『グハハハハハハハ……。力か。そんな低俗なものを望むか。それもよかろう』 こうして彼は、その世界で最強の力を得る。その先に待つものはまだ誰も知らない。 なんの変哲もないなろう小説ですw 主人公が大暴れするタイプの物語では、個人的な意見として敵役がいろんな意味で魅力的か、主人公の周りの人間に魅力がある必要があると思っています。 この物語は後者で、有象無象のなろう小説の中においてキラリと輝いているものがあると思います。 興味がありましたら読んでみてくださいな。 |
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《森 光年》
クリスマスの足音もいよいよ近づいてまいりましたね。一年のうちで最も好きなシーズン! 先日は大阪は難波の『ブルックリンロースティングカンパニー』(→インスタグラム)でツリーを見てまいりました。 ![]() 鉄道高架下のかなり天井の高い店なんですがそこに届かんばかり…というか届いています。 例年、このツリー直近の特等席はカップルシートっぽくなっていて座りにくいのですが今年は数人掛けのテーブル席。しかも平日の日中で誰も座ってないという幸運に恵まれました。 ![]() ドリップコーヒー&ドーナツ越しのクリスマスツリー! オーセンティックなシュガードーナツがツリーと実によく合います。 こちらのお店、ドーナツがとても美味しいのですがいつも店頭に並んでるというわけではなく、たまに遭遇できたときは必ず注文してしまいます。 そんなわけで森光年なんですが、この間せっかくの休日なのに配水管工事の立ち合いで朝から夕方まで自宅に居なければならない日がありまして。 どこにも出かけられないことに気落ちしてたのですが思いのほか早く工事が終わったので急いで街に飛び出しました。 ![]() とはいえこの時間から遠出は難しい…ということで最寄りの繁華街であるJR天王寺駅前へ。 あべのハルカスを擁する近鉄百貨店の別館的商業施設である『あべのHoop』地下のダイニングコートを訪れました。 最近増えてますよねぇフードコート。フードホールなんて呼び名で従来のものと差異化を図られていたり。 チェーン店だけでなく地域の人気店などが入っているところが特徴でしょうか。 あと今どき流行りのネオンで映えを演出していたりするところも。 ちなみにこの地下、太古の昔には元横綱・若乃花こと花田虎上氏プロデュースの『ちゃんこダイニング若』などが入っていたのを覚えています。 その後は紆余曲折ありましたがすっかりお洒落に様変わりしましたねぇ。 ![]() 「冬の贅沢天丼」の文字に惹かれて選んだのが『天からてん』のこちら。 タラに牡蠣、アンコウまで入っているという贅沢さです。 上品な油でサクサクあっさりめに揚げられた天ぷらでしたが、それでもなおこの量は困難な年齢なんだなぁ…と痛感しました。 でもほんとうに美味しかったので今度は小うどんでなくウーロン茶あたりをお供に挑みたいですね! ![]() そんなわけでどうにか完食し、ご存じ『ゴンチャ』の阿里山ウーロンティーで食後の一息。 満腹なのでもちろんタピオカは入れてません。 フードコートの常連となった感のある『ゴンチャ』ですがどこでも若い人たちに大人気ですね。 ![]() ちなみにこちら、食前に『あべのキューズモール』のスタバで食べたチョコレートクリームドーナツ。 この後にあの天丼に挑んだのはあきらかに無謀だったと今ならわかります… クリスマスブレンドをオーダーしたところ、なんとお店の方がコロンビアの試飲をサービスしてくださいました! チェーン店でありながらこのホスピタリティ、さすがスタバです。 ドリップコーヒーをオーダーする客が珍しいからか、いろいろと気にかけてくださるスタッフさんが多いように思えます。 ![]() 小ネタですがHoopダイニングコートの洗面所のこの鏡、「FPSのスコープ」っぽくないですか!? と投稿したところSNSではびっくりするぐらい反応が薄かったのでこちらでもあげさせてください。 FPS(一人称視点のシューティングゲーム)ではゲームの処理を軽くするためか銃のスコープを覗くと枠内だけでなく枠外の景色まで拡大されるので「この枠なんの意味あるんだよ!?」といつも思ってしまいます。 この照明の付いた枠は映え写真を撮るためのものなんでしょうねぇ。SNS時代ならでは光景でしょうか。 |
