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天満橋のティールーム『ザ・ボトルオーブン』
《森 光年》
昨年末の私の記事の、英国の先王ジョージ6世の肖像が描かれた6ペンス銀貨を入手したエピソードを覚えておいででしょうか。

イギリスでは幸運のお守りとされる6ペンス銀貨、それも70年以上も前のものが手に入ったのは望外の喜びでした。
こうなったら現在の英国君主であるエリザベス女王の6ペンス銀貨(1959~1967年に製造)もいつかは欲しい…
と思っておりましたところ、その願いが新年早々かなうことに!

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ジョージ6世、エリザベス2世親子が我が家で夢のご対面です!

大阪は天満橋のティールーム『ザ・ボトルオーブン』のオーナーさんが、コールズのクリスマスプディングを取っておいてくださってたんですね。
もちろん、エリザベス女王の6ペンス付きで!
昨年のクリスマス前には売切れてしまって諦めていたんですが、これは嬉しいサプライズでした。ありがとうございました。


そんなわけで森光年なんですが、お正月休み(たった二週間ほど前なのに懐かしい響きですらあります…)にボトルオーブンへ行ってまいりました。

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今年も変わらぬ素敵な店構え。
お茶・お菓子・器等々、こだわったティールームでありながら憩いの場としてご近所さんに愛されているところも変わりません。

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新年一回目ということで初心忘れるべからず、定番中の定番クリームティーをいただきました。
ざくざく系の生地の旨みが抜群なオーナーさん手作りのスコーン。

お茶は中国茶のキームン。
中国の悲恋物語を描いた英国茶器の定番柄(といってもいまや絶滅危惧種ですが)ブルーウィローの茶器によく合います。

このところは中国系の紅茶がいまの気分ですね。ローズの香りをつけたものなんかが特に。
中国茶はミルクに合わないと考える人も多いですが、私は独特の香りが強調されるので好きです。

いわずとしれたアール・グレイも中国茶に柑橘の香りをつけたものですが、あれもじつはミルクと合うんですよね。
ミルクともっとも相性のいい紅茶の一つと紹介されることがある反面、アール・グレイのミルクティーはちょっと…という人もいて好き嫌いは分かれるようですが。

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クリームティーの奥に写っている洋書、お店に置いてある本の一冊なんですがこれが面白くて。
英国の近代磁器の発展に大きく寄与した老舗、スポードの歴史を追った図鑑的な本で、18世紀~1970年代までのスポードの陶磁器が多数収録されています。

上の写真のポットはアジア趣味のブルー&ホワイトに東洋のドラゴン、なのにスコットランドの民謡『Auld Lang Syne (オールド ラング サイン)』のコーラス部分の歌詞が書かれているという珍品です。
今年一回目の記事でご紹介した、『蛍の光』の原曲ですね。

英国の年初の定番ソングとおめでたい龍の図柄のコラボレーション。正月感たっぷりの器です。

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こちらは1970年代のカップ&ソーサー。
美しいバラの図柄の器ですが、じつはロイヤルアルバート社の名作オールドカントリーローズそっくりです。

【オールド カントリー ローズ (ロイヤル アルバート公式)】

60年代の発売以来、現在まで1億ピース以上が生産されているという大ヒット作のオールドカントリーローズ。
それを臆面もなくパクっていくスポードの節操のなさ…もとい老舗のプライドに囚われることなく良いものは取り入れていく柔軟な姿勢が素晴らしいですね!

このように老舗の長い歴史を体験できる良書ですので、ご来店の際にはぜひ手にとってくださいませ。
また、ボトルオーブンには現行品からアンティークまでスポード好きのオーナーさんが収集した器が多数用意されています。
注文時にお願いすればそれらでお茶をすることもできるので(ひびが入っていたりで観賞用のものも一部にありますが)そちらもぜひ!

雑記 | 2019/01/21(月) 21:32 | コメント(0) | トラックバック(0)
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