《森 光年》
早いもので終了から三週間たってしまいましたが『うめだ阪急英国フェア2020』での購入品をご紹介します。 ![]() 英国の老舗紅茶商リントンズの定番紅茶トラディショナル。 そして英国フェアで先行販売された新商品のサルタナ(イギリスのレーズン)クッキーです。 ![]() トラディショナルは以前愛飲していたのでおなじみの味。 名前の通り今風の洗練とは対極に位置し、こっくりしたお茶らしさが楽しめます。 ![]() サルタナクッキーはバターリッチでゴールデンシロップ(イギリスの糖蜜の一種)が入ったしっとりタイプ。 日本でおなじみのレーズンとは違う、噛みしめるたび濃厚な風味がしみだしてくる感じがいいですねぇ。 もちろんリントンズが強く推奨するダンキング(ミルクティーに浸す)にも最適! そんなわけで森光年なんですが、みなさまハロウィンはいかがお過ごしでしたでしょうか? 私はちょっとした仮装をし、夜が更けてあまり混んでくる前に大阪は心斎橋にある雰囲気抜群のバーにお邪魔してきました。 ![]() たまたまいい感じに写真が荒れて絵画みたいになっていますが当日の私です↑ 以前に知人がSNSで紹介していたのを先月(ハロウィンより前に)ふと思い出して伺ったお店なのですが、今回はその初訪問時の様子を。 ![]() ご覧くださいこの店内の様子! 禁酒法時代アメリカのスピークイージー(闇酒場)をイメージしたお店で、店名は『Bible Club Osaka』(→Twitterアカウント)。 その名のとおりアメリカはポートランドの禁酒法時代コンセプトのバー『Bible Club』の二号店です。 ![]() 店内の什器・食器はおろか、グラスを拭くための布にまでヴィンテージのリネンを使っているというこだわりよう。 「すみません…今これだけ修理に出してて現代のもので…」とプラスティック製のアイススコップを見せられたのには苦笑するしかありませんでした。 そんなところまで凝っておられるとは脱帽です! ![]() すでに軽く飲んでいたため最初からショートカクテルで。まずはジンのアレクサンダー。 エリザベス女王の曾祖母、アレクサンドラ王妃に由来するともされる(諸説あり)古いカクテルで、カカオと生クリームにジンの香り。 アレクサンダーといえばブランデーベースであることが多いですが、私は断然ジン派です。 クラシックな甘いカクテルをこういう雰囲気で飲むと格別にいいですね。 このお店の写真を見て以来、ここでアレクサンダーを飲みたいと思っておりました。 チャームの小さなタルトがまた、控えめながらいい仕事をしています。 ![]() 二杯目はやはりマティーニ。むろん「シェイクでなく、ステアで」。 好みを聞かれたのでドライではなく甘めをお願いしたらバーテンダーさんと意気投合しました。 ジンはバラときゅうりの香りを持つヘンドリックス。 ジンの複雑さとベルモットのバランスが丁寧にとられており、少し時間がたっても足並みの乱れない美味しいマティーニでした。 グラスの横の氷が盛られたお皿には好みで追加するためのレモンピール、マティーニといえばのオリーブ、口をさっぱりさせるためのドライなマティーニひと口分が乗っていました。 アンティーク・クラシックにこだわる中にもカクテルにはモダンな感性が加えられており、ただの懐古趣味にはとどまっていません。 そしてなにより出てきたグラスや小皿がどれもいい! 最高の体験でした。 メニューには現代ではほぼ失われた古のカクテルも記載されていて本気を感じます。 今回はバー自体ひさしぶりだったということもあり自分が飲みたかった定番クラシックカクテルを欲望のままに頼んでしまいましたが、次は耳慣れない太古のカクテルを飲んでみるのもいいですね。 ![]() お店の場所ですが、心斎橋筋商店街のGUの角を曲がりまして、しばらく歩くとアクセサリーブランドの雰囲気のあるビルが。 ![]() そのビルの入り口で右を見るとこのドアがあります。ほとんど隠し扉。 最初見つけられずにこのブロックを二周ぐらいしました。 ![]() 「合言葉とかいるのかな?」という感じの扉を勇気を出して押し開けるとこの階段! ここで引き返す人もいそうですが意を決して降りていきましょう。 その先にさらに立ちはだかる重厚な扉を開ければ気さくなバーテンダーの方が優しく迎えてくださいます。 入り口とのギャップがすごい! ![]() すでに二周年を迎えられたそうで、なぜもっと早く行かなかったのか… 偶然にも私が来店する数日前にお店のツイートがバズって一気に知名度が上がったそうで、ご来店の際はくれぐれも混雑にお気をつけください。 私は早い時間の訪問だったので金曜夜でありながら運よく貸し切り状態でしたが、その夜遅くと翌日夜は超満員だったとか。 |
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