《森 光年》
以前に当ブログでお知らせしました大阪は梅田の阪急百貨店のワールドティーフェスティバルに行ってまいりました。 三回目となる今回も大変な盛況で、一週間足らずという会期が惜しまれますね(今年は5月16日(水)~20日(月))。 私のお目当ては英国の紅茶商『リントンズ』のこのイベント限定のセットだったのですが、予想どおりといいますか日曜の時点で完売しておりました。 代わりに購入したのがこちらのブレックファスト。 ![]() どうでしょうこの無骨な面構え。インスタントラーメンの5袋入りを思わせる飾り気のなさですね。 内容量はティーバッグが100包200杯分という頼もしさ! 飲みきれるか不安! 一般的に紅茶の世界ではブレックファストと名がつけば朝の目覚めに適した濃い目のブレンド(アッサム主体であることが多い)、アフタヌーンならあっさりめという傾向があります。 リントンズのブレックファストはアッサムの苦味がしっかりと出ており、そこにケニアの爽やかな風味が加わったガツンと系。 ミルクとの相性抜群で、98%の人が紅茶にミルクを入れるという英国らしいお茶ですね。 購入して以来、毎日狂ったように飲んでおります。 当サークルメンバーの風見鳥渡も同イベントでリントンズのブレックファストとショートブレットのセットを購入しまして。 先日は彼の家にお邪魔してお茶をご馳走になりました。 ![]() 英国ではハンパーと呼ばれるバスケットを模した缶が可愛いですね。 リントンズはかつてハンパーにお茶やお菓子を詰めて馬車で家々を訪問し、商いを行っていたそうですからそのイメージでしょうか。 ショートブレットはあっさり気味だけど後味にバターの豊かな香りがしてお茶が無限に進むやつ! けっこうな大きさと分量だったにもかかわらず、少食な私と風見鳥がぺろりと平らげてしまいました。 ![]() 20世紀前半にはこんな感じで宅配していたようですね。いいなあ… 6月1日からはアンティークマーケットも開催されるようなので、よかったら検索してみてください。 そんなわけで森光年なんですが、ご近所の美味しいパン屋さん『アップルの発音』が復活を果たしました! オーナーさんがパン作り中に両手に火傷を負ってしまい、二ヶ月の休業を余儀なくされていたのです。 ![]() 休業中になんとお店をリニューアルしておられました。転んでもただでは起きない。 レイアウトが変更され、壁面も不思議な緑色に。 お話に出てきそうな魔法のパン屋さんといった雰囲気です。 ![]() このイートイン席に座るのも、なんだかんだで三ヶ月ぶり。 もっと懐かしいのかと思ったら、まるで先週も来たばかりのような自然さで、馴染みの店ってこういうことなんだなあとしみじみ。 ![]() 定番のクロックムッシュ。お茶もいつものキャンベルズ。 驚いたことに、二ヶ月の間にパンがさらに美味しくなっています。 休業期間中もいろいろなお店をまわったりして視野を広げていたオーナーさん。その成果でしょうか。 ![]() お店の裏庭のユーカリの木。 大阪に大きな被害をもたらした昨夏の台風で真ん中から折れてしまったのですが、すっかり元通り。 むしろ折れる前よりたくましくなっているような気さえします。 まるでこのお店を象徴するかのようですね。 |
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