《森 光年》
前回の記事でもちょっと触れました大阪は中央区の北浜と天満橋の中間ぐらいにある『ボニーズ ベイクショップ』、すばらしいお店でした。 店名のとおりベイク=焼き菓子のお店で、主軸はアメリカンスタイルながら旺盛な好奇心で創意工夫をこらしたお菓子がならびます。イートインも可能。 私がいただいたのはなんと、炭酸飲料の7UPを重曹のかわりに使用した焼き菓子! スペイン人は名産品のシェリー酒を7UPで割るレブヒートというカクテルを飲んだりしますが、まさか焼き菓子に入れるとは。 しかもこれがもっちりした食感にわずかに酸味があって、とても美味しいのです。 マシュマロ入りのクッキーもいただきましたが、どのお菓子もしっかりと頼もしい生地の味がよかったですね。小麦の力強さを感じるといいますか。 お菓子のラインナップはランダムなようなので、もっといろいろ食べてみたいと強く思いました。 こじんまりとしたお店ですが、都会の通りの角地というロケーションがまたいいんですよね。 前面がガラス張りの店内に座って、人の往来を眺めながら美味しい焼き菓子とコーヒーを楽しむ。まるで映画の一場面のようです。 お店を切り盛りする個性ゆたかな御姉妹も好印象。オープン三年目ということですが、すっかり地元に溶け込んで愛されている感じが伝わってまいりました。 ここ数年、松屋町沿線によさそうなお店がたくさんできている印象がありましたが、行ってびっくり本当にいいお店でした。 あの界隈をもっと探検してみたいと思いましたが、たぶん近くを通りがかったらボニーズベイクショップにばかり行ってしまいそう… そんなわけで森光年なんですが、先週末、大阪は淀屋橋の芝川ビルでおこなわれました芝川ichi、当サークルメンバーとともに楽しんでまいりました。 例によってサークルメンバーのひとりが奥さんと2歳の娘さんを連れてきていて、おかげでとても賑やかでしたね。 昭和2年建造のレトロビルの最上階のテラスでのマルシェ的イベント、ということで大人にとっては優雅な時間を過ごせる催しなのですが、子供には退屈かもしれないと危惧していたのも杞憂に終わりました。 2歳の子供にとっては観るものがすべてが新鮮なようで、大喜びで会場を何周も何周も駆けまわり、テラスから望む工事現場を熱心に眺め、飽きることなく遊び続けておりました。
われわれ大人サイドの収穫としましては、前々から気になっていた『青空マカロン』のマカロンを食べることができました。
会場とともに行列していたのであきらめかけていたのですが、列が途切れたころにまだ残っていたものを2歳の娘さんのパパが目ざとくゲット。 マカロンの命であるメレンゲ生地の食感と口どけが完璧。 中のクリームは現代風のエッジの効いた味わいで、チョコレートも果実もあますところなく風味をひきだされておりとてもハイレベル。 桜餅のマカロン等、変わりだねがあるのも嬉しいですね。人気なのもうなづけます。 以前にも当ブログでご紹介しました焙煎コーヒー豆の卸売業者さん『自家焙煎珈琲 バビルサ』も出店しておりました。 昨年の秋以来、ひさしぶりにバビルサのブレンドをいただくことができましたが、やはり美味しいですね。 しっかりとした苦味の中にエチオピアあたりの豆を思わせる爽やかな果実味が絶妙のアクセントとなっておりました。 かわいらしいアイシングクッキーを売っておられた奈良県は生駒市の『Sweets Labo kasi』のお菓子もいただきました。 パット・ド・フリュイ(果汁だけで作ったフランスのゼリー。カタカナ表記ではパート・ド・フリュイとも)をいただきましたが、青空マカロンと同様こちらもモダンな味の構成。 果実の甘みも酸味もほろ苦さもぎゅっと閉じ込めている感じで、とても美味しかったです。 kasiの出店で販売されていたコンフィチュール(ジャム)も試食させてもらったんですが、こちらも果実の風味がみずみずしくて絶品。 パット・ド・フリュイもこのコンフィチュールで作られているそうで、なるほど美味しさに納得です。 ちなみに、かわいらしいシロクマのアイシングクッキーを2歳のお子さんにプレゼントしたところ、美味しそうにかじっておりました。 少しおすそ分けしてくれたのを私も食べたんですが、アイシングクッキーのイメージとは裏腹のやさしい味わい。見た目だけではない本格味でした。 イベントへの出店メインで店舗を構えていないお店の紹介ばかりになってしまいましたが、みなさんも機会があればぜひどこかの催しでこれらのお店を訪ねてみてください。 |
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