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バーレイのグリーンアジアティックフェザンツ
《森 光年》
2日前、2月6日はエリザベス女王の父君、ジョージ6世の命日でした。

兄であるエドワード8世が1年足らずで王位を放棄したため、予期せずして英国君主に即位するという数奇な運命をたどったお方。
第二次世界大戦では国民と辛苦を共にし、戦後は大英帝国の瓦解に立ち会った苦労人でありました。
映画『英国王のスピーチ』で吃音症ゆえスピーチが苦手という難点を懸命に克服する様子をご覧になった方もおられるのではないでしょうか。

心労に加え、ヘビースモーカーだったことが災いして56歳にして病没…

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左は幸運のお守りとして有名なエリザベス2世の6ペンス硬貨。右はジョージ6世のもの。
表裏にわたって刻まれたラテン語は「ジョージ6世 神の恩寵ありし全ブリタニアの王 信仰の擁護者 インド皇帝」。


そんなわけで森光年なんですが、先日某公営放送でオンエアされた『世界はほしいモノにあふれてる』の『英国ティー文化をめぐる旅』をご覧になった方、おられますでしょうか?
かくいう私は見ていないんですが、SNSで仄聞したところではどうやら英国バーレイ社の日本限定新商品が紹介されたとか。
というとやはり、2月1日に発売されたばかりのこちらでしょうかね。

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バーレイの人気パターン、アジアティックフェザンツのグリーンバージョン。
いい色ですよねぇ。日本限定とはもったいない。
大阪は天満橋のティールーム『ボトルオーブン』で撮影しました。

じつはこのグリーンアジアティックフェザンツ、以前にも何度か限定的に発売されていたことがあるようで、これもその時のものです。
いつごろのものなのか疑問に思い、ボトルオーブン所蔵の『Burleigh: The Story of a Pottery』(アマゾン)でバックスタンプを調べてみました。

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どうやら1984年ごろのもののようです。
気になったときこうしてすぐ調べられるのがありがたいところ。マニアなオーナーさんに感謝ですね。
ネット時代とはいえこの種の情報に出先でサッとアクセスするのは難しいですからねぇ…

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もちろん英国の定番クリームティー(紅茶とスコーン、ジャムとクロテッドクリームのセット)でいただきます。
プレートはスポード社のカミラというパターンのグリーンで。ポットは英国の庶民に愛されてきた伝統的なブラウンベティー。
ボトルオーブンは自分で器を選べるスタイルなんですが、この組み合わせはなかなかいいセンスなんじゃないかと自画自賛しております。

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前述の番組ではスコーンに塗るのはジャムが先かクリームが先か問題も取り上げられたようですね。
私は当然、ジャムが先のコーンウォール式!
エリザベス女王陛下もお好きだと仰っている正当なるスタイルです!
テレビで紹介されたのを機にこちらの方法を試す方が増えてくれると嬉しいですね。

雑記 | 2020/02/08(土) 18:52 | コメント(0) | トラックバック(0)
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