《森 光年》
明日はいよいよ日本橋ストリートフェスタですね! 【第13回日本橋ストリートフェスタ (公式サイト)】 前回のブログ記事でも書きましたが、大阪の電気街・日本橋の大通りを歩行者天国にして開催されるこの一大イベント。 日本全国から大勢のコスプレイヤーさんが集まることで有名ですが、沿道でもたくさんのイベントが行われます。 その中で気になったのがこちら。 【ゴブリンマーケット2017〜小鬼市場】 閉店した銭湯を会場としたアート系フリーマーケットだそうです。楽しそう。 どうやら過去の日本橋ストリートフェスタでも何度か開催されていたようなんですが、不覚にも気づきませんでした。 明日はぜひ足を運んでみようと思います。楽しみが増えました。 そんなわけで森光年なんですが、寂しいもので今期のファッションウィークも終幕に向かい、若手や小規模なブランドがコレクションを発表しているだけとなりました。 今期はほんとうに大豊作で、気分の高揚するファッションウィークでしたねえ。 なんといってもディオール。グッチも素晴らしかったし、モスキーノのコレクションも楽しかった。 ルイヴィトンがルーヴル美術館の中庭で行ったショーは、ルイ14世の庭園を飾っていた彫像のあいだを、フランク・オーシャンをBGMにストリート感のある都会的なルックのモデルたちが闊歩するというコンセプトがとてもダサくて逆に印象的だったりもしました。 ロケーションもコレクションも悪くなかったのに、組み合わせのセンスが90年代的すぎて失敗しましたね。 ロケーションといえばヴァレンティノ。 ニューヨークの歴史あるビルを改築したザ・ビークマン・トンプソン・ホテルを舞台にしたプレフォール・コレクションについては以前のブログ記事でご紹介しましたが、2017/2018の秋冬も素晴らしいロケーションでした! Valentino | Fall Winter 2017/2018 Full Fashion Show | 豪奢な調度と、緑の庭を望むガラス張りのテラスが素敵なこちらは、パリの凱旋門にほど近いオテル・ド・サロモン・ド・ロートシルト。 元々はかのロスチャイルド(フランス語ではロートシルト)家の邸宅だったそうで、現在はその庭園が開放されており、人々の憩いの場となっているそうです。 ヴァレンティノのディレクターはマリア・ グラツィア・キウリとピエールパオロ・ ピッチヨーリのコンビが長年勤めてきましたが、キウリがディオールに移籍して素晴らしいコレクションを展開し始めたのはご存知のとおり。 ひとり残って名門ヴァレンティノの看板を支えている格好のピッチヨーリですが、キウリの抜けた穴を埋めようとするかのように気合の入ったロケーション選びをしておりますね。 コレクションは昨今のタッキー(悪趣味)スタイルの流行を踏まえつつもヴァレンティノらしくシックで手堅くまとまっています。 BGMのヴァイオリン協奏曲といい、歴史ある邸宅を舞台に選ぶならこれぐらい雰囲気を統一するほうがかえって現代的ですよね。 ルイヴィトンとそのファンの方には申し訳ないですが、「ルイ14世とストリート感覚のコラボ、クールでしょ?」というポストモダンなお遊びの時代はもう終わっているのでは。 |
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