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梅と松とトリントンティールーム
《森 光年》
そういえば梅の季節…ということで大阪城公園の梅林に出かけてまいりました。

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夕方の急な思いつきだったので着いたころにはすでに日没。
梅林には照明も少なく真っ暗でしたが、濃密な梅の香りが立ち込める暗がりを散策するのはなんともいえぬ風情がありました。
このご時世ですし、人もまばらな日暮れの梅見は正解だったかもしれません。

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梅林の前にあべのキューズモールの『松屋うどん』に立ち寄ってにしんそばのセットをいただきました。
しっかり味のしみたにしんに出汁のきいたそば。このクオリティで550円はお値打ちです。
あとで気づきましたが松に梅とは出来過ぎでしたね。おめでたい偶然です。


そんなわけで森光年なんですが、今年に入ってからまだあのお店について投稿していませんでしたので今回はそのお話を。

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おなじみ谷町六丁目の『トリントンティールーム』(→公式サイト)です。
このご時世なので足しげくというわけにはいきませんが、空いているとき(あまりありませんが)を見計らって伺っております。

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こちらはアプリコットとチョコレートのスコーン。もちろんジャムを先に塗るコーンウォール式でいただきました。
デザートを複数から選べる「本日のティータイムセット」の一品。
本来は生クリームが付くのですが、追加料金でクロテッドクリームに変更することが可能です。

日本のティールームでは国産のクロテッドクリームが付くところも多いですが、トリントンティールームは英国のデヴォンのクリームを使用。
デヴォンといえばコーンウォールと覇を競うクロテッドクリームの名産地ですので、ぜひ本場の味を楽しんでいただきたい!

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こちらも「本日のティータイムセット」の一品、メレンゲルーラード。やわらかいメレンゲで生クリームを巻いたお菓子です。
メレンゲ! 生クリーム! フルーツ! というシンプルでダイナミックな構成がインパクト抜群ですよね。

類似のお菓子としてイギリスにはメレンゲと生クリームをフルーツと一緒にぐちゃぐちゃにしたイートンメスがありますし、フランス菓子にもメレンゲに生クリームを挟んだムラングシャンティーがあります。
ニュージーランドやオーストラリアにもメレンゲと生クリームのパブロヴァというお菓子があり、これがイギリスに伝わってイートンメスの原型になったという説も。

ちなみにルーラードとは「転がる」を意味するフランス語から発生し、肉で何かを巻いた料理や巻いた形状の菓子などを指す語としてヨーロッパで広く用いられている言葉。
イギリスでは他にもロールケーキを指す一般的な語として「スイスロール」が使われるとか。
日本では某社の商品名と認識されているスイスロールですが、れっきとしたイギリス英語とは驚きですよね。

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トリントンティールーム店内の様子。
新型ウイルス流行の中でも満席になっていることが少なくないお店ですが、タイミングによっては空いていることも。
英国から輸入されたお茶やお菓子や食器やジャム、クロテッドクリーム等々に加えてオリジナル商品やスコーン等々の販売も充実しております。
どうぞみなさま混雑にお気をつけてご訪問ください。

雑記 | 2021/02/26(金) 00:04 | コメント(0) | トラックバック(0)
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