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谷町九丁目『グランドツアー』のコロネーションキッシュ!
《森 光年》
英国チャールズ国王の戴冠式がいよいよ目前に迫ってまいりました!
戴冠式を記念したコロネーションキッシュのレシピが王室公式から発表されたことは前回の記事(→リンク)で触れましたが、なんとさっそく作ってくださったお店が!

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大阪は谷町九丁目『ティールーム グランドツアー』(→インスタグラム)さんありがとうございます!
レシピ発表の2日後にはもう作っておられたのでもしかしたら日本で最初かもしれませんね。
そうでなくともコロネーションキッシュが日本で作られた最初期の事例のひとつであるのは間違いないところです。
オーナーさんに伺ったところこのキッシュがまた大好評だそうで、これをめがけて一目散に入店してきたお客さまを私も目の当たりにしました。
SNS上ではそれほど話題になってる様子もないコロネーションキッシュですが注目してる人は注目してるんですねぇ。


そんなわけで森光年なんですが、さっそくコロネーションキッシュを購入してピクニックに出かけてまいりました!

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場所はいつもの中之島公園です。
この日も当サークルメンバーの風見鳥が一緒だったので多彩なおかずとお菓子をシェアできました。

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コロネーションキッシュ!
空豆とほうれん草、たっぷりのチーズ、そしてハーブの一種タラゴンが使われています。
チャールズ国王は若いころから有機農法の促進に熱心な人ですが、そんなイメージにぴったりのヘルシーな料理ですね。
妙味のあるタラゴンがいい仕事をしていて野菜とチーズの味わいを最大限に引き出しています。
さすが英王室のロイヤルレシピ! そしてあますところなくそれを再現したグランドツアーのオーナーさんの腕の冴え!

エリザベス2世女王の戴冠式を記念したコロネーションチキン(チキンのカレーとマヨネーズ和え)が英国の定番お惣菜になってる一方、このキッシュはどうかな? という気持ちが正直ありましたが実際に食べて考えが変わりました。
この美味しさなら今後も長く作られ続けていく可能性は十分にありますね。
ただ、自作派の皆さんの反応を見ると日本ではタラゴンがネックになるようで、確かにそこは問題ですねぇ…

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こちらはピクニックパイ。ポークとチキンフィレの間にマンゴーのソースが挟まっています。
パイ生地と肉の狭間に充填されたジュレがたまらなく美味しくて、鶏豚マンゴーの風味と渾然一体になると芝生の上を転げまわりたくなるほどでした!
なんとこのジュレ、エリザベス2世女王の戴冠式を記念したコロネーションチキン(チキンのカレーとマヨネーズ和え)から作られたコンソメだそうで。
期せずして親子二代にわたる戴冠式記念料理を同時に味わうことができました!

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デザートは手前が『グランドツアー』のバッテンバーグケーキ、奥が天満橋『ボトルオーブン』(→Twitter)のヴィクトリアスポンジです。
ヴィクトリアスポンジはヴィクトリアサンドイッチケーキとも呼ばれ英国ヴィクトリア女王の名を冠したお菓子。
近年ヴィクトリアケーキとして流行していますがこれは間違った名前です。
そしてバッテンバーグケーキはヘッセン大公家の傍流バッテンベルク家のルイス氏がヴィクトリア女王の娘と結婚したことを記念して作られた(とされる)お菓子。
しかもその孫娘の名前もヴィクトリア王女だったりするのでこのプレートの上に夫婦で仲良く並んでいることになります。
戴冠式直前にふさわしい、まさに英王室尽くしのピクニック!
素晴らしいお茶の時間でした。

雑記 | 2023/04/25(火) 22:00 | コメント(0) | トラックバック(0)
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