《森 光年》
先日ロンドンで行われたバーバリープローサムのメンズの春夏コレクションでピアノを生演奏して歌っていたアーティストがかっこよかったのです。 BENJAMIN CLEMENTINE - CORNERSTONE ベンジャミン・クレメンタインというイギリスの若手だそうですが、バーバリーのショーでのライブ演奏を聴くとまだ20代半ばとは信じられないくらい堂々としていて英国音楽シーンの層の厚さを感じますね。 それにしてもまだ若い彼の目に、大金持ちのコンサバなバカンス服といった感じのバーバリープローサムのランウェイショーはどう映ったのでしょうね。 そんなわけで森光年なんですが、前回の記事でも触れましたカフェとソフトクリーム店におじゃましてきました。 わが地元のとなり町で、当サークルの風見鳥渉が住んでいる大阪市東住吉区の今川に、今年3月にオープンしたばかりのふたつの新店舗。 どちらもわが家から自転車で10分ほどの距離にあるのがもったいないくらいの良いお店でした。 『ROLLED UP(ロールドアップ)』さんはソフトクリームとクレープのお店。 白鷺公園という広い公園に面した気持ちのいい立地で、美人の奥様が一人で切り盛りしておられます。 ソフトクリームといってもコーンにソフトをしぼったタイプでなく、いわゆるサンデーに近いんですかね。 たっぷりのソフトクリームの下にキャラメル味のポップコーンかコーンフレークを敷いてくれてなかなかにボリューミー。それでいてお値段3~400円程度とリーズナブルです。 雑誌『Richer』に掲載されていた小倉抹茶(400円)はたっぷりのあんこ(大阪は鶴橋の和菓子屋さんのものを使っているそうです)に白玉までトッピングしてあってかなり食べ応えがあります。 そのほかにはトップ トゥ ホワイトという名前だったと思いますがソフトクリームに生クリームをしぼったやつが凶悪。 あれは女性の天敵でしょうねえ。美味しいけど。 『ホヌコーヒー』さんは古いカバン工場をリノベーションしたカフェ。 奥行きのある広い建物なのですが、席数をしぼってゆったりと空間をとってあるのが気持ちいい。 お洒落なカフェなのですがすっかり地元に溶け込んでいるようで、おおぜいの小さいお子さんを連れた主婦の方たちや何匹もの犬を引き連れたご家族づれがくつろいでいたりしてなかなかの夢空間でした。 ホヌコーヒーという名前ですがコーヒー専門店というわけでもなく、紅茶やスムージーなどもあります。 コーヒーはブランドが一種類のみ。ブラジルとコロンビア、タンザニアのブレンドだと教えてくださいました。タンザニアの石鹸を思わせる独特の香りが強く前面にでている印象。 モーニングやランチが一日中注文できるのもありがたいですね(品切れはあるようですが)。スイーツプレートもあります。
余談ながらこちらのカフェの内装、今月の『POPEYE』に載っていたポートランドのカフェとイメージが重なるなんですよね。
ポパイといえば70年代から刊行されているメジャーなカルチャー誌ですが、近年「シティーボーイ」という新たなライフスタイルの概念を打ち出したことでファッション誌として再注目を浴びております。 まあ、そのシティーボーイというのがどういうものか私としてはいまいちわかっていないんですが、ニット帽をかぶって裸足に革靴を履いておしゃれ自転車に乗ってサードウェーブ系のコーヒースタンドでコーヒーをすすっている人たち、という感じでしょうか。 ともかく、そんなシティーボーイたちのあこがれの地はアメリカはオレゴン州のポートランド。 自転車でまわれてしまえるくらいの小さな町だそうですが、アメリカ中から若者が集まってカフェや工房をひらいてのびのびやっているんだとか。 大阪でいうと中崎町あたりのサブカルチャー系おしゃれ街を巨大にした感じでしょうか。 で、ホヌコーヒーのオーナーさんにポートランドの話題をふってみたところ、やはり目を輝かせて食いついてくださいました。 店内のブックラックには最近アメリカの若者がカフェやギャラリーをひらいてにぎわっているとうわさのニューヨークのブルックリン地区のガイド本もありましたし、アメリカのサードウェーブ系コーヒー店をイメージして作られたお店なんでしょうね。 東京や大阪の都心部にはサードウェーブ系コーヒー店っぽい内装の店は増えてますが、まさか地元にできるとは嬉しい不意打ちです。 ちなみにソフトクリームのロールドアップさんの店内にもポートランドの写真が飾ってありますが、これはただ雑貨屋さんにあったのをいいなと思って購入しただけだそうです。 |
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