《森 光年》
この時期は毎回のようにこの話題で申し訳ないんですが、大阪は本町の靭公園のバラ祭がいよいよ今週末に迫ってまいりました。 前にも書きましたが、今年は住民投票とかち合うのを避けて例年より開催が一週ずれ込んだため、バラ園のバラは半数ぐらいの品種がすでに見ごろを終えてしまっているのがやや残念。 とはいえ開花の遅いイングリッシュローズ等はまだ元気に咲いていると思いますので、みなさん足を運んでみてください。 近隣のおしゃれな店舗が屋台をだして、おしゃれな食べ物やワイン等を販売していたりしてとても楽しいですよ。 それにしても悪代官のたくらみがついえた翌週にバラ祭とは、なんとも晴れやかな気分です… そんなわけで森光年なんですが、先日、大阪は心斎橋のアメリカ村で夕刻にコーヒーが飲みたくなりまして。 おりからのサードウェーブコーヒーブーム(といっても、この流行が日本に入ってきてコーヒー好きがサードウェーブという言葉を使いだしてからもう10年近く経っているんですが)であの界隈もコーヒースタンドが乱立状態。 どこへ入っていいやら見当もつかない有様ですが、とりあえず以前とおりすがりに見かけたとある店へ向かいました。 アメリカ村の北のはずれに位置する『LiLo Coffee Roasters』という小さなコーヒースタンド。 店内の焙煎機からいい香りが漂ってきたのが決め手になり、かるくエスプレッソでカフェインと糖分を補充していこうと飛び込みました。 が、メニューを見てびっくり。東ティモールのコーヒーが飲めるんですね!
かれこれもう3年前にこのブログに書きましたが、政情不安定な東ティモールのコーヒーはかなりレア。
当時、京都の名門ウニールコーヒーの阪急百貨店の店舗で販売しているのを見かけ、その直後、淀屋橋の『モール&ホソイコーヒーズ』で飲んで以来、一度も出会えていなかったのでこれは嬉しい不意打ち。 すぐさま計画変更し、東ティモールをペーパードリップのホットでいただきました。 深入りだからか、三年前の記憶よりタンザニアに似たアフリカのコーヒー豆独特の力強い香りが濃厚な印象。 それでいて感じるか感じないかぐらいのさわやかな酸味もあって、後味はすっきり。 やはり好みです、東ティモール。 こちらのLiLoコーヒーロースターズ、シングルオリジンのコーヒーはゴールドとシルバーに分けられていて、ゴールドは450円、シルバーは350円。 東ティモールはなんとシルバーに分類されていました! ゴールドのメニューには同じ産地の豆のウォッシュドとナチュラル(どちらもコーヒーの実をそぎ落とす際の精製法で、この方法によってコーヒーの味はかなり変化します)が載っていたり。 これは流行に乗っかって生半可な気持ちで始めたコーヒースタンドとはちがう、たしかな意気込みを感じるラインナップですね。 どうやら昨年の8月にオープンした、美容院に併設されたコーヒースタンドのようで。 そういえばそういう店ができているという情報を雑誌で読んだなあ、というかすかな記憶がありますが、しょせんアメ村とたかをくくって探そうともしなかったのでしょうね。 おのれの慢心、見識の狭さを恥じ入るばかり…もっと早く行っておけばよかったお店でした。 |
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