《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。 緊急事態宣言が出された後、ぼくの職場でも警戒に入りました。 ぼくを含めた電車通勤の人は通勤・帰宅ラッシュを避けるため通勤時間帯をズラしたり、二日間強制的に休みとなりました。 しかし、仮にこれで日本が落ち着いたとしても世界ではまだコロナは蔓延しているわけで・・・。 ぼくの仕事は世界中に工作機械関係の工具を供給する仕事に携わっているのですが、このままだと干上がってしまうかも・・・。 まあ、世の中に工業製品があるかぎり需要がまったく無くなることはないとは思いますが、ライバル会社がいますからねぇ。 さておき、いつものなろう小説紹介です。 ひとりぼっちの異世界攻略 ~チートスキルは売り切れだった (R18)~ 教室にいたクラスメイト達は突然床に現れた魔法陣によって転移し、神の間へ誘われた。 そんな時、ぼっちを極めようとしていた主人公、遥(はるか)は咄嗟に教室の天井裏へ逃れたのだが・・・。 結局にげきれずに白い部屋へ。ただし周りにクラスメートの姿はない。 そこへ現れる自称神様の老人。 「何でこんな所に居るんじゃ?」 どうやらクラスメート達は先にスキルを選び終えて異世界に転移したらしい。 問題は、そのクラスメート達に主だったスキルや装備を分けられていた後だった。 装備は「村人A」とかいう木の棒に布の服とか、「健康」スキルはまだしも「ぼっち」やら「木偶の坊」というLvの上がりが悪くなるというマイナスがつくようなロクなものが残っていない。 異世界で生き残らせる気があるのかと主人公に散々なじられた神は涙目になりつつやけくそになり、 「お主に全てをくれてやるのじゃぁぁ~!!」 と残りのスキルすべてを遥にぶん投げた。 「ちょおっと待てー!!」 好き残るどころか足を引っ張りそうなスキルや称号を押し付けられ強制転移させられる。 はたして、主人公は無事に魔物がはびこる異世界で生き残ることが出来るのだろうか? 漫画『漂流教室』をモチーフとしたような、なろう小説はいくつかありますが中でも異彩を放っている物語です。 どのあたりが異彩かというと、とにかく主人公が西尾維新もびっくりな比喩と戯言の津波でまわりの敵も味方も読者すら引っ掻き回していくというゴーイングマイウェイな奴です。 そしてその遥の性格と作者の知識量が噛み合い、おそらくなろう小説屈指であろう雑学のオンパレードを奏でています。 そんな主人公はロクなスキルがなく魔物の攻撃にかすっただけで死ぬような虚弱な身体能力しか持ちえません。 それをスキルと装備を無理やり纏め上げ、その反動で血反吐を吐き自身の体を破壊しながらその激痛と悲しみの感情を戯言で覆い隠しながら戦い抜き、クラスメート達や絶望に打ちひしがれた人々を救っていく正統派主人公です。 あ、あと気が付いたら(なんちゃって)武術で魔物を屠る武術小説になっていたりして、武術漫画が流行していた時機を知るぼくとしては楽しんでいたりします。 いやほんと作者は好き勝手に書いてますね。 まあ、比喩と戯言の津波で目が思わず滑ってしまうような文章なので好き嫌いが分かれると思いますが、ぼくは好きです、目が滑りますけどw 興味がありましたら読んでみてくださいな。 |
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