《森 光年》
一週間以上前のことですが、英国のエリザベス女王が4月21日に誕生日を迎えられました。
夫のエディンバラ公爵フィリップ王配が亡くなられた直後というタイミングゆえ、今年もロンドンでは祝砲も鳴らされませんでしたが95歳というご長寿はやはりおめでたいですよね。
ちなみに昨年も新型ウイルス流行下という状況を鑑みて祝砲は中止になりました。寂しい…

こんなご時世ですので家でお茶してささやかなお祝いを。
1953年、女王陛下が戴冠したときの記念マグはスポード製。背景のプレートと額はシルバージュビリー(即位25周年)のものです。
プレートはホーンジー、額はウェッジウッド。
敷いているティータオルに描かれているのはウイルスの流行が激しいロンドンを離れてエリザベス女王が居住しておられるウィンザー城。
一部報道によれば女王陛下は今後もバッキンガム宮殿には戻らず、王配が眠るウィンザー城に永住するのではないかとのことです…

大阪は天満橋のティールーム『ボトルオーブン』のマーマレードとジンジャーの美味しいケーキとともに。
やはりこういう素朴で正統派なお茶のお供こそが英国君主の誕生日のお祝いに相応しく思えます。
そんなわけで森光年なんですが、家でのお茶を充実させたいこのご時世に朗報です。
英国マクビティ社のダイジェスティブ・ビスケットがリニューアルして帰ってまいりました!

成城石井やジュピターなど、輸入食品を扱うお店から姿を消したのが昨年の秋ごろでしたでしょうか…
以来、私の行動圏ではいっさい見かけることなく、胸にぽっかりと穴の開いたような日々を過ごしておりました。
ちなみにリニューアル前がこちら。

新しいバージョンはシュッとした見た目になりましたが、朴訥なシンプルさで英国みがある良デザインですね。

エリザベス女王の御用達をあらわす英国王の紋章もこのとおり。
中身は2枚一組×6の個包装で日本向けにアレンジされています。
なにより嬉しいのがリニューアル後は我が家の近所のスーパーマーケットにも並ぶようになったことです!
まだ手探りなのか棚の最下段の目立たない位置に置かれてしまっていますが…
「うわこれめっちゃ売れるやん!」と仕入れ担当者が仰天するぐらい買いまくってやる心構えです。
ちなみにダイジェスティブ・ビスケットの名誉ある伝統的な食べ方はこう!

ミルクティー(必ず!)にダンキングしてお召し上がりください。
イギリス人といえばダンキング大好きでおなじみですが(おなじみですよね?)そんな彼らがもっともダンク向けと認めるのがダイジェスティブ。
なかでもマクビティのものは最高です。
口の中でビスケットがほどける際の舌触りと小麦の野趣がたまりません。
どうぞみなさん、お近くのスーパー等で見かけたら手に取ってみてください。
お茶に行くのもままならないこのご時世、日常のお茶にささやかなよろこびを!