《森 光年》
このあいだ年が明けたばかりと思ったら、早いものでもうバレンタインイベントのシーズンなんですねえ。 今年も日本の各所でパリ発のチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラが開催されます。 【パリ発チョコレートの祭典 サロン・デュ・ショコラ日本公式サイト】 と、リンクまで貼っておいてなんですが、じつのところ今年はいまひとつモチベーションが上がりません。 昨年まで大阪ではJR大阪三越伊勢丹で開催されていたサロン・デュ・ショコラなんですが、その三越伊勢丹が業績不振から撤退して、となりの若年女性向け商業施設ルクアに吸収合併されてしまうんですよね。 なので当然、サロン・デュ・ショコラもルクアでの開催に。 そのせいなのか知りませんが、今年は私の好きなあのパティスリーもこのパティスリーも出店せず。なんともさびしいサロン・デュ・ショコラとなってしまいました。 一方、梅田の阪急百貨店では、今年もショコラソムリエのさつたにかなこ氏がタブレットチョコレート・ミュージアムをされるそうで。 【阪急百貨店 バレンタインチョコレート博物館】 こちらには私の大好きな扇町のラヴィルリエや、シェフが変わったと聞いて食べてみたいと思っていた岸辺のケ・モンテベロも参加するんですよね。 今年はサロン・デュ・ショコラの方は軽くのぞいて、阪急をメインにしようかなと考えています。 そんなわけで森光年なんですが、ラッパーのカニエ・ウエストのライブ映像に日本語字幕をつけた動画を見つけたのでご紹介を。 【日本語字幕付き】【LIVE】(カニエウエスト&ルーペフィアスコ) Kanye West & Lupe Fiasco - Touch The Sky
曲は2005年のセカンドアルバムから『Touch The Sky』。いまや億万長者となったカニエの、まだ初々しい若き日の姿です。
って、もうこのときから10年経ってしまったんですね! 00年代なんてほんのちょっと前のような気がしていたんですが、いやはや時の流れのすさまじさよ。 さておき、多くの人にはなじみの薄いヒップホップというジャンルですが、こうして和訳が付くとまた印象がちがうのではないでしょうか。 疾走感のある曲調とは裏腹に、カニエにしてはなかなかしんみりさせるリリックなのがいいですね。 カニエの曲といえばだいたい「あの娘とやりたい」「あの娘とやった」みたいなのばかりなのですが(この曲にもちょっとその片鱗は見えてますが)、この『Touch The Sky』はいきなりスターダムに押し上げられた一青年の気持ちを素直につづったもの。 「グッチがまだ超人気のころ」とはトム・フォードがデザイナーに就任してグッチに変革をもたらした1994年~2004年のことでしょう。 売れるためなら何でもやってやる、と息巻きながらも恋人に不安を吐露する、そんな時代がカニエにもあったんだなあと思うと微笑ましい。 音楽的には大成功をおさめ、巨万の富を得たカニエ。 ですが、奇矯なふるまいが世間の注目を集め、いまやすっかりお騒がせセレブの仲間入りを果たしてしまいました。 「死ぬまでにはあの空にタッチしてみせる」と宣言した青年の夢は思いのほか早くかなってしまったようですが、そこから見えた景色はどんなものだったのでしょうか。 |
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