《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。 光年も話をしていたと思いますが、ぼくも一緒に英国フェアに行ってまいりました。 ぼくら二人はせっかくなので英国紳士スタイルで雨も降らないのに傘を持ち出しましたw 光年が多くを語ってくれると思うので感想は控えめとしますが、英国フェアの目玉の一つにブラスバンドの演奏があるのですが、 その演奏を行ったロンドンファンファーレトランペットが印象に残っています。 いや、印象に残っているというか衝撃でした。 ・・・なにせ、ぼくがバンドの指揮者に手招きで呼ばれて指揮棒を振らされる事になってしまったからです、当然ながら大勢の人の前でですよ! (ひぃ イギリスで有名なバッキンガム宮殿の近衛兵交代式がありますが、そこでは近衛兵により編成されたマーチングバンドによる演奏が行われます。 ロンドンファンファーレトランペットは、その演奏者のOBなんだそうです。 立場としては民間の奏者ではありますが世界で唯一、イギリス近衛兵の軍服を着ることを許されている由緒ある方々だとか。 こう書くとなんだか堅苦しいイメージですが、ちっともそんなことはありません。 指揮棒を持った指揮者の方はとてもユーモラスな方で、幾人の女性や子供を手招きして指揮棒を振らせてみたりして会場を沸かせていました。 ええ、なので油断してました、まさかぼくがその標的になるとはw ぼくはその時うっかり傘を持ったまま出てしまったので、持ったまま指揮棒を振ったのですが、我ながらとっても下手糞でした。 『おそらく指揮棒を習ったばかりだろう子供のほうが旨かった』とは光年の談。 まあ、そこで変に旨かったとしてもオカシイでしょうけどもw そしてそれだけではなく、ぼくが手に持っていた傘を貸してくれとジェスチャーで示したので手渡すと、華麗なステッキ捌きをぼくの目の前で披露してくださいました。 英国紳士の持つ傘の持ち方はライフル銃に因んでいると聞きます。 さすがは元本職、それも今でも世界中で活躍する指揮者ですから鮮やかでした。 ぼくが持っていた傘は前にここで紹介したことがある、世界最古であるイギリスの傘メーカー、ジェームスインスのものです。 それをイギリス元近衛兵の方に振ってもらったことでちょっとした箔がつきました。 いやあ、安物の傘を買わなくてよかったですわ、ほんと。 |
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