《森 光年》
つい何日か前ですが、ラッパーのカニエ・ウエストが妻のキム・カーダシアンとともに原宿の表参道で目撃されたと話題になっていましたね。 どうやらカニエのバースデー旅行だったようで。 音楽だけでなくファッションの世界でも大成功をおさめ、彼の曲は聴いたことなくても彼のスニーカーは大枚はたいてでも欲しいという若者たちが世にあふれているカニエ。 彼の友人たちのブランドはいまやトレンドの最先端にあり、妻のキム・カーダシアンも若い女性たちのカリスマ。 さらにはキムの姉妹たちまでセレブモデルとして大人気になっております。 そんな一大カニエ王朝を築いた感のある彼ですが、昨年後半あたりから精神状態が荒れに荒れているとか。 携帯を壊し、人前にも姿を見せず、あの目立ちたがりが今年はコーチェラの音楽フェスにもメトロポリタン美術館のセレブパーティー、メット・ガラにも姿を見せず。 ひそかに心配していたんですが、東京で撮られた写真の数々を見るかぎりどうやら元気そうでなにより。 しばらくぶりで消息が知れて安心しました。 そんなわけで森光年なんですが、このところこの話題が続いている『アップルの発音』の新デザート、ようやく食べることができました! 三週連続でお店が週末に臨時休業だったため、なかなかありつけなかった初夏のサヴァラン。 今度こそは! と挑んだ先週末でしたがイートイン席が大盛況の満員で「やはり出会えない運命なのか…」とあきらめかけました。 10分ほど待ったら席が空いてくれたので事なきを得ましたが。 そんな待望のデザートは、やはり極上の美味でした。 なんといっても赤ワインベースのシロップがしみこんだサヴァラン本体が美味しい!ワインの複雑な味わいが引き出されています。 やはりワインにはチーズ、ということなのかリコッタチーズ入りのクレーム・シブースト(カスタードクリームにゼラチンとメレンゲを加えたもの)ともよく合います。 このシブーストが半分凍った状態にしてあるのがまた初夏のデザートにぴったりなんですよね。深い配慮を感じます。 ビター気味に仕上げられた表面のキャラメリゼもいいアクセント。 そのサヴァランに添えられるのはアメリカンチェリーと紫蘇とミントのソース。 紫蘇とミントの組み合わせが意外な感じですが、ベストなバランスに仕上げられていて涼感があります。 アップルの発音のデザート担当の方にお話を伺うと、今回は完成までとても苦労されたそうで。 サヴァラン本体がここまで完成された美味しさだと、生半可に他の要素を加えても屋上に屋を重ねるというような感じになってしまうかもしれませんね。 美味しいけれど大味なアメリカンチェリーという題材を繊細なフレンチのデセールに落とし込むのも難しかったかもしれません。 しかし、そんな苦心の甲斐あって芸術的なデセールとして成立していると感じました。 6月中旬には終了すると聞いていたこのデザートですが、来週の真ん中ぐらいまでは続くかもとのこと。 今週末がラストチャンスかもしれませんので、興味のある方はぜひ! 次に予定されている夏のデザートも、もちろん楽しみです。 |
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