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グッチ&ディオール 2018/2019秋冬
《森 光年》
先日、ご近所の美味しいパン屋さん『アップルの発音』に向かっていたところ、ご近所にまたしてもコーヒー屋さんがオープンしているのを見つけました。

ちょうどアップルの発音のイートインでコーヒーを飲もうとしていたところなので惜しくも入れませんでしたが、焙煎所兼カフェという感じのお店でしょうか。
実際に行ってみたら詳しくご紹介しようと思います。

町の噂ではさらにもう一軒ご近所にコーヒー焙煎のお店が出来る予定だそうで。
アップルの発音や『トロワ』はパン屋さんながらコーヒーも本格的ですし、コーヒー焙煎の『ビーンズ ポエム』やハンバーガーも美味しいカフェの『だるま珈琲』もある我が地元。
すでに美味しいコーヒーを飲める店に事欠かない状況ですが、いよいよコーヒー銀座の様相を呈して来ました。
まさかこんなことになるとは夢にも思わず、コーヒー好きとしては非常にうれしいのですが、すでに馴染みとなっているお店への義理もあって難しいところですねえ……


そんなわけで森光年なんですが、1月の後半から始まったファッションウィークもいよいよ佳境。有名メゾンによるウィメンズのコレクションが次々公開されていますね。

そんな中、要注目なのはやはりグッチとディオールでしょう!


Gucci | Fall Winter 2018/2019 Full Fashion Show |

アレッサンドロ・ミケーレがディレクターに就任して以来、業績が絶好調のグッチ。
毎回ランウェイが派手派手しいイメージのある同ブランドですが、今回は手術室を思わせる静謐な空間(ただし色彩はミントグリーンでじつにミケーレらしい!)。

コレクションの内容もシックで落ち着いたものになっている印象がありますね。
まあ、自分の生首のマネキンを抱えたモデルが登場したりして、一般的な感覚でいえばまったく落ち着いてないかもしれませんが。

毎シーズン、ド派手なルックの中に時折はっと息を呑むようなシックでエレガントなドレスやスーツを織り交ぜてくるミケーレ。
奇抜さだけが売りの変化球のデザイナーではなく、しっかりとした地力の持ち主であることがそれらのルックから見て取れるのですが、今回はとくに彼の基礎のレベルの高さが前面に出ていると感じました。


Dior | Fall Winter 2018/2019 Full Fashion Show |


ヴァレンティノから移籍したマリア・グラツィア・キウリをディレクターに迎えて以来、毎シーズンのコレクションで一貫してフェミニズムを表現してきたディオール。
今回ランウェイに描き出されたのは、力強く一筋縄ではいかないタフな女性像。
その姿はどこか、20世紀初頭のイギリスで女性の参政権を求めて激しく戦ったサフラジェットたちを連想させます。

社会に蔓延するセクハラや性暴力を告発するMeToo運動が世界的な広がりを見せ続けるなか、キウリとディオールが発したエールなのでしょう。
モードの歴史は女性解放の歴史そのものですが、モードの根幹たるそのテーマとまっすぐに向き合っているキウリこそ名門ディオールの看板を背負うのにふさわしいデザイナーといえるでしょう。


私のカバー範囲が狭いだけの話かもしれませんが、幾つか見た今期のファッションウィークのコレクションのなかでグッチとディオール以外に心の琴線に触れるものがあまりなかったのは残念に感じましたね。
次のトレンドの方向性がまだ不明瞭なので、どこも手堅くおとなし目にまとめている印象でしょうか。
ストリート寄りのファッションが巷を支配して久しい昨今、個人的にはドレッシーなスタイルの流行を期待しているのですが……

雑記 | 2018/03/03(土) 22:22 | コメント(0) | トラックバック(0)
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