《森 光年》
すでに風見鳥も書いておりますが、行ってまいりました神戸市立博物館の『チューリヒ美術館展』。すっごく充実した展示でしたわぁ… スイスの博物館ということで、ドイツ語圏の若干マイナーな画家の作品がけっこうあったのがレアでしたね。 20世紀初頭に活躍したドイツ表現主義というグループの作品なんか、まさかこの目で実物を見る日が来るなんて夢にも思いませんでした。 まあ、見たところでどうだというわけでもないんですが、感慨深いものはありました。 一枚だけですが、アンリ・ルソーの作品があったのも嬉しかった。大好きな画家です。 砂漠で眠るロマの女性とライオンや、奇妙なジャングルの絵で有名なルソーですが、彼は遅咲きの画家でして。 趣味で絵を描いていた税関職員から画家に転身したのが50ちかくになってから。 正規の美術教育を受けていないルソーの絵は自由奔放で天真爛漫。 批評家たちからは失笑を買いさんざん皮肉を言われたにもかかわらず、それが皮肉と分からないほど天然ボケだったこともあって意にも解さなかったようです。 実物を前にして感じたのは、彼の作品は描くということの純粋な喜びに満ち満ちているということ。 その天性の明るさが濃密な画面から溢れてくるようで、自然と笑顔になってしまいました。 チューリヒ美術館展は5月10日までと開催期間はあとわずか。まだ行っていないという関西の方、どうぞお見逃しなく。 そんなわけで森光年なんですが、GWまっただ中! 明日からようやく本格的な連休に突入するという方も多いのではないでしょうか。 あるいはすでに長期休暇をエンジョイしておられる方もいらっしゃるかもしれませんね。 私はといえばこの時期はむしろGWが終わってからの方がイベント目白押しな印象で、とくに大阪は本町の靭公園のバラ祭が今年も楽しみです。 【靭公園バラ祭 くらしとみどりフェスタ2015】 しかし今年のバラ祭、大阪都構想の是非をめぐる住民投票の関係で、5月の23・24日に開催がずれ込むようですね… 去年は5月の中旬で、それでもバラのピークをややすぎた感があったものでしたが、それより遅い開催となると今年はどうなんでしょうね。 ちなみに靭公園バラ園のバラは、品種によっては先週末の時点で早々と咲き始めておりましたので、このGWに出かけてみても楽しめると思います。 バラ園の外周に植えてあるバラの原種は近代のバラより早咲きのようで、すでに咲き誇っておりました。 モダンフラワーとはまた違う素朴な美しさがあっていいものですよ。 そうそう、バラ祭の時期といえばなんといっても靭公園のフランス人シェフのショコラトリー『レ・プティット・パピヨット』のアイスクリームが欠かせません。 例年は五月中ごろからの販売ですが、今年は暑いからなのか先週末から開始しているとのこと! しまった…先週末、靭公園にいたんですがアイスが食べたくなって、でもまだ販売開始してないだろうと思い込んでたんでエスプレッソ飲みに行ったんでした… これはこのGW、是が非でも食べに行かねば。ちなみに私のおすすめは抹茶のアイスです。 |
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