《森 光年》
ファッション界ではこのところ、どういうわけか有名なブランドの休止があいついでおりまして、先日もこんな報道が。 【ブルックスブラザーズ、トムブラウンが手がける「ブラックフリース」販売休止へ (Fashionsnap.com)】 アメトラ(アメリカントラッド)の老舗、ブルックスブラザーズがニューヨークの気鋭デザイナーのトム・ブラウンと組んで2007年から展開していたブラックフリースが休止するとのこと! JR大阪三越伊勢丹にブラックフリースのみの売り場が設置されたりと、かつては人気のあったラインでしたが…JR大阪三越伊勢丹自体も撤退してしまいましたし、これも時代の流れというものでしょうか。 ちなみに、合わせの部分にフランス国旗みたいなトリコロール柄が配されたシャツはトム・ブラウンの発案によるもの。 ブラックフリースでもこのデザインのシャツが人気ありました(こういうの)。 あっちこっちでこのデザインはパクられていたので、街で見かける機会も多かったのではないでしょうか。 つい先ごろにはアメリカのブランドであるバンド オブ アウトサイダーが休止を発表。 背中にダーツの入った細身のボタンダウンシャツを発表し、新しいアメトラスタイルを打ちだして大人気だったブランドです。 五年ぐらい前には大流行して、アパレル各社は猫も杓子もバンド オブ アウトサイダー風の細身シャツを販売しておりました。 そんなバンド オブ アウトサイダーズとブラックフリースが相次いで休止とは…アメトラ受難の時代なんですねえ。 そんなわけで森光年なんですが、ベルギーのアーティスト、ストロマエの面白い動画を見つけました。 Stromae - Live ( Ta Fete, Formidable, Papaoutai ) サッカーの応援に来たのであろうスタジアムの観客の前でヒットメドレーを披露するストロマエ。 曲のサビのところを唱和してくれるよう観客に指導する前説みたいなことを、アーティスト自らがしているのがなんか面白いです。 最初に歌っている『Ta Fete』がサッカーのベルギー代表の応援歌に使われたそうなんで、その関係でスタジアムでライブすることになったのでしょうか。 ストロマエのようなエレクトロ系のマニアックなアーティストの曲が代表の応援に使われるというのが、日本ではまず考えられなくて羨ましいですね。 オーストラリアではおなじくエレクトロのDJ(?)であるチェット・フェイカーがけっこうメジャーな存在になっているというし。
ちなみに『Ta Fete』のPVがこちら、
Stromae - ta fête こういう曲調ですが、歌詞とPVの内容から類推すると、飲んで踊って人生と向き合うことから逃げている男(ストロマエ自身?)に対する警鐘というかなんというか。 「嫁さんがお前を痛い目にあわせるぞ! 裁判官がお前を痛い目にあわせるぞ!」という、サッカーの応援にまったくふさわしくない曲のようです。素敵。 |
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