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ヴァレンティノ 2018/19秋冬
《森 光年》
先週の日曜日は全国最大級のコスプレの祭典、日本橋ストリートフェスタでした!

今年も例年以上の大盛況で、場所によってはもはやまともに通行することすら不可能なありさまでしたね。
昨年から最寄の商業施設であるなんばパークス横の広場(?)もコスプレ撮影スペースになっていますが、前回は比較的すいていたその広場ですら混雑し始めていました。

このままではいずれ日本橋電気街のキャパシティを超えるのは必定ですので(というかもう超えている気も)、いっそのこと道頓堀あたりまで巻き込んで「ミナミストリートフェスタ」にしてしまったほうがいいかもしれません。

今年のコスプレで目立ったのは、らんま1/2や幽々白書、パトレイバーやトライガンなどの90年代勢ですね。
ファッション界や音楽界では90年代ブームが起こっていますがオタクの世界も例外ではないようで、熱い勢いを感じます。


そんなわけで森光年なんですが、今期のファッションウィークもいよいよ終盤。現在は東京コレクションが開催されております。
だいぶ前に当ブログで今期はあまりパッとしないというようなことを書きましたが、じつはそのあと複数のブランドがなかなか良いショーを見せてくれまして。
性急な判断で偉そうなことを書いてしまった自分を恥じ入るばかりです。

なかでも目が醒める思いがしたのがヴァレンティノのショーでした。


Valentino | Fall Winter 2018/2019 Full Fashion Show |


いわずとしれたモードの名門、ラグジュアリーの中のラグジュアリーであるヴァレンティノ。

2008年以降、マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリの二人がディレクターを勤めてきましたが、一昨年にキウリがディオールへ移籍。
ピッチョーリのソロ体制になって以来、正直いまひとつな印象だったのですが今回はなにがあったんだというぐらい素晴らしいコレクション!

モノトーンで始まったルックの中に隠されるように描かれていたひそやかな花が、次第に色づきあざやかに咲き誇る。
その様子はまるでフランスの画家ルドンの絵画を見るようでした。
服とモデルとロケーションがこれ以上ないくらいに噛み合って、完璧なショーでしたね。

かつての相方だったキウリがディオールでフェミニズムを強く打ち出したコレクションを展開して高い評価を得ているのを受け、負けじとピッチョーリも奮起したのでしょうか。
これほどのポテンシャルを秘めたデザイナーだったのかと認識をあらためさせられました。いやはや脱帽です。
 

雑記 | 2018/03/21(水) 21:07 | コメント(0) | トラックバック(0)
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