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《大浜サキ》
前回に引き続き、今回もアメリカのシェイドから一曲。 2021年のアルバム『High Dive』より、『Colorful』の公式MVです。 SHAED - Colorful (Official Music Video) SHAEDの公式チャンネル |
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どうも風見鳥です。
昨日、駅から勤めている会社へ向かうための自転車がパンクしてしまいました。 空気が少なくなっていたので空気入れで空気を補充し、いざペダルを踏みこむと後ろの泥除けからなにやら擦ったような音が。 なんだなんだと思って見れば、ガムのような黒いものが引っ付いていました。 なにこれ? とよくよく見てみればそれは裂けたタイヤからはみ出て、飛び出ているゴムチューブでした・・・。 うわ、これどうしよう! と思って数メートル手押しで進んだら、パァン! という風船が割れるような小気味よい音とともにゴムチューブが破裂してしまいました、とほほ。 思い起こせばタイヤに妙なふくらみが出来ているのは気がついてはいたのです。 ですがタイヤの溝はまだあるし、平気だろ、と思っていたのですがダメでした。 あれってタイヤが裂ける前兆だったのねぇ。 次からはそうなった時、すぐに自転車屋に持っていきますわ。 |
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《森 光年》
スタバにバタースコッチドーナツが復活ッ!! 待ってたぜェ!! この季節(とき)をよォ!! ![]() これほんと美味しいんで、ぜひぜひ(飲める方は)ブラックのドリップコーヒーのお供にお試しください。 そんなわけで森光年なんですが、先月始めに大阪は天満橋のティールーム『ボトルオーブン』(→Twitter)が5周年を迎えました! ![]() なのでバラを一輪携えてお祝いへ。 もう5年も経ったとは、早いものですねぇ… じつは初訪問がオープン半年後だったので個人的にはまだ4年半のお付き合いなんですが。 ![]() 近年の英国菓子人気の高まりにエリザベス2世女王の葬儀の荘厳さが火をつけたのか、あれ以来どこのティールームも大盛況です。 席が空くのをテラスで待ってたところ、よく目にする白いポルシェが。 常連客がこぞってお祝いに駆けつけたのでしょうか。さすがオープン以来地元から愛されているティールームです。 それはそれとして私がここに座ってお茶してる時などしょっちゅう目の前にこれが路駐して視界を塞ぐんですよね。 同じポルシェでも図体のデカいカイエンでなくコンパクトで美しいカレラならむしろ大歓迎なんですが… ![]() いただいたのは5周年限定プレートです。 ボトルオーブンのスコーン、そして『ブリティッシュプディング』(→Twitter)のバッテンバーグケーキ! ブリティッシュプディングは英国菓子研究家の砂古玉緒先生が大阪の住之江でされているベイクショップです。 バッテンバーグケーキとは独特の形状をしたスポンジケーキで表面はマジパンで覆われています。 19世紀末、ドイツ大公家の傍流ルイス・バッテンバーグとヴィクトリア女王の孫娘との結婚を祝して命名されたといわれます。 ルイスは大公家からバッテンベルクの姓を与えられた家系の出ですが英国に渡るに際し当地風にバッテンバーグと名乗り、さらに英国の反独感情が高まるとマウントバッテンにあらためています。 つまりエリザベス2世女王の夫フィリップ・マウントバッテン王配の祖父にあたる方なんですよね。 ![]() お店で食べたのとは違う種類のを持ち帰って自宅でいただきました。 ピンク色の方はローズの香りでしたがこちらはライム。 どちらも上品な香りをマジパンが優しく包み込むとても美味しいケーキで、こういうしっとり系は英国菓子では珍しいと感じました。 後日とあるティールームのオーナーさんから「バッテンバーグケーキのような四角い菓子はごまかしが効かなくて成形が難しんですよね…」と聞かされました。 美味しい美味しいと食べるばかりでその裏にある高度な技量に思いが至りませなんだ。未熟を恥じ入るばかりです… |
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