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エリザベス女王即位70周年!
《森 光年》
去る2月6日、イギリスのエリザベス女王がプラチナジュビリー(即位70周年)を迎えました!
エリザベス女王以前の最長在位記録保持者はダイヤモンドジュビリー(即位60年)の4年後に崩御したヴィクトリア女王。
ゆえに君主がプラチナジュビリーを迎えるのはイギリス史上初の出来事です。
本格的な祝典は5月以降の社交シーズンに多数企画されていますが、翌2月7日には英国各地で祝砲が鳴らされました。



「The king is dead, long live the king! (国王崩御、国王万歳!)」という言い回しがあるように新たな王の誕生はある王の死を意味します。
70年前の2月6日、エリザベス女王は病床の父・ジョージ6世の代理として外遊に出た矢先に訃報に接し急遽ケニアから帰国しています。
元々繊細であったジョージ6世は兄が王位を放棄したことにより突然君主の座に就き、第二次世界大戦の辛苦を国民と分かち合ったことで心身を消耗し50代で急逝しました。



エリザベス女王帰国時の映像。
空港で出迎える閣僚たちの中には当時の英国首相チャーチルや次期首相となるイーデンの姿が。
崩御したジョージ6世の弟であるグロスター公爵ヘンリー王子も映っていますね。


そんなわけで森光年なんですが、プラチナジュビリーを迎えた当日は大阪は谷町九丁目『ティールーム グランドツアー』(→インスタグラム)のヴィクトリアスポンジでお祝いしました!

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前回の記事でも触れたヴィクトリアスポンジケーキ、あるいはヴィクトリアサンドイッチケーキ。
エリザベス女王の高祖母ヴィクトリア女王にちなみ、イギリス人が大好きなこのケーキほどこの日にふさわしいものもありますまい。
フランス菓子への造詣の深いグランドツアーのオーナーさんが手掛けるそれはスポンジもジャムも華やかで繊細。
素朴なイギリス伝統菓子に洗練が加えられており、とても美味でした。
いかにもという感じのイギリス菓子も朴訥さがお茶を呼んでいいものですが、モダンな感じもこれまたいいですね。

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こちらはエリザベス女王戴冠記念に老舗陶磁器メーカー・スポードが販売したマグ。
戴冠は即位の翌年なので69年前のものになります。
即位したばかりの女王陛下の肖像が瑞々しい!

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ヴィクトリアスポンジ購入のついでに、グランドツアーでコーニッシュパスティもいただいてきました。
かつて錫鉱業が盛んだった英国コーンウォールで鉱山労働者がお弁当にしたという惣菜パイで、牛肉やジャガイモが入れるのがご当地が認定する「正しい」コーニッシュパスティだそうです。

この日のパスティはタラとジャガイモを具材にしたアレンジバージョン!
英国料理と言えばのフィッシュ&チップスやフランス料理のブランダードもタラとジャガイモの組み合わせ。
この鉄板コンビに、ひとつまみ添えられたスモークソルトの味わいが加わると抜群の風味が広がります!
フィッシュ&チップスもそのままではなんてことなくてもモルトビネガーが加わることで病みつきの美味しさになりますもんね。
心躍る味覚の冒険です。

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グランドツアーといえばなんといってもポタージュが絶品です。
この日は「ひよこ豆のスープ ガラムマサラ風」だそうで、豆のコクの奥にほんのりスパイスを感じました。
このところまた冷え込んできたのでスパイスがありがたいですね。
満ち足りたお昼ご飯でした!

雑記 | 2022/02/11(金) 13:40 | コメント(0) | トラックバック(0)
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