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ソウル・キス
《森 光年》
いつも行くバーにデュボネというリキュールが入ったというので、さっそくカクテルを作ってもらいました。

デュボネは赤ワインにキナという木の樹皮をつけこんで樽で熟成させたお酒。
そんなデュボネにおなじくワインをベースしたリキュールであるドライ・ベルモットとスイート・ベルモット、さらにオレンジジュースを加えてシェイク。

ブドウ(ワイン)とオレンジ。果実味たっぷりでとても飲みやすいカクテルですが、口当たりの良さの奥に複雑でひねくれた味わいを隠しています。

どこかのバーでデュボネを見かけたら、みなさまもぜひ。
カクテルの名前は『ソウル・キス』。
とにかく名前が素敵なのでご紹介しました。魂の口づけ、というわりにはひねくれた味ですが。


そんなわけで森光年なんですが、現在、六本木の国立新美術館で開催されているオルセー美術館展、カバネル版の「ヴィーナスの誕生」が来てるんですねえ。

ちなみにこんな絵です。

初来日となるモネの『草上の昼食』やマネの『笛を吹く少年』など、印象派の超有名絵画を前面に押し出しているこの展覧会。
一方、アレクサンドル・カバネルといえば印象派と同時代の新古典主義の代表的画家のひとりです。

美術史上のいわば勝ち組である印象派に対し、カバネルらの新古典主義は噛ませ犬的ポジションで長年冷遇されてきたんですよね。
19世紀フランスの中央画壇の権威だったことも新古典主義の噛ませイメージの形成に一役買っていると思います。
かび臭い権威への反発から新しい勢力が生まれ、時代に革新をもたらしたという単純なストーリーは誰しもの好むところですから。
印象派を主役とする物語を構築するにあたって、新古典主義の存在はやられ役としてじつに好都合だったのでしょうね。

そんな新古典主義ですが現在では再評価されているようで。
こうして印象派メインの展覧会にこっそりカバネルの絵が紛れ込んでいるのも、再評価の賜物なのかもしれません。

あー、それにしても見たい! カバネルのヴィーナス!
このオルセー美術館展、関西への巡回はないようで残酷すぎます。東京へ行くしかないのか…

ちなみにカバネルはオフィーリアもいいですよ。
 

雑記 | 2014/08/07(木) 21:38 | コメント(0) | トラックバック(0)
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