《森 光年》
月末にはいよいよハロウィンですねえ。100円均一店等のハロウィンコーナーも年々拡大してますし、今年も盛り上がりそう。 あいにく本番は火曜日ですが、昨年のハロウィンも平日だったにもかかわらず大阪の中心街である心斎橋~難波界隈は仮装した人々で埋め尽くされたそうです。 かくいう私も10月最終週の土曜の夜に、ドクロの仮面とタキシードといういでたちで馴染みのバーまで心斎橋を歩くつもりでおります。 じつはこの日のために一年かけてタキシードに必要なパーツ(タキシード本体に加え、ボウタイ、カマーバンド、礼装用のサスペンダー、ウィングカラーでフリル付きのシャツ)を地道に揃えてきたんですよね。 ちょっとの距離を歩くだけですが、ハロウィン気分を満喫したいと思います。 そんなわけで森光年なんですが、先日、カクテルの名前を検索していてこんな面白いものに行き当たりました。 【カクテルを擬人化したゲーム『カクテル王子』がゲーム化! (RENOTE)】 カクテルをイケメンに擬人化した『カクテル王子』だそうです。 もともとキャラクタープロジェクトとして立ち上がったものがゲーム化したようで。 メディアミックス企画からスタートしたセンチメンタルグラフティやシスタープリンセスとおなじような経緯をたどったんですね。 ……すみません、たとえが古すぎました。今で言うなら、けものフレンズですかね。 スコッチやジャパニーズモルトが若い人から注目を集めている昨今、それらウイスキーと同じくバーの花形であるはずのカクテルには一向に光が当たらず。 バーではほぼカクテルしか飲まない私としては、こうしたコンテンツでカクテルに関心を向けてくれる人が一人でも増えてくれると嬉しいですね。 そんなカクテル擬人化王子たちの顔ぶれですが、納得の定番カクテルもいればなんで選ばれたのかよくわからないマイナーなのもいる印象。 個人的には英国紳士キャラのギムレットさんは入れてほしかったところ。シェイクするカクテルの代表格の一つですし。 カクテルの王様と呼ばれるマティーニが俺様キャラなのはなるほどという感じですが、そんな彼を差し置いてトム・コリンズが主役的扱いなのはちょっと不思議ですね。 トム・コリンズはようするにジンフィズ(ジンにレモンとソーダ水を加えたカクテル)なんですが、オールド・トム・ジンという銘柄のジンを使った甘めのジンフィズはトム・コリンズと呼ばれます。 じつはトム・コリンズとジンフィズは別個に生まれたカクテルで、たまたま似ていただけだといいますがそれはさておき。 バー等でよく使われるトールグラスは別名コリンズグラスともいいますが、これはトム・コリンズに良く使われたことからの命名なんですね。 グラスの名前になるくらいですから昔はメジャーだったんでしょうが、現在ではオールド・トム・ジンを置いているバーが少なく、めったに飲まれないカクテルになっています。 つまり、カクテル王子でトム・コリンズを知ったファンがバーに行ったとしても飲めない可能性が高いわけなんですね。 しかしながら、大阪は東心斎橋の私の馴染みのバー『UMEYA』にはオールド・トム・ジンがたいがい置いてあります。 マスターの作るちょっとアレンジしたトム・コリンズは絶品ですので、カクテル王子ファンのみなさま是非!(ステマ) そういえばオールド・トム・ジンのボトルには黒猫が描かれておりますし、ハロウィンシーズンにトム・コリンズを飲むのも洒落ているかもしれませんね。 |
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