《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。 最近、本業の仕事場で新しい旋盤が納入されてきました。 これがちょっと変わったやつで、俗にスイス式旋盤、別名を主軸移動型自動旋盤と言います。 一般の旋盤は、例えるなら陶芸のろくろです。 粘土の塊を回転させて手で形を作っていくアレです。 まあ実物はこんな感じ。 https://youtu.be/aZLW0S5wjgo で、スイス式は材料が粘土ではなく、長い金太郎飴になったような感じです。 https://youtu.be/40pgLc6b9FY 通常の旋盤は、基本的に小さく細長い品物や、工具を多用する複雑な加工が苦手です。 それを解決したのがスイス式旋盤です。 元々は高い精度を必要とする時計部品を大量に加工する機械としてスイスで考案されたものだそうです。なので『スイス式』。 そのせいなのか、日本においては時計メーカーシチズンの機械部門から独立したシチズンマシナリーが有名です。 で、うちの工場に入ってきたのはそのシチズンせいではなく、紹介した上の動画と同じメーカー、ツガミ製です。 ツガミは、うちでは円筒研削盤を沢山設置していますが、そのつながりでツガミ製を選んだのでしょう。 とはいえ、加工しようとしている品物はそれはもう高精度を要求するもので、調整に時間がかかっています。 量産できる体制になるのにはまだ時間がかかりそうです。 |
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