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銀のスプーンと地元のお店たち
《森 光年》
この春、兄弟に子供が生まれるとのことで去年の後半ぐらいからシルバーのスプーンを探していました。

洗礼式で赤ちゃんに銀のスプーンを咥えさせることから、イギリスでは出産祝いに銀の食器を贈る習慣があったそうで。
綺麗なケースに入った銀のスプーンとフォーク、ナプキンリングのセット(クリスニングセット)がアンティーク品で見つかることもあります。

さすがにそんなセットだと目ン玉飛び出るお値段、かつマニアの競争が激しくすぐ売れてしまうため高嶺の花なんですけどね…
そんなこんなで、京都のアンティーク店のウェブストアでこのスプーンに一目惚れして購入しました。

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手のひらに収まるサイズのかわいらしいスプーン。
実用品ではなくローマの観光土産のようですが、純度は80%ながら銀製です。

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持ち手の先端には狼の乳を飲むロムルスとレムスの姿が。
ローマを建設したとされる伝説上の兄弟で、幼いころは狼に育てられたという設定になっています。
生まれてくる子に、たくましく育ってほしいと願いをこめて…(こじつけ)

とても優雅で愛らしいスプーンで、赤ん坊がこれを咥える様子を想像して楽しんでおります。
出産予定はまだ先ですが、どうか無事生まれてきてほしい。

注文のメールに出産祝いである旨を書き添えたところお店の方が感激してくださり、プレゼント用のリボンと箱をサービスしていただき、さらに手書きのお手紙まで。
ありがとうございます。こちらのお店です(感謝の意をこめて宣伝)。

【フランス・イギリスのアンティーク家具・雑貨のお店【Antiques Truffle】 アンティークス トリュフ 京都 鹿ケ谷】

銀閣寺と南禅寺のあいだ、哲学の道の近く。
あのあたりは閑静でいいところですね。いつか実際に足を運びたいものです。


そんなわけで森光年ですが、もう1月も終わるというのにいつまでも正月休み中に訪問したお店のレビューが終わらないので一挙ご紹介させていただきます。

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ご近所の『ミナヅキ珈琲』
いつも珍しい豆を仕入れておられるのがマニアには嬉しい。

この日はコスタリカのハニー製法(コーヒーの実の粘液質を残して果肉を削ぎ乾燥させる製法)のコーヒー。
ウォッシュド製法より甘みがあり、しかしナチュラル製法ほどは個性が強くなくいい塩梅。
ケーキも美味しかったです。

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こちらもご近所『だるま珈琲』
やっぱりハンバーガーが絶品です。
ご近所のブランジェリー『トロワ』のバンズの旨みと肉々しいパテの好相性。チーズバーガーの揚げたチーズが香ばしい。
こちらのコーヒーもこだわりの豆をこだわりの焙煎で仕上げておられれて美味しいです。

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ご近所その3『勝栄鮓』
大阪下町の昔ながらのお寿司屋さんでバッテラとひらめのお造り!

野暮ったいと思われがちな大阪寿司ですが、こちらのバッテラはしめ鯖が上品な薄造りなところにゆずの香りがしっかり効いていてとても上品です。
去年はなかなかいい鯖が手に入らなかったようで、この味に再会できずにいたんですよねえ。
話好きで人当たりはいいけど味には頑固一徹なこちらのご主人、脂の乗ったいい鯖がないとバッテラを出してくれないもので…


駆け足の紹介になってしまいましたが、これだけいいお店があるのに(これでもまだごく一部)遠方のティールームにばかりかまけて地元めぐりが疎かになっていて、いかんなあと反省しております。

今年は地元にも力を入れていきたい所存!
…と思いつつ今年も早一ヶ月、地元のお店をあまり訪問できていないという体たらく…

雑記 | 2019/01/31(木) 21:46 | コメント(0) | トラックバック(0)
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