《森 光年》
こちら大阪は早くも梅雨入り。バラの季節が終わり、雨とアジサイが取って代わると思うと憂鬱ですね…。 週末のバラ園は春の名残を写真に収めようとする人とバラを背景に映えたい人が咲き残ったわずかな花に殺到してさながら戦場です。 ![]() こちらはまだ美しく咲いていた中之島バラ園の『ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ』。 1999年アメリカ作出、ということは哀悼の想いを込めた命名でしょうか。 同じ99年にイギリスでは『プリンセス オブ ウェールズ(英皇太子妃)』という名のバラも作出されています。 ![]() こちらは楚々たる白薔薇。 華やかなアメリカのプリンセス・オブ・ウェールズはまさにダイアナ元妃という感じですが、イギリスの方も彼女の芯の強さをイメージさせどちらも頷けるものがあります。 そんなわけで森光年なんですが、早いもので5月も終わりですねぇ。 あっという間に感じる一方、今月初めのチャールズ国王の戴冠式からまだ一ヶ月も経ってないと考えると時の流れが速いやら遅いやら。 そういえば戴冠式とその直前のお茶の様子をアップし忘れておりましたのでこの機会に振り返りを。 ![]() こちらは前日。 大阪梅田の阪神百貨店の『リントンズ』でテイクアウトしたミルクティーとお菓子を中之島公園のバラ園でいただきました。 リントンズはイングランド北部を中心に宅配専業で営業してきた無店舗の老舗紅茶メーカーです。 その味に惚れ込んだ日本法人の代表が熱心に売り込んだ結果、大手百貨店の催事の常連となり日本の紅茶ファンから熱烈な支持を受けるにいたりました。 ちなみに先ほども述べたようにリントンズは本来無店舗なので阪神の店舗は世界初にして世界唯一なんですよね。 店先にこじんまりとしたティースタンドが設けられているため、茶葉やお菓子を買うだけでなくその場で、あるいはテイクアウトして歩きながらお茶を楽しめるのが特徴です。 ![]() そんな阪神のリントンズが戴冠式を記念して限定販売していたのがこちらのティーケーキ。 スコットランドでポピュラーなお菓子です。 阪神百貨店から中之島公園まで徒歩で20分ほど移動する間にちょっと割れてしまったのはご愛敬。 ![]() ビスケットの土台と周囲を覆うごく薄いチョコレート、そして中身はフワフワのイタリアンメレンゲ! 口の中でシュワッと溶ける感覚が快いです。 いわゆる粉っぽい英国菓子とは趣が異なるものの、ティーケーキの名前のとおりミルクティーと相性抜群なのはさすがですね。 数量限定なので一つしか買えませんでしたが、二つ三つと口に放り込みながらお茶したら最高だろうなと思いました。 ![]() そしてこちらは戴冠式当日。 イギリスのお茶といえばなんといってもクリームティー(スコーン+ジャム+クロテッドクリーム)! なので谷町九丁目の『ティールーム グランドツアー』(→インスタグラム)でスコーンを購入してきました。 クロテッドクリームは梅田の阪神百貨店の『ロダス』で入手。 昔と比べて日本でもかなり知名度が上がったクロテッドクリームですがまだまだ英国製のものは入手困難。 そんな中でシェアナンバー1メーカーであるコーンウォールのロダスが1店舗だけとはいえ出店してくれているのはありがたいかぎりです。 コーンウォールのクリームなので(コーンウォールのクリームでなくとも!)ジャムを先に塗るコーンウォール式でいただきます! リントンズといいロダスといい大阪の英国お茶事情も随分よくなったものです。 |
|
|
| 最初のページ |
|