《大浜サキ》
きのうTVでやってた映画って「プレデター3」ですよね。 え? 違う? ・・・というわけで、劇場公開時には完全にスルーしていた 「エイリアンVS.プレデター」を誘惑に負けて見てしまった大浜です。 10年くらい前に設定が発表された頃はアホかと思い、 制作がスタートした時にはこんな企画潰れてしまえorzとガックリした エイリアン信者の私だけど、見てみたら意外と楽しめてしまいました。 バカ映画的な意味で。 特にエイリアンを掴んで豪快にフルスイングする所と、やけに人間くさい プレデターのジェスチャーには声を出して笑ってしまいました。 クイーンエイリアンのシャカシャカ走りに到っては完全にマンガの領域。 あんたはジュラシックパークのT-REXかー! しかし、エイリアンの神秘性ってすっかり剥げ落ちてしまいましたね。 4以来、出し惜しみをせず全身をくまなく見せてしまうし、 デザインは洗練されすぎて想像の入る余地がまったくない。 ・・・エイリアンってなぁ! 単なるグロいモンスターじゃないんだよっ!! あの目の無い顔は神性を宿した絶コミュニケーションの象徴で(以下略 まあ、マニアックなSFX描写と荒唐無稽な脚本に定評(?)のある ポール・アンダーソン(ミドルネームがトーマスじゃないほう)が 監督になった時点で、そこそこ楽しめるモンスター映画に なるんだろうなあ、とは思ってました。 できるだけCGを使わず、スーツアクトにこだわったアクションは 80年代SFのようで良かったし。 各シリーズを彷彿とさせる描写も随所に出てきてニンマリ。 バイオハザードIIの監督を蹴ってこっちに行ったときには どーなることかと心配しましたが、両方を見た今となってはこっちで 正解だったかも、と思いました。 あとこの監督、バイオハザードの格子レーザーといい、網状の武器が好きね。 今回は完全にゲームの雑魚キャラ的扱いのエイリアンだけど(泣)、 あたまに格子状の傷が入ったリーダー格のやつは素直にかっこよかった。 鹿の子模様の入ったこんにゃく料理みたいでちょっと美味しそう。 そんなわけで、B級に開き直った脚本と、本編シリーズの重厚感が かけらも無い事に目をつぶればそこそこ楽しめ、その上 3に出てきたビショップってやっぱり人造人間だったんだ、とか だからといって社長を自社製品のモデルにするのはどうよ、とか この事件でウェイランド社は湯谷社に吸収されたのかな、とか いろいろ妄想する余地もあるキャラクター映画でありました。 |
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