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しつこいようですが秋の催しについて
《森 光年》
早いもので11月もすでに後半。
はやばやと年の瀬の気配が忍び寄ってきているのを感じますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私はといえば繁忙期に突入しまして、また省エネ更新が続くようなこともあるかもしれません。たいへん心苦しいのですが、なにとぞご理解ご協力のほどをお願いします。


そんなわけで森光年なんですが、明日から始まる三連休、大阪で行われる催しを二つご紹介したいと思います。

まずは11/23(日)、24(祝・月)。梅田は扇町のパティスリー『ラヴィルリエ』が5周年のアニバーサリーです!
二日間の記念イベントには例年どおりたくさんの限定品が並ぶことでしょうから、みなさま是非お出かけください。
まあ、店の前にも例年どおり大勢の人が並ぶことになるのでしょうが…

ちなみに私はといえば、この週末は忙しくて遊びに行けそうもないので先週末、一足先にお祝いに行ってまいりました。
例年どおりバラを一輪さしあげたのですが、お店の皆さんとても喜んでくださり、「森さん(仮名)に毎年こうしてお花をいただくと、あーもう1年経ったんだなあと思います」とまで言っていただいて恐縮でした。
わざわざ挨拶に出てきてくださった服部シェフもありがとうございました。

その日いただいたマルジョレーヌ(フランスの老舗中の老舗レストラン『ピラミッド』が創出した古典菓子)は私ごときにはとうてい表現しきれないほどに美味でした。
魂がふるえるくらいケーキに感動したのはいつ以来だったか。

この五年間のシェフのたゆまぬ研鑽、しみじみと実感させていただきました。


続いて、前後が逆になってしまいましたが11/22(土)、このブログでもたびたび触れております淀屋橋の昭和初期のレトロ建築、芝川ビルで8回目となる『芝川ichi』が開催されます。
 
芝川ビルのテナントの他、大阪内外からおしゃれなお店が集まるマルシェ的なイベントですね。
都会のエアスポット的なレトロビルのテラスで、ワインを飲んだり美味しいものを食べたり。くつろいだ休日を過ごせることまちがいなし。

しかし、リンク先で知ったのですがマッサンこと竹鶴政孝がニッカウヰスキーを立ち上げたとき、創立総会をひらいたのが芝川ビルだったんですね!
もしかして芝川ビルのサイトトップの写真ってそのときの様子なんでしょうか。
何の写真なんだろうと思いつつ今までスルーしてましたわ…

となると、なにしろ建物が当時のまま残ってますから最終回あたりでドラマの撮影に使われそう。
そうなったら近年にぎわいを見せている芝川ビルがさらににぎやかになるでしょうね。地階のカフェのマスター、大丈夫だろうか…

さておき、今年は芝川ichiとおなじ日に芝川ビルのご近所の少彦名神社で『神農祭』も行われるそうで。
大阪屈指の繁華街のビルの谷間にぽつねんと存在する不思議な神社で、別名「道修町の神農さん」と呼ばれております。

神農といえば古代中国の伝説上の皇帝のひとりで、ありとあらゆる薬草・毒草を自分の身をもって試し漢方薬を創始したとされるなかなかにチャレンジャーなお方。
日本神話で大国主とともに国造りをおこなったという少彦名もまた医薬の神であるため、神農も一緒に少彦名神社に祭られているのでしょう。
神道も道教もごっちゃに祭ってしまうあたり神仏習合時代の名残なんでしょうねえ。往時のおおらかさがしのばれます。

少彦名神社のある道修町の界隈は昔から薬の町として知られ、現在でも大手製薬会社のオフィスビルが立ち並んでおります。
江戸時代、大阪でコレラが流行した際には道修町の薬種の商人たちが「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきおうえん)」という必殺技のような名前の丸薬を調合し、張子の虎とともに配布したそうで。
この張子の虎は少彦名神社のお守りとなり、現在でも神農祭で授与されております。

前述したようにこの連休は忙しくて遊びに行けそうもないんですが、神農祭は行ってみたかったなあ。
淀屋橋界隈にご用のある方は、ぜひ私の代わりに足を運んでみてください。
 

雑記 | 2014/11/21(金) 22:31 | コメント(0) | トラックバック(0)
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