《森 光年》
初夏の出端はなかなか気温が上がらず、今年の夏は涼しいのかなと思ったらさにあらず。 ここ大阪はこのところ猛烈な暑さと湿気に覆われております。 そんな中ですが、私の頭は先日購入したフランネルのスーツをどう着こなすかでいっぱいで、もう夏なんかいらん! 終われ! ぐらいの心境。 ファッションの幅も狭いし、いい服を着ても太陽光と汗で痛んでしまうし、ほんとうに嫌なシーズンです。 そんなわけで森光年なんですが、ある人に教えていただいて大阪は天満橋に新しいティールームができているのを知りました。 半年前ほど前にオープンした『The Bottle Oven』というお店です。 ![]() タワーマンションとおしゃれな店舗が立ち並び、街路樹の緑も豊かな地下鉄谷町線の天満橋駅周辺。 そこから10分ほど歩いた少しさびしいエリアに忽然と現れるロンドン風の店構え! 大きな窓から陽光がさしこむ居心地のよい店内には、いたるところに英国老舗の陶器メーカーの器が飾られていて雰囲気抜群です。 ![]() お茶はキームン、お菓子はスティッキー トフィー プディングをいただきました。 トフィーとはバターと砂糖を加熱して作ったキャラメル状のものでイギリス人の大好物。 そのトフィーのソースをテーブルに運ばれてきたプディングに目の前でかけて仕上げてくれる演出が食欲をかきたてます。 プディングの生地が濃厚なトフィーソースにも負けない存在感を持っていて、これだけの生地が作れる人ならその他のお菓子も絶対おいしいと確信しました。 その日は4~5種類のイギリス菓子が用意されており、カウンターに並んだそれらを自由に選べるという、おばんざい屋さんのようスタイルも楽しいです。 店内に並んだ英国老舗の食器の中から好きなものを選んでお茶できるのもすばらしい! 私はブルー&ホワイトと呼ばれるタイプの食器が有名なスポードのものを選択。 日本国内ではアンティークを除けば代表的モデルの「イタリアン」ぐらいしか目にする機会はないスポードですが、こちらには数種類用意されていて感涙ものでした。 前々から気になっていたスポードの「カミラ」でいただいたキームンは最高の味わい! オリエンタルな器の文様が中国の紅茶とよく合います。 アンティークのスポードはなかなか手の出しづらい価格ではありますが、いつかかならずカミラを手に入れようという決意が高まりました! 写真の隅にも写っていますが、わざわざオーナーさんが秘蔵のスポード図録的な洋書を出してきてくださり、スポードまみれの至福のティータイムをすごすことができました。 こんなに素敵なお店を半年も知らずにいたとは不覚です。 というか、教えてもらわなければずっと気づかなかったかもしれないと思うと、人の縁って大事ですよね。 近々また再訪します! |
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