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『コッズスキャロップス』のフィッシュ&チップスと『レ・プティット・パピヨット』のテラス
《森 光年》
前回の記事でお知らせしたとおり、大阪は梅田の阪急百貨店の英国フェアに行ってきました!
半世紀以上の歴史を誇るこの一大イベント、これから数回にわたって購入品等をご紹介していこうと思います。

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まずは何といってもこれ! フィッシュ&チップスです!
今回はノッティンガムの『コッズ・スキャロップス』のもの…といってもお店の方の来日は今年もかなわなかったのでそのレシピの再現ですね。
このご時勢ゆえ会場内での飲食が禁止になっていたため自宅でいただきました。

肉厚なタラとザクザクの衣。やはり英国のフィッシュ&チップスは美味しい!
特筆すべきは付属のカレーソース。スパイスの効いた、それでいてどこか素朴で懐かしい味わいがいかにも英国でいいんですよね…
カレーはインドから渡ったスパイス料理が独自の進化を遂げたれっきとした英国料理ですから、さすがといったところですね。
イギリスは飯がまずいなんてよくネタにしてる人いますけどこういうのを食べてから言ってほしいもの。

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お供は今年の英国フェアのテーマでもあるスコットランドの蒸留所、トラクエアハウスのその名もなんと『ジャコバイトエール』!
ジャコバイトとは17世紀の名誉革命により王位から追放されたジェームズ2世を真の王と担いでイングランドに反抗した勢力で、スコットランド等を拠点としました。
ジャコバイトとの長く激しい戦いはイギリス国歌『God Save the Queen』にも歌い込まれているほどです(現在その個所は封印)。

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蒸留所のブースの説明書きにもあったとおり、柑橘を思わせる(しかしまったく不自然さのない)すっきりとした飲み口のとても美味しいビールでした。
フィッシュ&チップスのカレーソースとの相性が抜群で、完全に名前で購入を決めたお酒でしたが思わぬ大正解!
微妙にぼやかしたジャコバイトに関する説明も味わい深いですね。

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しかし同じ会場のさほど遠くないところにジャコバイトを監視していたブラックウォッチのタータンの説明が…
せっかくぼやかしたのに台無しだよ!


そんなわけで森光年なんですけども、だいぶ前の話になってしまいましたがまだ今よりずっと暖かかった秋のある日、大阪は靭公園の近くにあるお店に行ってまいりました。

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フランス人シェフのショコラトリー『レ・プティット・パピヨット』(→インスタグラム)。
ウイルス禍で行動範囲が縮小していたこともあり、ここしばらく靭公園方面に立ち寄ることがなかったので久しぶりになってしまいました。

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いつの間にか素敵なテラス席が! お店のSNSを見ると4月に設置されていたのでイースター以来の訪問ということに…
画像はじつは帰宅時に撮影したもので来店時には席が埋まっていたので店内でお茶しました。

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ショコラトリーなのでやはりショコラショー(ホットチョコレート)。あたたかいものがしみじみ美味しい季節になりました…

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ショコラや焼き菓子の他に繊細で美味しいケーキも並ぶお店ですが、カウンターでひときわ目を引いた「パン・オ・レ・ショコラ」を。
ミルクの入ったふわっとした生地にチョコチップ。こちらのシェフ、素朴なお菓子がまたじつに美味しいんですよね。
もともと母国でパン職人を志したものの定員の空き(フランスでは重要な文化の担い手であるパン職人は国による認可制)を待てずチョコレート職人に転向したという経歴の持ち主だけはあります。

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途中でテラス席が空いたのでわがままを言って移らせていただきました。
目の前はごらんのとおり背の高い木が茂る気持ちのいい公園で眺めは最高。
この界隈は人口の多い住宅地でもあるので近所の子どもたちが元気に遊びまわっており、ほっこりした気分を高めてくれます。
あまりの居心地の良さのテラスに長らくご無沙汰していた自分の不義理を深く反省いたしました。
またここでゆっくりしたい!

雑記 | 2021/12/10(金) 19:44 | コメント(0) | トラックバック(0)
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