《森 光年》
ロサンゼルス近郊の砂漠地帯で先日、ディオールのクルーズコレクションのショーがおこなわれました。 Dior | Cruise 2018 Full Fashion Show | ディレクターがマリア・グラツィア・キウリに変わって四回目となるコレクション。アメリカの砂漠でパリのメゾンがショーをするというのがまず面白いですね。 ブルー基調のモノトーンで多彩なデザインを展開し現代的でシャープな女性像を表現してみせた先シーズンから一転、今回はラスコーの洞窟壁画等をモチーフにしたプリミティブな柄や文様で彩られたワイルドなコレクション。 そんな中にも仄見えるクチュール技術の粋が、土臭いタフさに優雅さを加えていてディオールらしい。 ときどき登場するシックなドレススタイルの凛々しいたたずまいなど、西部開拓時代の貴婦人は実際このようだったのかもと思わされます。 先シーズンにも感じたことですが、キウリのディオールには女性を強く美しく輝かせる何かがありますね。 アレッサンドロ・ミケーレのグッチとならんで今の私の最注目株です。 そんなわけで森光年なんですが、ご近所のパン屋さん『アップルの発音』のイートインでいただける季節限定デザートが新しくなりました! 初夏のデザートがサヴァラン(ブリオッシュ生地にシロップをしみこませたヨーロッパの古典菓子)の予定であることはお店の人に聞いておりましたし当ブログでもご紹介しましたが、まさかシブースト仕立てとは! シブーストはカスタードクリームにゼラチンとメレンゲを加えた特殊なクリームを使ったフランス古典菓子の定番。 アレンジを加えられることの多いお菓子ですが、サヴァランと合体するとどんな風になるのでしょうか。 サヴァランに染みこませるのはラム酒のシロップが定番ですが、サングリア風の赤ワインのシロップを使用しているというのも興味をそそられます。 今週半ばから始まったばかりのメニュ-なので当然まだ食べに行けていないのですが、これはわくわくしますね。 『アップルの発音』でデザートを担当している方は発想力豊かなアーティスト肌で、これから真夏にかけてまだ2つのデザートを構想中とのことです。 このサヴァランもいつ次のデザートに切り替えられてしまうかわかりませんので、気になる方はお早めに! |
|
|
| 最初のページ |
|