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クリスマススパイスのラウンドスコーン
《森 光年》
もう一ヶ月ほど前ですが、こんなイベント(?)がありました。

【第15回 関西文化の日】

関西全域に鳥取県や徳島県までも含めた広範なエリアで約690もの施設が無料開放されるという豪華な催し。
こんなのをずっとやっていたとは、当日の朝にSNSで教えていただくまで不覚にも知りませんでした。

大阪では中之島の国立国際美術館や、千里の万博記念公園と民俗学博物館、鶴見緑地の咲くやこの花館等々、そうそうたる面子が参加しているようで。
私は前から気になっていた東洋陶磁美術館へ出かけてきましたが最高にクールでしたね。

出発が遅くなったので駆け足の見学になってしまったのが残念でしたが、来年の関西文化の日は入念に下調べをして朝から出かけたいと思います。
皆様もぜひ、来年はこの貴重な一日をエンジョイしてください。


そんなわけで森光年なんですが、以前の記事で話題にしました大阪は谷町六丁目の『トリントン・ティールーム』のイートン・メス、現在はこちらのデザートに移行しています。



パリで見つけたクリスマススパイスを使ったラウンドスコーン! 字面がおしゃれすぎてめまいがしそうです。
さっそくいただいてきましたが、独特のスパイスの香りとリンゴの味わいが調和してとても美味しいスコーンでした!
リンゴとシナモンの相性が抜群なのは誰もが知るところですが、他のスパイスとも合うんですねえ。

日本ではあまり馴染みはないものの、本場欧米ではクリスマスのお菓子には長期保存のためのスパイスが付き物のようで。
すっかりメジャーになったドイツ菓子のシュトーレンのように、クリスマスシーズンの初めに作り置いて少しずつ食べていくからでしょうか。
クリスマススパイスの配合に決まりはないようですが、シナモン、カルダモン、アニス、クローブ等々複数のスパイスが使われるようです。

そういえば大昔になにかで読んだのですが、アメリカの若者にとってクリスマスシーズンに実家から母親の手作りのケーキが送られてくるのが憂鬱なんだとか。
日本の華やかクリスマスケーキとは違い、あちらのは地味な見た目のうえスパイスを多用していて風味の癖が強い。
となれば若い人にはあまり嬉しくない代物かもしれませんね。
そういうものほど年齢を重ねるにつれ、しみじみと美味しく懐かしく感じられるようになっていくものですが。

イートン・メスが終了してしまったのは残念でしたが、こうしてヨーロッパのさまざまな文化を体験できるのがトリントンティールームの魅力ですね。
じつはトリントンという店名はロンドンに紅茶を運んでいたクリッパー船(快速帆船)の名前からとったのだそうで、お店の内装も船のデッキをかたどっているのです。

大阪にいながらにして異国の文化に触れ、航海気分を味わえるトリントンティールーム。谷町六丁目付近にお立ち寄りの際にはぜひご訪問を!

それにしても、一週間ほどお店を閉めて晩秋のパリを旅行し、開館したばかりのイヴ・サンローラン美術館も訪問したというオーナーさんが羨ましすぎる……
 

雑記 | 2017/12/05(火) 22:10 | コメント(0) | トラックバック(0)
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