《森 光年》
明日はいよいよイースター! 雨続きの今週でしたがこちら大阪は明日はどうやらイースター晴れとなりそうです。 ちなみにイースター直前の聖週間は聖書に描かれるキリストの死と復活を追体験する期間になっています。 まずは洗足木曜日。 最後の晩餐が記念され、その席でキリストが弟子の足を洗ったというエピソードにちなみ立場の弱い人たちへの施しが行われます。 英王室にはこの日、君主の年齢と同じ人数の男性と女性に「マウンディマネー」と呼ばれる硬貨の施しが行われる伝統があります。
チャールズ国王が洗足木曜日の礼拝に出席し、この施しを行うのは即位後初。 エリザベス2世女王より前の英国王たちはこうした行事には軍服で臨むのが常でしたがチャールズ国王はモーニングドレスを着用しています。 チャールズ国王は皇太子時代から時流に沿う新しい王室の形を模索してきましたが、これも新しい伝統になっていくのでしょうか。 そして翌日は十字架にかけられたキリストの受難に想いを馳せる聖金曜日。 英国ではこの日、ホットクロスバンズというお菓子が食べられます。 ![]() 画像は去年のイースターにピクニックしたときのものです。 さらに本日土曜日には黄泉へ下ったキリストを偲び、日曜はいよいその復活を記念するイースター! という流れになっているんですね。 聖書の一大エピソードを人々が一斉に追体験し、その実在性を感じて一体感を得る。 キリスト教圏の人々の強さの淵源を感じさせる行事だと思います。 そんなわけで森光年なんですが、先日はまたもやピクニックに出かけてまいりました。 ![]() ![]() 場所はいつもの中之島公園。 すでに葉桜になりかけてはいましたが花見をする人たちでにぎわっていました。 ![]() 谷町九丁目『ティールーム グランドツアー』(→インスタグラム)のフィッシュパイはクリームたっぷり。 プリプリのエビも入っていました。 土台のパイ生地の味わいがまた決して前に出ず、しかし必要不可欠な存在感でいいんですよね。 伝統的にキリストは魚に象徴されるそうですからこの時期にはぴったりです。 ![]() イースターらしいお菓子もすでに見かけましたが、当日までぐっと我慢してこの日はクリームティーを。 スコーンにクロテッドクリームとジャム、英国大定番の組み合わせです。 このときちょうど英国菓子研究家・砂古玉緒先生の『ブリティッシュプディング』(→インスタグラム)があべのハルカスの催事に出店していたので渡りに船。 こちらのスコーンは日本で主流の表面がガリガリしたスコーンとは一線を画する本場仕様なのでクリームティーに最適です。 英国コーンウォールのロダスのクロテッドクリームも併せて販売してくださるのでありがたい。 明日のイースターも何事もなければこの祝祭にふさわしいお菓子とともにピクニックを楽しんでくる予定です。 もちろん投票所へ足を運んでから! |
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