《森 光年》
ヴァレンタインが間近に迫っておりますが、今年はどうもモチベーションが上がりませんね。 海外の有名ショコラティエや、ビーン トゥ バー(生産地と直接取引してカカオ豆(ビーン)を板チョコ(バー)に加工すること)等々、胸おどるような新しいトピックが次々と投入されていた近年のヴァレンタイン商戦。 なのに昨年ぐらいから、以前のようなときめきを感じなくなっているのは、刺激に慣れすぎてしまったのか何なのか。 なにせいまや国内の大手製菓会社がビーン トゥ バーの商品をリリースし、テレビCMをガンガン流しているような状況ですから。 そのCMではチョコレートの正しい味わい方まで教示されていたりして(口に入れたまま噛まずに溶けるまで待つ!)、国内のチョコレート事情が大きく進歩したのは喜ばしいことなんですけどね。 そんなわけで森光年なんですが、フランスの老舗紅茶メーカー『KUSMI TEA(クスミ ティー)』が日本本格上陸とのニュースが。 【フランス発のプレミアムティー「クスミ ティ」が本格上陸、ロブションなどで販売(Fashionsanp.com)】 ロシア革命時にフランスに亡命したロシアの紅茶商クスミチョフ氏が創業し、パリに根付いた歴史ある企業KUSMI TEA。 大阪は本町の靭公園の近くにあるショコラティエ『レ プティット パピヨット』では数年前からイートインで提供されていて、茶葉の販売もおこなわれています。 レ プティット パピヨットで頻繁に飲んでいるので「本格上陸!」と言われてもいまいちピンと来ないのですが、ともかくめでたい。 大阪では今のところグランフロントとうめきたのみでの販売のようですが、今後ミナミにも拡大してきてくれるとありがたいですね。 ちなみにレプティット パピヨットでは数種類のKUSMI TEAが取り扱われていますが、イートインで提供されているのはアナスタシアとサンクトペテルブルクの二種のフレーバーティー。 私の好みはサンクトペテルブルクで、香りが豊かながらも派手すぎず、フレーバーティーの楽しさと紅茶本来の味わいが同居していてバランスがすばらしいと思います。 二種類しか飲んだことがないので断言はできかねますが、KUSMIのフレーバーティーはマリアージュ フレールやダマン フレール等のいかにもフランスといった感じのフレーバーティーと比べ、華美ではなくどっしりと朴訥な印象ですね。 なのでリンク先の記事のように「フランス発のプレミアムティー」などと麗々しく書き立てられると、ちょっと首を傾げたくなるような。 まあ、それが宣伝というものなのでしょうか。 ともかく、巷間にチョコレートがあふれかえるこの時期、力強い味わいのKUSMIの紅茶は相性ぴったりだと思いますので一度お試しになってはいかがでしょうか。 |
|
|
| 最初のページ |
|