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道頓堀が輝くのはどこかにカーネルサンダースを隠しているから
《森 光年》
すでに風見が触れた話題でありますが、やはり先祖代々生粋の大阪人の私としては言及せずにはいられません、くいだおれ閉店。
父方の祖父がまだ存命だった子供のころには親類一同の揃う機会があると、くいだおれのある道頓堀の界隈や、あるいは通天閣の建っている新世界あたりにご馳走を食べに連れて行ってもらったものでした。
同年代のいとこらとはしゃぎ合いながら歩いた日暮れの繁華街の雑踏、ふと見上げると、あの(子供の目にはちょっと不気味に映る)くいだおれ人形がそこで太鼓を叩き、首を左右に振っている。
私にとっての、あれは原風景とでも呼ぶべきものなのかもしれません。
人形(昔は単に『くいだおれ人形』と呼ばれていたように思いますが、気がつけば『くいだおれ太郎』という名称が一般的になっていますね)に関しては、通天閣や阪神タイガースが引き受けに名乗りをあげているようですが、道頓堀ではなく通天閣や甲子園球場にあるくいだおれ人形というのは、仕方がないとは分かっていてもなんだかせつない光景です。

と、しんみりしつつも先日(今更ながら)スティーブン・キングの『IT』全四巻を読破したばかりの私としては、あの超怖いピエロのペニーワイズと、くいだおれ太郎の姿がダブって見えて仕方がありません。
ここではみんな浮かぶんやで……とか言いながら子供たちを道頓堀川に引きずっていって喰い殺すくいだおれ太郎。そんな関西版『IT』が読んでみたくなります。カーネルサンダースはわれわれを助けることはできない!


自分でも何を言っているのかよく分からなくなってきましたが、そんなわけで森光年です。
さて、名優チャールトン・ヘストンさんが先日亡くなられましたが(ご冥福をお祈りいたします)、みなさまグラディエーター・サンダルというものをご存知でしょうか?
いや、まあべつにベン・ハーは剣闘士(グラディエーター)ではないので全然関係ないのですが、ともかくその剣闘士ふうのサンダルがここ数年来、女子たちの支持を集めているようで。

そんな中、先日なんばシティのリプショナルというかっこいい服屋さんにふらっと入ってみたところ、ちょっと無骨な感じの素敵な男子用のサンダルを発見いたしました。で、手にとって裏返してみると、なんと底がタイヤ状になっているではないですか! そう、ベトコン愛用の、あのホーチミン・サンダルだったのです!
グラディエーター・サンダルの次は、ホーチミン・サンダルの時代が来るのか!? と思わず興奮してしまいましたが、とはいえ1万4千円ぐらいするホーチミン・サンダルってどうなんでしょう。古タイヤを加工した安価な粗製品であるところが、ホーチミン・サンダルのホーチミン・サンダルたるゆえんではないかと思うのですが。
いや、もしかしたらこれはチープな品からチープさを剥奪することによりアイデンティティ・クライシスを引き起こそうとするアートな試みなのか。マルジェラが、スニーカーから痕跡だけを残してロゴのワッペンを剥奪したように。いや、まあそんなわけないですが。

しかしファッション界は今、ミリタリーブームが来ているとは聞いていましたが、まさかホーチミン・サンダルまで出てくるとは(まあ、ブームとは関係ないと思いますが)。
そっちがその気ならここは私もひとつ、押入れの奥から東ドイツ軍の制服でも引っ張りだして着てみようかと思います。なんたって、東ドイツの人民軍も北ベトナム軍も略称はNVAですからね! ミリタリーブーム万歳!
 

雑記 | 2008/04/15(火) 19:56 | コメント(0) | トラックバック(0)
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