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エディ・スリマンとサラダパン
《森 光年》
現在発売中のメンズノンノで、ニューヨークの街角のおしゃれさんたちを紹介するストリートスナップが特集されているんですが、そこにエディ・スリマンが載っていてびっくり。

なんか、そのへんをぶらぶらしていたところを偶然発見されたらしく。ディオール・オムのデザイナーを退いて何をしているかと思えば、そのへんをぶらぶらしていたとは! エディ・スリマンがぶらぶらしているNYってすごい。
エディ・スリマンといえばディオールのメンズ部門を立ち上げ、低迷していた名門ブランドの業績を上向かせた偉大なデザイナーであります(現在は弟子ともいえるエディ・スリマンにディオール・オムのデザイナーの座を譲っています)。
そしてまた、ここ数年というもの男子らのあいだで流行している、ぴたぴたの細身の服を窮屈そうに着る現象の原因となった人物でもあります。ああいうぴたぴたの服はどうもなあ……と思っておられる女子諸君! 元凶はこの人ですよ、この人!

ともあれ、そんな彼なのですが自身のデザインとは裏腹に私服はゆったりとカジュアルで、だけどアメカジというわけでもなくちょっとエレガントで、とにかくとても素敵でした。
しかし、エディ・スリマンにしてもクリス・ヴァン・アッシュにしても、なんでこうハンサムなのか。デザイナーとして超一流なうえに顔まで良いとは、ずるい!
でも、クリスはレディスのデザインが凄くあれな感じなので、バランスが取れているといえば取れていますね。あれはひどい。



そんなわけで森光年です。ダウナーなニュースばかりが続く昨今ですが、めげずに身辺雑記など。
先日、『サラダパン』なるものを食べる機会がありまして。
コッペパンに、マヨネーズとタクアンが入っているというアバンギャルドな代物なんですが、聞くところによると滋賀県のパン屋さんが50年ぐらい前から作りつづけているローカル商品だったものが、昨年あたりから全国区で密かな話題を読んでいるそうで。

ともかく、その『サラダパン』を食べているあいだ、なんといいましょうか……強い既視感のようなものを覚えていたわけです、奇妙なことに。
もちろん今まで、パンにマヨネーズとタクアンという奇抜な組み合わせを試したことなどないわけですが、なんだか懐かしくすらある。しかも、パンはコッペパンでなく黒パン。黒パンにマヨネーズとタクアンという組み合わせ。
気になって仕方なかったので、その三つをネットで検索してみたところ……

そうだ! 『霧のむこうのふしぎな町』だ!

ということが判明しまして。そうですよ、小学生のころ読んだんですよ、これ。
ずいぶん昔に刊行された児童文学なんですが、ジブリがこれを映画化しようと企画を立てたこともあるそうですね。そういえば『耳をすませば』でも、あのヴァイオリン職人を目指す男の子が図書館でこれを読むシーンがありました。

で、この『霧のむこうのふしぎな町』の作中に、黒パンにマヨネーズとタクアンを挟んで食べる奇癖を持った登場人物が出てくるんですよ。いやあ、懐かしい。
そのことを、味覚が記憶してたんですなあ。文字で読んだだけで、実際に食べたわけでもないのに。
あらためて文章の持つ力とか、人間の記憶の不思議さとか色々と思い知らされた気がします。

ちなみにサラダパン、個人的には美味しくいただけました。
でも、これはあれですね、テレビなんかだとリポーターが「好きな人にはたまらないでしょうね」とか微妙な表現ではぐらかそうとするタイプの食べ物じゃないかと思います。


あと、『耳をすませば』の話が出たんでついでに書きますが、あれって男の子の名前が『天沢聖司』などというロマンティックな字面だったから成立した話なんであって、もし『穴沢精作』とかいう名前だったらああいう展開は成立しなかったわけですよ。そう考えると、なにかしら釈然としません。

それと、人から作品を見せてもらったとき「あなたのダイアの原石、見せてもらいました」などとしたり顔で上から目線の感想を述べると、実際にはおそらく殴られると思うので注意が必要です(しかし、いつか誰かに言ってしまいそうな気がする。したり顔で)。
しかし、あの老人の「そうか、お嬢さんはドワーフがわかる人なんだねぇ」という劇中の台詞。同好の士を見つけたときの我々オタクの心情を見事にあらわしていますよね。
 

雑記 | 2008/06/14(土) 11:42 | コメント(0) | トラックバック(0)
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