《森 光年》
GWの真っ最中でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 私はといえば連休に突入して早々に古着屋のセールでいいものを手に入れたり、ひさしぶりに帰ってきた友人夫婦+2歳の娘さんと地元の仏閣の祭礼を見物したりと前半にイベントが集中して、現在はすでに燃え尽きた感があります。 あとは連休最終日に懇意にしているバーのマスターの結婚式の二次会があるぐらいか… それだけだと少々さびしいので、明日はわが愛するパティスリー『ラヴィルリエ』にでも出かけてまいりましょうかねえ。 ラヴィルリエといえば、関西ローカルの女性向け情報誌『SAVVY』の最新号に古典菓子のオペラが掲載されていました。 この最新号がまた出色の出来で、1ページまるごと使った美麗な大写しの料理の写真が全誌面の2/3以上を占めるという大胆な構成! ムック本ならまだしも月刊の情報誌でこれをやるとは、やはり関西の情報誌はまだまだ『SAVVY』一強時代が続きそうです。 今回は「梅田の絶品83皿」でしたが、次はぜひ同様の構成でミナミ特集を! そんなわけで森光年なんですが、今回はとりとめのない雑記を書き綴っていくスタイルでお送りしたいと思います。 前述した友人夫妻の2歳の娘さんなんですが、半年ちかく会わないあいだにすっかり成長して、不明瞭ながらもいろいろしゃべるようになっておりました。 発する言葉のつたなさとは裏腹にこちらの言うことはよくわかっているようで、工夫次第でちゃんとコミニュケーションがとれるのがなんとも嬉しい。 ほんの赤ちゃんのころも可愛い子でしたが、成長するにつれアーティストの奈良美智氏の描く子供のような表情を見せるようになっていて愛くるしいですね。 それにしても私のことを「おじいちゃん」と呼んでいたのはなんだったのでしょう。 「パパ以外で遊んでくれる男性」を漠然と「おじいちゃん」と認識しているのでしょうか。 そういえば以前もカフェで小さな男の子から、かぎりない親愛の情のこもった様子で「おじいちゃん」と呼びかけられたことがありましたっけ。 年相応に顔も老けてきましたし、いつもハンチング帽に中間色主体の服装、痩せた体型あたりに「おじいちゃん」要素があるのかもしれません。
連休初日に出かけてきた古着屋のセールなんですが、季節商品入れ替え前の出血サービスで全品1000円という狂乱ぶりでした。
たしか昨年ぐらいに大阪はアメリカ村にオープンした『Chocobi(チョコビ)』という店なんですが、さすが活きのいい店は思い切りのよさがちがう。 ラルフローレンの古いチェックシャツやマンハッタンの大手百貨店の年代物のニット等の掘り出し物を入手できましたが、なんといっても素晴らしい出会いだったのがコーデュロイのジャケット。 サンフランシスコの百貨店が発売したらしいスタンリー・ブラッカーというデザイナーのジャケットで、おそらくは70年代ぐらいのものでしょうか。 スタンリー・ブラッカーは1955年にブランドを創立したデザイナーで、ブレザーとスポーツジャケットを一般に浸透させたという偉大な人物。 現在、同氏のブランドはニューヨークのデザイナーであるスティーブ・アランがデザインを担当しているようです。 高級シャツといえばイタリアだった時代も過ぎ、近年はアメリカのシャツが熱い注目を浴びているのでスティーブ・アランのシャツもブランドリサイクル店でよく見かけますね。 そんなスタンリー・ブラッカーのコーデュロイジャケット。屋外用ジャケット粗野な雰囲気の中にもエレガンスを秘めた素晴らしいシルエットで、名デザイナーの矜持を感じさせます。 傷や痛みがあるわけではありませんが年代相応の味わいが出ているのもいいですね。 これから夏だというのにもうコーデュロイジャケットが活躍する季節が待ち遠しいですが、こういう渋いものばかり着ているので子供がおじいちゃんと誤認するのかも。 |
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