《森 光年》
前回の記事でご紹介しました大阪は日本橋電気街のバー『UMEYA』のランチタイム、行ってまいりました。 いただいたのは今のところメニューはこれだけなタコライス。並盛600円でスープ付き、半熟卵(+50円)をトッピング。 お肉ゴロゴロでじっくりと旨みの深いソースは辛さ控えめ。タコスというよりミートソースという感じですね。イタリアンの料理人の経験もあるUMEYAマスターの腕前が光ります。 牛と豚だけでなく鳥も加えたミンチ肉を使っているそうで、なるほど上品で味わいが深い。メキシコやイタリアの奥にかすかに和のテイストも感じます タコライスについてきたスープにも、ほのかに和のだしの味わい。 じつはバーにしては珍しいUMEYAという店名、マスターのご先祖が営んでいた料亭の屋号からとったそうで。 マスターに流れる和食の料理人の血ゆえなのか、料理にしてもカクテルにしても味付けが繊細ですねえ。 じつに美味しいタコライスでした。みなさまも是非。 UMEYAの定休は日曜ですが、ライスだけは日曜営業しているときもあるようで。詳しくはUMEYAのツイッターをご確認ください。 そうそう、コロナビール400円のほか、オーダーがあればバー営業で出しているお酒も出してくれるとか。 ランチがてら昼間から一杯飲むのもいいかもしれません。 そんなわけで森光年なんですが、早いものでもうすぐ10月。今週末の土日には第五回目となる『大阪古着祭』が開催されます。 これまではおもに屋外で行われてきましたが、今回は10月に堀江にオープンする予定の大型店舗、古着屋JAM堀江店が会場のようです。 場所はオレンジストリートこと橘通りのひとつ南の道を難波方面から歩いてきて、なにわ筋を渡ってすぐのところですね。 大阪の古着屋さんの有志が集まって掘り出し物を持ち寄るこの大阪古着祭。 同業者同士の懇親会(というか飲み会)的な意味あいが強いようで、出店される商品は採算度外視のサービス価格のものが多数です。 あれは何回目のときだったか、アメリカの高級革靴メーカーであるオールデンの靴が4000円で出店されていて度肝を抜かれましたね。 なにしろ新品で買ったら8~10万円ぐらいしますから。 当時のオールデンの中古相場が2万円代だったと記憶していますが、近年さらに人気が出ているようで今では3~5万円ぐらい。 超高級靴のエドワードグリーン(15万円前後)よりオールデンの方が高値で売られていたりする下剋上が古着屋では起きていたりします。 そんなご時世、いくらお祭り的なイベントでも4000円でオールデンが出てくることはもうないでしょうねえ。 この大阪古着祭、今年の春に終了宣言が出されて本来ならもう開催されないはずだったのですが、嬉しいことに再開されることになったようです。 とはいえ次回以降はどうなるかわかりませんから、今年で最後と思って古着あさりを満喫したいですね。 あわよくば、あのオールデンクラスの掘り出し物が見つかりますように。 |
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