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アンブリッジ教授のアフタヌーンティーと北浜レトロのクリームティー
《森 光年》
今年6月にオープンしたばかりのハリー・ポッター スタジオツアー東京に今秋アフタヌーンティーが登場するというニュースが流れてきたのですが、その内容にびっくり。

なんとまさかのドローレス・アンブリッジ推しです!
アンブリッジといえば物語の後半、魔法省からホグワーツ魔法魔術学校に派遣されてきて恐怖政治を敷く作中屈指の腐れ外道キャラ。
彼女の陰湿な活躍がトラウマになっているという方も少なからずおられるのではないでしょうか?
ある意味ヴォルデモート以上にインパクトのあった悪役をフィーチャーするとは、企画している人たちの本気を感じますね。
人気作品のうわべだけを利用して金を稼ごうという低い志ではこんなアフタヌーンティーは逆立ちしたって考えつかないでしょう。

こちらのスタジオツアー東京のレストラン、噂では今夏本格的な英国料理を提供するフェアーを成功させたロイヤルホストと同じグループが運営しているとか。
メニューに英国好きをうならせる渋いディテールがちりばめられているのを見るとそれも納得です。
今回のアンブリッジ教授のアフタヌーンティーにもソーセージロールやコロネーションチキンのサンドイッチが含まれていてさすが。
ソーセージロールはソーセージの中身だけをパイ生地で包んだ英国定番のB級グルメ。
コロネーションチキンはエリザベス2世女王の戴冠を記念して王室がレシピを発表したカレーマヨネーズ和えのチキンで英国定番のお総菜。
サンドイッチの具としても親しまれています。
一方でスタジオツアー東京内のカフェ等のスイーツが英国菓子と関係なさすぎることに不満がありましたが、このアフタヌーンティーに関してはトライフルや糖蜜のタルトを入れるなどして改善がなされていますね。

考えてみればもうすぐハロウィンシーズン。
ハリー・ポッターファンの皆さんはこのアフタヌーンティーでアンブリッジ教授のトラウマを蘇らせてみてはいかがでしょうか!?


そんなわけで森光年なんですが、大阪の大人気ティールーム『北浜レトロ』(→インスタグラム)で先日お茶してまいりました。

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訪問したのは8月末。その前は7月頭でしたからまあまあいいペースですね。
このところ半年に一回、サマープディングとクリスマスプディングの時期だけイートインする客になってましたからね…(テイクアウェイはちょいちょいしてましたが)

今回はクリームティー(スコーンとジャムとクロテッドクリームの組み合わせのこと)を。
北浜レトロのクリームティーは通常は生クリームですが+100円でクロテッドクリームを追加できます。
スコーンといえばクロテッドクリーム必須なんですが、日本では入手困難だった時代の名残で昔からやってるティールームの中にはいまだ生クリームのところもあります。
+100円にしてはたっぷりのクロテッドクリームが出てくるレトロですが、スコーンもかなりの大きさのため二つ分には十分とは言えず。
そこで今回はプレーンのスコーンとパイン&ココナッツのスコーンを選択しプレーンにはクロテッドクリーム、フルーツスコーンには生クリームという戦法を試してみましたがこれがなかなか良かった!
フルーツスコーンがケーキ感覚で食べられますし生クリームも無駄になりません。

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北浜レトロの食器はすべてウェッジウッドで、今回のティーカップはコーヌコピア。
古代ギリシア・ローマにおける豊穣のシンボルであるヤギの角をモチーフとしたシリーズです。

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北浜レトロの外観と内部。
明治時代に株の仲買人のクラブハウスとして作られた建物が様々な変遷を経て現在のオーナーに手に渡り、90年代にティールームとして改装されました。
二階入り口に掲げられている紋章は英王室の。
紋章中央のシールドのアイルランドの竪琴の形状からおそらくエリザベス2世女王以前のものと思われます

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人よりもクマの方が多いと言われる店内はいたるところテディベアだらけ。
行く度に増えてるような気がしてくまなく探してしまいます(クマだけに)。
今回はレジ上に鎮座していたつぶらな瞳のラブリーなやつを見つけました。
行列の絶えない大人気店ですが、店内にさえ入ってしまえばクマ探しで待ち時間も苦になりませんので皆さまもぜひ!

雑記 | 2023/09/16(土) 19:43 | コメント(0) | トラックバック(0)
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