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カールおじさんも出ているGTAⅣについて
《森 光年》
先月末、難波の交差点で信号待ちをしていましたところ、目の前になにやら音楽を鳴らしているトラックが止まりまして。
何事かと一瞬たじろいだわけですが、よく見るとコンテナの側面にグランド・セフト・オートⅣ(まさにその日が日本版発売日!)の広告が描かれているではありませんか! GTA大好きっ子の私のまさに目の前に宣伝トラックが止まるとは、なんという偶然でありましょう。まあ、私以外の信号待ちの人らは完全無反応でしたが……

そんなわけで森光年なんですが、遊んでおりますGTAⅣ。
最初のうちこそ操作性の悪さやグラフィックの進化にともなう画面内の情報量の多さにめまいをおぼえて辟易しましたが、それにもだんだん慣れてきまして。そうなると、これがもうやばい。やはり面白いですこのゲーム。

前作にあたるGTAサンアンドレアスが通りに椰子の木のならぶ南国ロサンゼルス(を模した都市)を主な舞台としていたのに対し、今作GTAⅣのリバティ・シティはニューヨークをモデルにした架空の都市。
夜になると人々の吐く息は白く、店で買える服もジャケットやコートがメイン、ということは季節は冬という設定なのでしょうか。そんなこともあって前作の乾いた能天気さは影をひそめ、どこか暗い影を感じさせる作品になっています。
とはいえそこはGTAなので、そんなにシリアス一辺倒ということもないのですが。

とかく過激さが喧伝されがちな(そして実際過激ではあるのですが)このシリーズですが、人物描写が良いんですよね、毎度毎度。
今作の登場人物にしても主人公を筆頭に、どいつもこいつも犯罪者だったり変態だったりで、ろくでなしばかりなんですけど仲間をとても大事にする(しかし、仲間でない人間には限りなくドライな)好漢ぞろいで。本来ならけっして共感できそうもない人らなのにも関わらず、気づいたら感情移入しているという、そういうキャラクター造形のさじ加減が絶妙だと思います。
兵士として参加した戦場での苛酷な経験からトラウマを負った東欧出身の主人公が(イタリア系や黒人等、マイノリティが主人公に据えられている点もGTAシリーズの特徴だと思います)ときおり憤りや怒りを吐露する場面なんかもあり、心に染みます。

そういえばGTAサンアンドレアスにおいても、秘密裏に地雷が輸出されている現場を目撃した主人公が、「このままでは大勢の人が犠牲に……」と呟くシーンがありました。さんざん一般市民を巻き添えにしてきたおまえが言うな! と思わないでもないですが、過激なゲーム内容とは裏腹に、主人公のモラルみたいなもの(かたよったモラルではあるんですが)をちゃんと描写してくれるそのバランス感覚こそ、私がこのシリーズを好きな理由の一つでもあります。

あと、主人公がおっさん顔でおっさんファッションがすごく似合うというのが良いです。かっこよくて着せ替え甲斐があります。
やはりファッションは中高年のためにあるものだと実感いたしました。私ら若造がどんなに着飾っても中高年、とくにご老人には勝てません。ヨウジ・ヤマモトもアン・ドゥムルメステールも自らのファッションショーに老人モデルを起用しておりました。
ご老人方は存在自体がひとつのモードでありヒストリーであり、ポエトリーでもあります。自分で言っててなんだかよく分かりませんが、とにかくそういうことなのです。

そうそう、ちなみにゲーム内ラジオでは、ちゃんとシャネル等の名門ブランドのデザイナーを勤める重鎮カール・ラガーフェルドがDJ役で出演している番組K109を聴いていますよ! カールおじさんが普通にDJをこなしてて素晴らしいです。やっぱり多芸多才な人です。
 

雑記 | 2008/11/07(金) 19:17 | コメント(0) | トラックバック(0)
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