《森 光年》
しかし、先週が安徳天皇で今週が補陀洛(ふだらく)渡海とは…… 3週連続で浅見光彦ものを放送するという、この大胆企画を考えたテレビ局の人は、きっと諸星大二郎フォロアーに違いありますまい! あんとく様! おゆるしを! すいません……たんなる偶然ですよね。 来週の天河伝説殺人事件が楽しみです。森光年です。今回は散漫な雑文形式でお送りしたいと思います。毎回そんな感じのような気もいたしますが。 さて、一部で話題になっておりますが銃器系同人サークルのKoh's Factoryさまのブログにて素敵な写真が紹介されています。 旧ソビエトが第二次世界大戦のころに制式採用していたサブマシンガン、PPSh(ペーペーシャーと読みます)にM4ライフルのような取っ手やダットサイトをくっつけて使用するモダンコンバットな米軍兵士の図です。 その昔、映画『アバロン』で主人公がワルサーPPKSにレーザーサイトを付けて使っているのを見たとき(また、似合わないんですこれが)そのかっこいい無理やり感にさすがマニアの押井監督と痺れたものですが、このPPShの痺れ具合はその比ではありませんね。 イラクの米兵がAKだのM14だのを使っている映像はニュース等で見たことありますが、まさかこんなものまで出てくるとは。 しかし、考えてみればトカレフと同口径のPPShは貫通力に優れる小口径高速弾をフルオート射撃するわけですから、昨今流行(でもないですが)のP90のようなPDW(パーソナル・ディフェンス・ウエポン)のご先祖……とは言わぬまでも、親戚のおじさんぐらいにはあたるかもしれません。 もちろん、ブログ主の西沢さんも仰っておられるように冗談写真である可能性も十二分にありますけれど、夢のある(戦場の写真にこの表現もどうかと思いますが)一枚です。 そうそう、先日、大阪心斎橋のアメリカ村のはずれにて一種のトマソンを発見いたしました。 写真を撮ってこなかったので、あの面白さがどれぐらい伝わるか分かりませんが説明を試みますと、こう、ある建物の壁一面にグラフティがボミングされて(ようするに落書きがスプレーで殴り書きされて)いるわけですね。 そしてここからが肝要なのですが、その落書きの真正面に塀が建てられてしまっているわけです。塀と壁との隙間、じつに30センチ未満。落書きは塀の上に一部のぞいているだけという状態。 まあ、ようは落書きのある壁の前に新しく塀が建てられただけの話なんですが、これがなんといいますか、解釈のしようによっては塀と壁との30センチ未満の隙間にもぐりこんでグラフティをボミングしたBボーイがいたんじゃないかと、そういう風に見える配置なんですね。 ええ、げほげほ咳き込みながら。全身ラッカーまみれで。それでもグラフティをボミングするヒップホップ魂。想像するとおかしいです。 これぞまさにトマソン。都市の発展変化にともなって測らずも生まれてしまった路上のシュールレアリズム・アートです。でも、落書きはよくない。 あ、それと大阪日本橋の某所で年始のどさくさにまぎれて『夕陽のガンマン』のアルティメット・エディションのDVDが投売りされているのを見つけてしまいました。 なのでそのうち、夕陽のガンマンについて書くかもしれません。 ほんとに散漫な雑文で恐縮ですが、これにて。 ↓おまけ:『夕陽のガンマン』のけれん味あふれるトレイラー For a few Dollars more - Theatrical Trailer |
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